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30年前に体感したDXの原点

DX(デジタル・トランスフォーメーション)の定義

DX(デジタル・トランスフォーメーション)についての基本的な考えはこの経済産業省のレポートが原点かつ、きちんと理解する事のできる資料です。

30年前に感じたDXの原点

DXという概念は何もあたらしいことではなく、コンピュータ・システムを使って営業の販売情報支援の仕組みを整えることで、営業担当者の実績が数倍に上がったり、受発注の仕組みを大幅に改善して現場での負担を軽くするなども、今で言えばDXの1つ。もちろん、今であれば実際に購入してくれるお客さんが喜んでくれるような仕組み作りもできるが、当時はスマホも何もない中で

入社1年目で担当した営業支援システム

システム開発会社に就職し、最初に関わったのは全国の酒販店が販売している実績を集めたデータを加工・編集し、酒造メーカーの営業担当者へ提供する仕組み。
それまで営業担当者が使っていたのは印刷された販売実績リストだけど、手元に入るまでのタイムラグがあったので、なかなか効果的な営業に結びつけるのが難しかった。
そこで、毎日最新のデータを営業所内のオフコンで受信し、翌日には営業支援用のデータとして担当者が営業現場で活かせることを目的にした。

全営業マンの”キラキラ”目線は今でも忘れない

入社1年目だった僕はまだシステム開発もプログラミングも言われることをやるだけで必死だったころ。
そんな時に上司から、
「お前がユーザー説明会を担当しろ」
って言われて、実際に説明会を開いたところ、10数名の営業担当者が目をキラキラ(ギラギラ?)させて僕の説明やシステムを食い入るように見てくれた。あの時のキラキラした目線と、システムを使い込む!ことへの意気込みは、30年経った今でも鮮明に思い出します。

DXの本質は使う側の人間力

結局時代が変わろうと、コンピュータの性能やインターネット環境が当たり前になったとしても、使う側の持つ人間力・顧客を喜ばせたいという気持ちが何よりも大切だというのは、30年前から何も変わってないのかも知れません。

DXに限らず、ITベンダーの多くは時代に合わせて様々なキーワードを世に出してきますが、商いの本質が変わらない以上、導入を急いだりして焦る必要はありません。

「すぐ役立つことはすぐ役立たなくなる」

よく耳にするこの言葉は、IT技術者であればどこかで肝に銘じておきたいものの1つ。すぐ役立つ事だけじゃなく、本質的な事へ常に目を向け続けることで見えてくるDX・IT活用の取組があります。

今はこうして業界の仕組みとしてこんなものも提供されています。
あるものを活かすのもDXで大切なこと。

提案する側の僕達も常に情報収集が欠かせません。


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