あなた、私の発情見つけられますか?
牧場で大切な仕事の1つが発情チェック。
21日周期でやってくる牛の発情をいかに見逃さずに見つけて、最適なタイミングで受精させるかが牧場でも最重要事項の1つ。
牛の発情も個性がいろいろと・・・
分かりやすい牛だと普段は何もしないのに搾乳中にちょっかいを出してきたり、あきらかに挙動がおかしい牛だとすぐに発情だと分かる。
でも、そうした挙動がなく、粘液の有無やちょっとした違いから発情を見ないといけない時もあって、こういう時にはスタッフでも得手不得手があり、得意な人はそうした違いをうまく見つけてくれる。
大規模農家では、発情発見もAI・機械化が基本
こうした発情発見の仕組みを使って、牛の頭数が多くても発情をチェックできる仕組みが用意されています。
発情発見が遅れる=機会損失
発情は21日に1回周期で、分娩から2ヶ月経てば次の妊娠に向けて受精可能になる。できるだけ間を空けずに受精・妊娠させることで、次の分娩に繋げることができて、安定して乳量を確保することができる。 反対に1回発情発見が遅れるとつぎの発情まで受精が遅れるので、乳量が低下しても搾り続けることになって、牧場経営的にはあまりいいとは言えない状態。
ある程度のお金をかけても発情チェックの仕組みを導入するのは、こうした理由からです。
僕はこの発情発見がどうにも苦手(^_^;)。何度見ても、挙動のない牛は見逃してしまう。 どうすればすぐに見つけられるのか・・・。
まだまだ修行中です(笑)。