「Wi-Fiってなんですか?」と聞かれて説明できる?
たまたま、タイトル画で見かけたんですが、東京の公衆電話ボックスにはWi-Fiアクセスポイントを兼ねてるものがあるんですね。
大昔、公衆電話にモジュラーケーブル端子がインターネット接続用に用意されていた時代が懐かしい(笑)。あ、まだどこかには残ってるみたいですね。ただ、これも来年ISDN廃止に伴って消えゆく運命。
本来のWi-Fiの意味を分かりづらくさせるサービス達
ここ最近、僕のFacebookのウォールにこんなのが立て続けに出てくるようになってきた。
この2つのサービス。そもそも、◯◯Wi-Fiというサービス名がアカンとおもうんですよね。
みんな、勘違いしちゃう。
上のサービスはWimaxを使った通信サービスなので、実際にWimaxの電波が取れるかどうかの確認が必要不可欠。どこでも使えるという代物ではない。
あと、後者はdocomoの4G/5G電波を利用したサービスだけど、1日の上限を4GBにしているので、こんなの自宅回線の代替利用なんかにしたらあっという間に通信制限かかります。なのに、”無制限”というキーワードが踊る・・・。アカンと思うけどなぁ。
インターネット接続サービス ≠ Wi-Fi
上記2つのサービスはいずれもインターネットに接続する環境を提供するためのサービス。利用するWi-Fiルーターがインターネット接続機能を兼ねているだけです。どうも、巷のサービスのほとんどは、
インターネット接続サービス=Wi-Fi
という位置づけで話をしているものが多い。時代の変化に拠るものかも知れないけど、ここは混同しちゃダメな部分だと思う。
インターネット接続サービスは、光回線やhome5G,Wimax等。
Wi-Fiは、提供されるネット環境を無線機器で利用可能にするためのもの。
Wi-Fiルーターだけを動かしてもインターネットには接続できません。
もし、接続できるのであれば、それはWi-Fiルーター自体がネット接続機能を持っています。Wimaxやhome5Gはインターネット接続とWi-Fiの機能を兼ねたルーターを用いたサービスです。おそらく、SIMが何かしら刺さってて通信サービスの契約をしているはずです。
Wi-Fiとは、無線でインターネット接続環境を整えるための仕組み
そもそも、Wi-Fiは無線(2.4Ghzもしくは5Ghzの周波数を用いて)でインターネット接続可能なLAN環境を整える為の仕組みのこと。Wi-Fiルーターが存在しない頃はすべてのパソコンがLANケーブルでスイッチングハブ等に接続されていましたが、それが今はWi-Fiのお陰で無線で接続できるようになりました。
公衆Wi-Fiやスターバックス等の店内Wi-Fiが整備される前の時期は携帯のデータ容量も使用量を気にするプランが多かった為、みんな、こぞってWi-Fiのあるお店を探して使ったりしてましたがここ最近はそうした事もしなくて良くなってきましたね。
公衆Wi-Fiは乗合バス感覚。セキュリティを担保するならテザリング。
公衆Wi−Fiはアクセスポイントを一般に公開しているので悪意を持った人がいるかどうかなんて分かりません。暗号化された通信だけであれば盗み見されたりCookieを盗んだなりすまし等にあうことはありませんが、一応、公衆Wi-Fiを利用する際にはそうしたリスクがあることは知っておいた方が無難。
公衆Wi-Fi環境でオンラインバンキングを使うとかがアカンと思うのですが、どうしてもやらなければならない時は自身のスマホのテザリングを利用した方が安全です。テザリングなら、パスワードをきちんとかけておけば他者が共用するようなことはまずありません。
Wi-Fiの意味を理解した上で安全に
話が段々とセキュリティ寄りになってしまいました(笑)。
Wi-Fiの意味を理解した上で、各種サービスや公衆Wi-Fiを活用しましょう。安全に利用できれば、各種Wi-Fiサービスは本当に便利です。
インターネット接続のことやWi-Fi環境の整備は、今時のルーターは優秀なので繋げばすぐ使えるようになっていますが、SS-IDやパスワードを使いやすいように変更したり、Wi-Fiルーターをアプリで一括管理できるようになったり、と、知っておいた方が便利になることも沢山あります。
詳しく知りたい方は、いつでも声掛けてくださいね(笑)。
ネットワークとセキュリティの事は、他のどんな事よりも嬉しそうに話してる僕がいると思いますw。