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政治家が稲妻に撃たれれば革命家になるかも?

先ほど村の上空を線状降水帯が通過した。無数の龍か蛇のような足を伸ばしつつ雷鳴雷光、激甚な雨、上下左右の突風を地上にたたきつけながら。わたしは目の当たりにしようと、軒下に出て天地晦冥に対峙したが、雷鳴とたたきつける稲妻が、かつて知っているものと全く異なることを身体で感じた。一つの雷鳴を十から数十束ねたような圧倒的な轟きが地上を揺さぶるのだ。天気図のオレンジ色で示される高圧の電位帯部分はここ20年くらいの現象ではないか。体験したことの無い圧迫感が襲って来るなか、稲光と稲妻と雷鳴、突風と豪雨に対峙した。かのマルチン・ルターは稲妻に撃たれたことがあるらしいが、プロテスタンティズムを拓きキリスト教をたち割った。私も巨雷の裂く空気の音を頂け、滞っていたポンチ絵を完成することができた。なんとか国会議事堂の上空に暗黒線状降水帯を停滞させて、稲妻に撃たれる政治家が10人でいいから出てほしいと思う。

マルチン・ルター製造機

■画像はヤフー雷雲画像より。

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