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量子精神学の挑戦 エレクトロマグネティック・シャーマン 【体内聖地防衛戦】15. 参照:●『シャーマン』ジョーン・ハリファクス著 ●『電子洗脳あなたの脳も攻撃されている』ニック・ベギーチ博士著 《量子脳=シャーマン脳》
↔『シャーマン』↕ ■画像は、“呪術の竿に掛けられた柳のヒゲの捧げもの(イナウ)の前で、アイヌが見えざる世界に住まう精霊(カミ)に祈っている。”
“新月にも似た3日にわたる死、すなわち3年間の死は、個人の過去と如実に実感される超時間的な生命とのあいだの断然である。夢と幻想、狂気と病いは、新加入者の魂の喪失の原因となる。このように時間に支配される死すべき肉体から解放されたとき、魂は、教えと究極的な変容とに開かれている。魂は、精霊たちの非物質的な世界に住まう対応物を見ることができる。本質的に、これはシャーマニズムがになう使命の徴なのである。ミルチャ・エリアーデの言うところでは、死者との接触をもつことは自ら死ぬことなのである。……シャーマンが教えを受けるのはこの方法においてであり、それというのも死者はすべてを知っているからである。こうして死者は――精霊の状態に達す目的をもって――同じ死者となったシャーマンを援助するのだ。
動物や精霊、非人間とみなされる存在とのコミュニケーションは、シャマニズムの巫儀において果たされる。トランス状態において聖別された伝達の媒体は神もしくは精霊によって憑依され、神の伝達手段として利用される。シャーマンは、異種間コミュニケーションのための経路となり、精霊はシャーマンの肉体をこの目的のために借り受け、接収するのである。
……
アイヌ・シャーマンの世界観では、人間に属さない被造物および存在は神々(カミ〔カムイ〕)とみなされる――すなわち「神々は超自然的な属性を具える非人間的存在であり、入念に擬人化された姿で彼ら自身の神界に住み、神々は人間には見えないものの、人間たちと共通の土地を分かち合ってもいて、姿を変えて人間の許をしばしば訪れもする。動物とは、そんな変装した神々なのだ。」
アイヌにとっての世界は人間と神々の住む共通の土地であり、神々は自然によって表象されている。人間界は、神々に生存に必要なすべてを負っている。この関係は種族間の相互依存関係の一つである。シャーマンのみが、神と人の双方として振る舞うことができる。そこでシャーマンは、神々への経路であると同時に、種族のあいだに立つ存在となる。シャーマンは、様々な領域を相互に浸透する役割を果たすのである。”
■画像は“電波海岸。ジブチ共和国の海岸で、隣接するソマリアから安い携帯電話の電波を受信しようとケータイを宙にかざすアフリカ移民たち。ナショナルジオグラフィックより。