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野性のエンジン8. “人間の放つ量子波が発酵肉を産むかもしれない”

週明けに発酵肉会合をM大学で行うことになった。K.M.教授、精肉会社社長、津山市担当者、県民局担当者と私。2月中旬の農水省勉強会向けの状況確認とブレスト。再来年度の助成金獲得のための研究開発を推進する。県内の統一教会系統の方々からの妨害可能性については教授と県民局の方がバイク仲間にて、慎重に進められるらしい。皆知っているのだ。利権をインビジブルに支配する層が県庁、県議会、県産業界、県内メディアを覆っていると。2年前のコ禍の中で世界的な食糧危機の情報が溢れた時(今現在も)、缶詰、瓶詰め、冷凍冷蔵、レトルトなどの業界にアプローチして総合食糧備蓄プログラムを農水省各部署に持ち込んだ。同時に政務調査会にもアプローチ。担当の方からまずは地元の衆議院議員からということで、T.A.議員を紹介されたので、議員会館に政策秘書を訪ねて、ポンチ絵をお渡ししたところ、非常に興味を持たれ、グループ内?にて協議するのでという反応。議員その人は地元でも愛想は良いが何もしないという典型的な派閥対応議員だったが、政策秘書は政策の専門家なので期待したが、二週間後、甚だしくトーンダウンしてしまった。多分ローリングストック備蓄食が従来の生鮮食品流通を妨げる可能性から特に精肉業界からのネガティブ反応が原因かと推測された。政務調査会からまた別の議員を教えて頂きアプローチしたが、極端に反応が悪く、政治家ルートでは埒が明かないと判断した。世界的発酵権威のK.T.名誉教授(東京農大)のご示唆をM大学のK.M.教授に伝えると同時に農水省アプローチ。発酵肉の技法確立、安全性と機能性、備蓄可能時間のエビデンス、発酵肉生産産地における、取り組み組織化、流通可能性などクリアできれば、六次産業化助成金が可能とのコメントを得た。以後2年が経過、肉と菌と時間が経過、着実に試験は進んでいるようだ。お茶マッチング委員会でご縁をつけたT調理師専門学校の担当部長も発酵肉が年単位で寝かされて、表層を切り分けて食べるときたいへん美味である為に、発酵肉のブランディングまで視野にいれるべきとコメントされた。(約2年後、さすがにT調理師専門学校、ジビエ振興協会の理事となり、虎視眈々と発酵肉開発に乗り出したようだ)。
野性のエンジンとしては、発酵肉技法がアジア各地の伝統技法として残存しているというK.T.名誉教授のご示唆から、今現在、様々な実習生として日本で生きているアジアの方々が、母国の家族古老からの発酵肉技法を日本国内にてマイクロ産業化して、確固たる移民の足がかりとしつつ、地方創生を担うモデルも思索していたが、発酵肉技法に用いる菌や黴、微生物などが、検疫法上、国内に持ち込めないこと、数十年前にたまたま合法的に国内に持ち込まれたインドネシア由来のテンペ菌をK.M.教授が用いているが、日本の自然風土の影響で、本来の発酵力を変質している可能性もあることなどから、先はまだ遠いと思われる。
また日本では南方熊楠以来、粘菌を神的存在ととらえる風土、神道世界があるため、ある時期からは大学実験室や企業の開発環境から、地域土地に根ざした一般の市民に発酵肉試験を開放すべきとも感じている。研究室から野中や市街地の空き家を改装した発酵肉工房とか、社会福祉施設などで、主婦や農家、障害者、子供、老人たちが、土着菌や土地神様といっしょになって、発酵肉を育てるイメージが浮かぶ。なぜなら人々との交流交感を通じてこそ発酵肉が開花すると思われるからだ。実利目当ての研究者でなく、天然の人々からの語りかけや託された願いに菌や微生物が応えることで、ヒトと菌の協働作業がヒトを救う発酵備蓄肉を産むと考えたい。人間の体内からの量子波と大自然のコラボこそが確かな技法を産むはずだから。大陸では菌や微生物が人を呪い傷つける“蠱”として使われるが、日本では“神”からの使いとして、人を祝い豊かにする。
■南天は難を転ずるということから、庭によく植えられている。