放置されないためのネットワーク技術
ある日突然、「自宅のWi-Fiルータが有料になる・・・・」
一通のはがきが届いたんだけど、どうしたらいいの?って連絡が届いたので、通知の内容がウェブにでているか確認してみたら見つかった。
光回線を引く時に必要な機器の1つで、Wi-Fi環境を提供してくれるのだけど、この機器を今まではスマートバリュー適用で無料だったのだけど、半額にさせて欲しいというお知らせ
選択肢を与えてるようで与えてない
これ、お客さんに自由に選んでもらっているような体裁を出してますが、やり方としては至って不十分。
本当にお客さんのことを考えるのであれば、
そもそも、値上げに至らざるを得なくなった理由を伝え
メリット&デメリットと共に取りうる選択肢を明示
止めるときに必要となる手順を概略でもいいので、伝える
おおよそ、この3つは最低限でも伝えるべきだと思いますが、実際には1の値上げ理由のみ。
Wi-Fiオプションサービスも9割方のユーザーにとっては無用の長物でしかない。テザリング使えばほぼどないかなる話。
ということで、僕がauの代わりにまとめると(笑)、
資材高騰やメンテナンス等を考えて有料化したい。ついでに古い1G対応の機器を新しいホームゲートウェイ(HGW)に切り替えを進めたい。
続けるメリットは”何も手を入れなくていい”こと。今のままで安心して使い続ける事ができる、
デメリットは、HGW入れ替えに伴って、別途Wi-Fiルータの購入とauひかりへの接続情報の設定をNTTのONUへ行う必要がある接続機器を外す際にONUへログインして各種項目設定等を確認。ただ、ipV6接続であれば特段の設定作業はほぼ発生しないかも(要確認)
ざっくりいえばこんな感じ。
シンプルな結論としては、
「月額330円は追加で払ってね♪。スマートバリュー適用じゃない方も少し値上げになるけど許してね♪」
といった話に納得できるのであれば使い続ければいいし、なんかモヤっとするのであればHGWを止めるというのも選択肢。
自分が使っている環境のネットワークだけでも理解する必要性
誰もが光回線を使い、ONUやこうしたHGW製品、Wi-Fiルーターを使っている時代だからこそ、回線提供事業者の言われるがままにされないためには自分が使っている環境をどのように整えることができるのかを知っておく事が欠かせない時代になってきたような気がします。
今どきの子供達は、高校の授業なんかでもネットワークの基礎的な事は学ぶのこれから先の時代はきっと大丈夫(^^)。
ただ、こうした時代の谷間にいる僕たちのような世代はなかなか厳しい。
放置されないためのネットワーク技術は必要だけども・・・
人々が暮らす上での基礎インフラとなった通信回線。事業者の技術者はあまり一般の方々向けに話すのが得意のではないので、どうしても言葉の谷間が生じてしまう。
可能な限りが使う側が情報武装するのが理想。必要最小限でもいいので、自分が使っている通信環境の作り方を理解しておく。
それが難しいと思ったら、”本当に理解してる人”の話題やnoteを参考にしながらも、知ろうとしてみる。それだけでも、事業者側に対する違和感を感じられるようになると思います。
勉強と思うと難しいけど、自分が置かれてる環境に少しだけ興味を持ってみる。そこからでいいと思います。
そのうえで、どうしてもダメだと思ったら、技術者やサポートセンターを頼りましょう。こうした技術を持った人達が一番困るのは、”全く知らない人”とのやり取りで言葉が通じないこと。
その部分だけでも、使う側が技術者に少し寄り添ってあげるだけでもやり取りがスムーズになって、よりよい解決策に近づくことができるようになります。