精神は蒼い地平を目指す
寒い寒い夜から立ち上がる為に
私は毎朝音楽を聞いて身体の中に火を焚く
次にコーヒーを飲み
まだ形をなさない蒼い煙のようなものを
胸の中に立ち昇らせる
敵国に落下傘降下した工作員のように
小さなエニグマ通信機で呼びかける
この荒れ果てた世界の
物陰や荒れ地の仲間に
歩き出そう巡礼に
一人でも戦地に赴こう
私たちの立てる行動の証が
あちらの祖先や友たちに
かぐわしい花を届けるから
太陽はいつでも
孤独な旅の友だから
蒼い地平への道をたどろう
青い影を背負ってゆこう
永遠の春という名の
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