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冬大佐詩集


私は
最大公約数でなく
最小公倍数で
生きている

一億人の立派な
歴史と実力ある民族が
少数民族にされつつある時に

手を下させた連中が
しょうもないことで
舞台を追われて
ほんとうは
ほっとしている時に

命とられた人々のことに
誰かが向き合わなければ
ならない
そうしなければ
この世そのものが
浮かばれないから

生きている私たちからも
昼と夜が奪われつつある
人でなくなってゆく人々の中で

あなたは
私は
その任務を
果たさなければ
ならない

もう
前世のように
傍観し
忘れ去ることは
許されない


■画像はヤフー昼と夜画像より。

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