生活者が喜ぶ広告の仕組みってなんだろう?
最近、ニュースメディアのサイトを見ていると時々でてくるようになったこれ。
ここ最近、多くの新聞や雑誌媒体のサイトで採用され始めたからどこかが開発したパッケージ機能だと思います。でも、利用者目線で見ると、
「そこまでして読む必要ないもん」
ってサイトを離れるきっかけになると思うのだけど、どうなんだろう。
テレビ局の新たな収入源?
最近、テレビで3つぐらいの選択肢を用意して電話をかけさせるという懸賞を時々見かけます。
これ、67コールって仕組みを使っていて
”0067”で始まる番号に電話をかけると1通話に付き◯◯円がテレビ局に入る仕組みです。
0067って番号を聞いたこと無かったので調べてみたらこのサービスを知りました。
提供側がある程度自由に1通話当りの料金設定が可能になっているらしく、懸賞毎に金額が異なります。
これ、少ない予算でテレビ局が収入を得られる仕組みだよね。
3万円のプレゼントに1万人が応募してくれたら、1通話50円として50万。
システム利用料を差し引いても恐らく8割程度は残るかな。
この仕組みも中身を知ってしまうと、このわざわざこの番号に電話して利用料を支払ってまで懸賞に応募しようとは思えない。
広告は広く遍く”伝える”メディア。
情報の少ない時代であれば、テレビやラジオの広告が購買動機になることも多かったけど、今は、情報過多だし、そもそも、購入意欲自体も無いのが前提。自社の商品PRとか、提供者目線の言葉は、ほんっとうに入ってこない。
意味なんてない。届けるのが広告なんだから。
意味のない動画かも知れないが、
タケモトピアノの新しいCMや、
こういうのとか。
意味はないけど、見た人に刺さる。
何より、作っている人達が楽しんでいる感じも伝わってくる。
結果的にピアノを売る時や、スーパーの棚を見た時に、脳内にこの動画が再生される(汗)。
見て、楽しめて、刺さる。
商品がどうとかこうとかは後から分かるし、一人ひとり感想はきっと違うので、手にとってもらって、良ければ、商品のPRはお客さん自身が発信してくれる時代。
広告は、購入への一歩目のハードルを下げてくれる大切な存在。
余計なこと扱いされないよう、いつも生活者・見る側の目線だけは失ってほしくないですね。
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