元気で乳量も出る牛なんだが。。。
分娩から300日以上経ってて次の分娩予定もあるこの牛
牧場の誰よりも大きな乳頭で、今も30kg/日 以上搾れる超優秀な牛。
なんだけど、乳房炎にかかりやすくてここ2ヶ月ほど治療中で出荷できない状態。何度も何度も乳房炎を繰り返してる。
タダ飯食いは居場所がない
搾乳牛は経済動物なので、出荷できてなんぼです。
前回も治ったと思ったら1週間くらいでまた乳房炎になった。
なんとか頑張って欲しいけど、分娩予定までまだ日数があるのでもうそろそろ見極めせざるを得ない状況。かといってすぐに廃用(=お肉)にできるかといえばそうではないんです。
休薬期間は出荷できない
家畜は治療薬・動物ごとに「休薬期間」が定められていて、この期間を過ぎて薬が抜けないと食用としての廃用処理ができません。
簡単な説明は上のリンクにあります。
この牛も今月26日頃まで薬が残っているので廃用にはできない。
それまでに乳質が改善してくれたらいいんだけどなあ。
いくら搾れても出荷できなければ意味がない。
せつないけど、治療しても治ってくれないこういう牛もいるということで。