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琥珀集14.

ゆき暮れて
みな一人となって
思い出の中の日の光と
人間関係の黄金色の暖かみに
あまりにも遅く気づく
今横にいるものが唯一と
その時知っていれば
自ら荒野と化さずにすんだものを
明日という名の夢
夢という名の明日
破れかぶれのこの命で
もう一度最後の海に乗り出す


■画像はヤフー、琥珀画像より。