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【感想】NHK大河ドラマ『どうする家康』第33回「裏切り者」

2023年8月27日(日)20時『どうする家康』第33回「裏切り者」を視聴しました。

<始まる前に>
石川数正の出奔の真相が描かれそうです。
そして、真田昌幸の登場です。

<NHKのあらすじ>
家康(松本潤)は小牧長久手で秀吉(ムロツヨシ)に大勝。
しかし秀吉は織田信雄(浜野謙太)を抱き込んで和議を迫り、さらに人質を求めてくる。
そのうえ、秀吉が関白に叙せられたという知らせが浜松に届き、家康は名代として数正(松重豊)を大坂城へ送る。
そこで数正は、改めて秀吉の恐ろしさを痛感。
徳川を苦しめる真田昌幸(佐藤浩市)の裏にも秀吉の影を感じた数正は、決死の進言をするが、家康の秀吉に対する憎しみは深くーー。


■プロローグ

●小牧・長久手の戦い
■ナレーション(寺島しのぶ)
「天下の覇権をめぐって羽柴秀吉との決戦におよんだ我らが神の君は、見事なる大勝利をおさめたのでございます。が、秀吉は的を織田信雄に絞り、その家臣を次々に調略し、領国を執拗に攻撃、それに耐えきれなかった信雄は、あっけなく・・・」

●伊勢・羽柴秀吉の陣
所領安堵が約束され、織田信雄に対し、秀吉と秀長(佐藤隆太)は人質つまり養子と共に家康を来させるよう要請しました。

●三河・岡崎城
和睦の文を受け取った家康は、勝利をしたのに和睦しなければならなくなり、秀吉の出方を見るため、石川数正(松重豊)が代理で協議することになりました。

---曲---
稲本響

■岡崎城で

(ナレ)「秀吉との談判を終えた数正は、岡崎に戻り・・・」
石川数正は家康に報告します。
多くの金が懐柔のため強制されました。
酒井忠次は徳川の結束の強さを自慢します。
養子の話は、お万(松井玲奈)との子・於義伊とすることになりました。

●岡崎城下・数正の屋敷
数正の息子・勝千代が於義伊の付き添い役として行くことになりました。

■信州・木曽山中

天正13年(1585年)5月
真田昌幸は、北条に沼田を与え、越後の上杉と手を組んだが役にはたたず、我らが蔑ろにされたと苦労を話します。
手伝えることがあればなんなりと、秀吉はまもなく天子様の代わりになるからと、秀長は昌幸に話します。
(ナレ)「天正13年7月、驚くべき一報がもたらされました」
秀吉が関白に任官されました。
公家の最高職、征夷大将軍より上、聞いたこともない役職、名実ともに信長を越えました。
家康家臣等は、秀吉関白就任で、いろいろ数正の話をしています。


(感想)
関白就任が突然発生するとは思えないので、徳川も承知で動いていたんでしょう。
それにしても、百姓出の秀吉が関白になれるというのは、公家にとって、驚愕のことだったのは間違いない。
藤原氏しかなれない関白であり、秀吉は藤原氏の子孫ということですから、たまげるでしょうね。

■大坂城

石川数正は秀吉と、相対します。
右腕として働けという秀吉に、主は徳川であると答えます。
和睦しただけで臣下の礼をとったわけではないと反論します。
関白の力がいかものかを誇示しますが、北条などと連携すれば関白の軍勢にも負けないと反論します。
真田が居座って動かない、力づくでどかすことができるだろう、しかし裏から真田を助けたらどうなるかと秀長は問います。
真田ごときに負けたら徳川はえらいこと、もう一人人質を出さなければ三河、遠江も焼け野原と考えよと脅します。
寧々(和久井映見)は、百姓のでであることを忘れるなと秀吉を戒めます。
寧々は、秀吉も乱世を沈めたい、戦は懲り懲りなんだと話します。
寧々からつまらぬものと、数正の妻のため、豪華な櫛が贈られました。
重たい具足を脱ぐときではないかと説得されます。

