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【感想】NHK 歴史探偵「姫路城ナイトツアー」を視聴しました

2023年9月13日(水)22:00~22:45、歴史探偵「姫路城ナイトツアー」を視聴しました。

<始まる前に>
今日はお城の話です。
旅行や出張で観光するとき、まずはお城を探します。

<NHKのあらすじ>
普段入ることができない夜の姫路城に潜入調査!
夜ならではの実験で従来の常識を覆す新発見が!
昼間とは全く違った顔を見せる姫路城に隠された真実に迫る特別ナイトツアー。


■姫路城ナイトツアー

●スタジオで
姫路城は行ったことありますか?
佐藤所長「残念ながら行ったことないです」
誰も見たことがない夜の姫路城を調査しました。
まずは、いかに守りの固い城なのかを昼の姫路城で見ていきます。

■鉄壁の守りを体験

●菱の門
クイズです。なぜ「菱の門」というのでしょうか?
答えは、上に「菱」のデザインがあるからでした。
菱の門をくぐって城の中心部へ向かいます。
大天守を目指して歩くと、壁にたくさんの「狭間」という鉄砲で敵を狙うものがあります。
様々な場所に狭間が997箇所あります。
だんだん、門をくぐるたびに道が狭くなり、何度も折れ曲がって、狙い撃ちされます
大天守の高さは32m、石垣を含めると47mこれは15階建てマンションと同じ高さです。
大天守は地下1階、地上6階です。

●地下階
230畳、普段は武器庫として使われていました。

●1階
敵を撃退する仕掛けの格子窓になっていて狙い撃ちできます。
格子窓「破風」とよばれる屋根の粧飾のなかにもあり、攻撃拠点にもなっています。
クイズです。
格子窓の断面が8角形になっているのはなぜ?
答えは、鉄砲で広角に狙うことができるためです。
さらなる仕掛け、石落としが待っています。
真下に鉄砲を構えて石垣を登ってくる敵を狙うことができます。
実際は、石より、鉄砲や弓矢を使ったと言います。
2階は1階とほぼ同じ作りです。

●3階
天井が高く、部屋が区切られていないため、見通しが良いつくりです。
4階、5階は狭いスペースになっています。

●最上階の6階へ
窓が多く、広さ、約70畳です。
9km離れた瀬戸内海まで見通せ、見張り台としての役割も果たしたことでしょう。

■狭間の秘密とは?

●スタジオで
千田嘉博さん「江戸の初めに作られた守りの粋を凝らした城です」
スタジオに登場したのは姫路城の狭間を再現した模型です。
所長に狭間から鉄砲で敵を狙っていただきます。
視界が狭く、前を通る敵は一瞬しか敵が見えません。
佐藤所長「狙いがつけにくい」
千田嘉博さん「ピンポイントで同じところに弾が行くので、だれでも効率よく敵を撃退できました」
佐藤所長「数がたくさんあるので、どこを通っても狙われます」

■夜の潜入調査

午後8時、ライトアップされた美しい天守の姿を街のどこからも見えます。

●菱の門
・千田嘉博さん
「門の下は隙間が空いていてやっつけることができるのです」
夜の姫路城だから分かる、さまざまな守りの工夫があります。

■狭間の秘密を検証

レーザーポインターを使った検証で、どこからどう狙っているか分かります。
実験は道で行いました。
レーザーポインター鉄砲隊がスタンバイ、敵が攻めてきます。
ところが、道を歩いている人を狙っているのではありませんでした。
どこにレーザーポインターが当たっているか探していきます。
すると、壁や屋根のところにレーザーポインターが当たっています。
狭間から狙ってみると、屋根の上を狙いやすいことがわかります。
敵が屋根を登ってくるところを狙って撃つものだとわかりました。
つまり、道を通らずに意外なところから登ってくるのを警戒するためのものでした。

●スタジオで
千田嘉博さん「実験ではじめてわかりました。大発見です」
佐藤所長「本当にすごい」
夜の天守にはどんな守りがあるのでしょうか。

■大天守に潜入!

「流し」がここにあるのはなぜ?
女性空間だったのです。
女性が色々な作業に従事していたことがわかります。
落城寸前の天守には女性が集められていました。
「おあむ物語」大垣城の女性の体験談
首を天守に集め、洗ったり、お歯黒をつけたりしていたので、流しが必要だったと考えられます。
千田さん「夫や息子が大名を裏切らないように人質でもあったのです」

●3階へ
ここは内部まで攻め込んできたときの最終防衛ラインだったのです。

●潜入した敵を撃て
敵が3階から4階を目指すとき、ずっとレーザーポインターで撃たれています。
3方向から狙い撃ちされてしまうのです。
石打棚といわれる場所は、侵入した敵を狙うことができました。
武者隠しも設けられています。
防衛ラインが作られていたのです。

●最上階へ
窓を開けて夜景を見てみます。
夜の姫路城ならではの絶景でした。

●スタジオで
佐藤所長「難攻不落、夜だからわかりました」
姫路城は、一度も攻められたことがなかったため、400年耐え続けました。

ーーーおわりーーー

次回は「北条100年王国の秘密」9月27日(水)放送です。

■感想

大発見かどうかはわかりませんが、夜の姫路城から意外な事実がわかり、大変ためになりました。
姫路城といえば、子供の頃かすかな記憶の中に見学した覚えがあります。
兵庫県にあるんですね、岡山県だと勘違いしていました。
中国ではなく、関西の防衛拠点だったということか、ガッテン。
池田輝政のお城だったというのは、宮本武蔵の歴史小説で読みました。
一度も戦火に会ったことがないというのも珍しいですね。
お城見学は5年前に彦根城に行ったのが最後です。
最近は旅行に行っていないので、復活させたい今日このごろです。


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