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冬大佐詩集 ⅱ
今日でまた
週が暮れてゆく
私にとって
昼も夜もない
社会が動き
公共が息づく
平日が
私のキャンバス
大学と企業と
自治体と国
人々が
私の絵の具
休日は
ウイスキー樽のようなものだ
醸されゆく夢と
青霞む旅の夢が
揺蕩う
私は街へ
出かけてゆき
地霊の啓示を探す
ムクドリの大群が
夕暮れの霊道の上空に
現れ旋回する下
時代霊が現れる
新調された
週が開けるまでに
私も新たなる
世代霊に
変身しなければならない
■画像はヤフー孤独画像より。
■鬼束ちひろ、”Infection”を聞きながら。