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そこに静まっている透明な何かを

百羽近くの鳩が電線にとまり静まっている

現在の神社地域を流れる川の下流域

ときおり家の裏の電線にも彼らがやってきて南の方を見ている数百の鳩のつぶらな黒い眼には何かがまだ見えているのか

家の南には地域一番の大木がいる

江戸期以前にはそのあたりに神社があった

いくたびか神名が変わり摂社が増え

鳩たちには見えているものが私たちには見えない

そこに静まっている透明な何かを

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