(ナレ)「その年の夏、真田が徳川より離反。上田合戦勃発」


(感想)
ラスボス登場、寧々がキーマンかあ。
なるほど~

■信濃・上田城

(ナレ)「武田信玄、勝頼に仕え、武田滅亡後も絶えず謀略をめぐらしながら、その古塁を守り続けてきたのが真田昌幸とその二人の息子」
真田信繁(日向 亘)と真田信幸(吉村界人)の二人が、徳川との合戦に臨んでいきます。
(ナレ)「信玄の権謀術数を最も受け継いだのは、この真田親子かも知れませぬ」
鳥居元忠(音尾琢真)は、背後に助けているものがいる、勝てないと反論します。
本多正信は、豊臣という姓を名乗り、国替えを行っていると話をします。
岡崎決戦、籠城なら2、3年もつ、十分に勝機はあるという意見が大勢です。
家康は、これ以上人質は送らず、岡崎決戦に備える、と決定しました。
数正は、秀吉の下に参上しひざまずけ、名実ともに織田家を越えた、秀吉の天下は崩れぬ、岡崎は焼け野原、勝ってはおらん
どちらが勝ったのか誰の目でもあきらかだ、と強く言上しました。
やはり調略くされたのかと、家臣等は怒り心頭です。
家康に、秀吉に劣るか問われた数正は、人身を操り、関白まで手に入れた、化け物には叶いません、臣下に入るべきと答えました。
岡崎城代として従えないという数正に、家康は、ならば岡崎城代の任を解くとまで言いました。


(感想)
解任が提示されたらさすがに資料に残ると思うので、解任は無さそう。
真田昌幸は、これから頻繁に重要な場面で登場してきそうなので、注目ですね。
なかなか狡猾そうに描かれそうです。

■酒井忠次と数正
秀吉にひざまずけば手に入れたものすべて失うという酒井忠次に対し、数正は、乱世が終わるのは国が無くなるということ、遠江も甲斐も信濃も、説得するのも殿の役目だ、と数正は反論します。

■家康と数正

家康は数正が幼い頃苦手だったことを話し、その御蔭で今があることを打ち明けます。
勝つ手立てがかならずある、数正がいなければ出来ないと説得します。
王道を持って覇道を制するのは自分にはできないと言うのかと数正に述べます。
数正は、「家康を天下人にすることが我が夢だ。老体に鞭打って大暴れいたしましょう、どこまでも殿といっしょ、羽柴秀吉なにするものぞ!」
家康は立ち尽くすだけでした。


(感想)
ここまで見ると、逆スパイとか、秀吉の陰謀ということでは無さそうです。
家康摩り替え前を知っている数正は、そろそろ出奔するつもりだったというのも有りかな?

■数正出奔

数正は鍋に良いなと言い、一枚の手紙を残し、館を出ていきました。
「石川数正、その妻子、その家臣、出奔いたしてございます」
寧々から嬉しいと言葉をかけられる鍋と数正、
秀吉は石川出雲守吉輝と名を与えました。
関白殿下に身を捧げると答えました。
「関白殿下、是天下人也」という手紙が館に残されていました。


(感想)
やはり、寧々の力が大きいということでしょうか?
次回、出奔の理由がわかるということですね。

----つづく----

次回はどうする家康 第34回「豊臣の花嫁」9月3日放送です。

■感想

数正出奔原因については、次回のお楽しみということで終わりました。
資料が残っていないだけに、どう描かれるのか次回次第ですね。
ここで寧々、北政所が登場するのは、関係ありなんですかね?
興味津々ではあります。
そして、貴族が衰退し、武士が権力者になっていく時代です。
関白という位も自由自在、藤原なにするものぞというのは面白い。
世界最強ともいわれる戦国時代の武将、海外に目を向けるのも当然ですね。
朝鮮出兵をどう描くのか、描かないでスルーするのか、見ものです。
思うに、このドラマではスルーしそうです。


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