ITリテラシーに欠かせない”予測力”

車の運転免許を持っている人はきっと、教習所で免許を取りましたよね。
一発免許の人もいるかも知れませんが、それはそれで(笑)

教習所で痛いほど何度も何度も教えられたことって覚えてますか?
そう。
”運転予測” や ”〜だろう運転をしない” というキーワード。
忘れちゃったという人、教習所へ通い直してください(笑)。
事故を防ぐためには、対向車がどういう動きをするか、突然人がとびだしてきたりしないか、とか。 
あと、”〜だろう運転”は、”きっと止まってくれるだろう”という希望的予測をしないことを徹底的に叩き込まれました。

皆さんもそうですよね?(笑)。そうじゃないと事故にあうので気をつけてくださいね。

とまあ、そんな話はさておき。
今の時代、インターネットを使い倒す為に欠かせないITリテラシーにも同じ事が言えます。



宿から届いた1通のメッセージ

宿泊予定の宿からbooking.com経由で1通のメッセージが届いた。(一部隠してます)

アプリ内メッセージで同じものが出てきました

内容は、簡単にいうとカード認証がうまくできなかったので、再度認証してみて欲しい。URLも入ってます。うまく認証できないのであれば、宿泊がキャンセルされる可能性がありますよ、といった感じ。

本当はダメなんだけど、一応、入ってたURLにアクセスしてみると、宿泊日も宿も合ってる。ただ、金額表示がなぜかユーロ€。

ここでどう考えても怪しい、と思って調査開始。
詳しくはFacebookで書いたのでそちらを見て頂きたいのですが、色々調べた結果スパムメッセージだと確定。宿にも確認が取れました。

予測力を働かせるには?

怪しいと感じ取るには、

  • 宿とこの運営サイト間でどういう決済手順になっているか

  • メッセージを送信できるということは、なりすましされているか?

  • そもそもなんでユーロやねん

etc……….
こういう詐欺目的のスパムって、変な日本語や、本来なら入っているべきユーザー情報が入っていないなど、小さなほころびが必ず何処かに隠されています。そこに気づくことで、不用意にURLをポチってカード情報を突っ込んだりする過ちを防ぐことができます。

検索でも大切な予測力

同様に、誰でも1日に何十回と使う”検索”でもこの予測力がとても大切。たとえば、先日大きなトラブルが起きた全銀システムの経過を調べたいとおもったら、”全銀システム トラブル”といったキーワードを考える前に

  • 全銀システムのサイトに大本の情報があるはず

  • おおよそのシステムの全体像がどこかに出てるだろう

  • 接続するRCという仕組みが怪しいのでその辺を中心に

だいたいこの3つを先に考えてからキーワードをあてていく、とか。

旅行先の事を調べるにしても、

  • 前もってGoogleMapでおおよその距離感を把握しておく

  • レンタカー代金や宿泊代金も予想額を先に立ててみる

  • 航空会社なら同じルートを飛ぶエアラインを前もって把握する

といった条件等を前もって予測してから調べていくと全く何も考えずに調べるよりもぐっと短い時間で欲しい情報を集めることができます。

予測力を高めるには経験値を増やす

こうした予測力って、誰も教えてくれないんですよね、悲しいことに。
自分で何度も何度も使い込みながらいろんな経験をしていく中で予測力を高めていくのが一番確実。

車の運転を思い出してください。
初心者マークの頃は周囲が全く見えていないけど、運転に慣れてくると運転予測もあれこれできるようになってくるし、前もって予測できているから、すぐにブレーキを踏む事もできる。

自分の身を守ったり、時間を有効に活用するためのITリテラシーに欠かせない予測力って、この車の運転と同じで、経験値を増やしていく中で高めていくことができます。

ITが苦手ですとは言わせない

ここで、ぜひ意識してほしいことは”苦手意識”を持たないということ。
自分で”苦手”意識を持ってしまうと、ITリテラシーは伸ばしたくても伸びません。自分で制限をかけちゃうことがほとんど。

子どもたちを見れば分かるように、遊ぶかのようにITツールやサービスを使いこなすことができるように、誰でも使えるようになっている仕組みがほとんど。中にはそうじゃない不便なものもあるけど、それは後回しでOK。

今の時代をリスク回避しながら楽しく過ごす為に欠かせないITリテラシーを伸ばす為にも、ぜひ、自分の中にある”苦手”というフレーズは捨ててください。


どうしても、自分だけでは苦手意識が捨てされない時はいつでも声掛けてくださいね(^^)。

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