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走りながら思想しよう・“中今”考1.

“中今”という概念は前から知っていたが、単なるゾーン意識や瞑想における“定(じょう)に入る”ことと同じカテゴリだと思っていた。世界的な量子物理学者である保江邦夫氏(ノートルダム清心女子大学名誉教授)の『願いをかなえる「縄文ゲート」の開き方』という2019年出版の本を読んで、中今という言葉がぐぐっと身近に入り込んできた。数十冊の著書はいずれもかなりぶっ飛んだ内容なのだが、単なるスピリチュアル家でなく世界的量子物理学者兼スピリチュアリストなので、妙にしっくり頭と心に入って来て、次々と読んでしまうのだ。しかもその内容たるや、スピリチュアル世界と厳密な量子物理学が見事に融合した独自の境地に達しており、著書は全て重版を重ね、図書館でも全著書貸し出し中のことが多い。
まず気持ちを鷲掴みされたところは、

『陰陽師の家系に生まれたものとして、僕が体験的に身につけてきたことのひとつが、宇宙にお願いして、宇宙に願いをかなえてもらう方法です。もちろん、宇宙というのは完全調和の神様の世界のことで、宇宙を味方につければかなわないことはありません。
これまで説明してきたように、この世に存在するすべての物や現象は、まず完全調和の世界で青写真ができ、それがこの世に具現化したものです。
素領域理論で科学的にご説明すると、まず完全調和の世界にひな型ができて、そこにエネルギーが注がれて素粒子ができ、その素粒子の組み合わせによってさまざまな物や現象が生じている、というわけです。
すべては、あの世の側でつくられたものなのです。もしあなたにかなえたい願いがあるとすれば、それをかなえる最良の方法は、あの世の側にその思いをしっかりインプリントすることです。そうすれば、あとは何もしなくてもそこに宇宙からのエネルギーが注がれて、この世に具現化されてきます。これがいかなる願いもかなえることができる仕組みなのです。』
すごい説得力です。私は村上春樹氏の『騎士団長殺し』の中の『時間を味方につける』という言葉の回答をやっと見つけた気分です。


保江氏は兵庫県にあった赤穂藩由来の陰陽師集団のリーダーの家系の方です。スピリチュアリストのDNAと世界的量子物理学者の頭脳が融合されていると思われます。



■画像はヤフー無限画像より。

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