ターゲットコピーの作り方は「状況と悩み」の2つを合わせるのがコツ
セールスコピーライターの野口です。
広告宣伝文の冒頭で、読者の興味をグッと掴みたい時に使えるのがターゲットコピーです。
よくネット広告やチラシ、DMでも見かけることがあると思います。
30代の男性のあなたに朗報です!
老後のお金が心配なあなたへ
毎日仕事が辛い・・・でも辞めたら生活できない・・・とお悩みの方へ
みたいな感じです。
対象となる読者を限定して絞り込み冒頭で呼びかけるコピーをターゲットコピーと言います。ターゲットコピーがうまくはまれば、「え?これって俺のこと?」と自分事に感じてもらえるので目を止めてもらえて、続きの文章も読んでもらえる可能性が高まります。
とはいえ、ターゲットコピーで絞り込みすぎるとターゲットが狭くなり共感してもらえなくなるのです。例えば、「男の子2人を育ていている30代後半の会社員のシングルマザーのあなたへ」的な絞り込みだと、どうしてもターゲットが狭まってしまうのです。
もちろん、そういう人もいるにはいると思うので、ドンピシャではまった時の効果は抜群でしょう。しかし、絶対数が少なくて自分事だと思ってもらえない可能性のほうが高いです。
では、ターゲットコピーはどう作っていけばいいのか?どう絞り込めばいいのか?
コツは、状況と悩みの2つで読者を絞り込むことです。この方法だと広すぎず狭すぎずの絶妙な塩梅で絞り込めます。
まず、状況とは例えば以下のようなものです。
ワンオペ子育て中
夫婦喧嘩が絶えない
上司からパワハラを受けている
1年前に比べて10kg太った
などという客観的に見える状況や環境のことを指します。
次に、悩みとは、
相談相手がおらず疲弊している
家に帰りたくない
出勤前に吐きそうになる
彼氏に振られるかもしれないと恐れている
といった、外側からは見えない本人が抱える主観的な悩みといったものです。
この「状況と悩み」の2つを組み合わせると、ちょうどいい具合に絞り込まれたターゲットコピーができます。
ワンオペ子育て中で、相談相手がおらず疲弊している方へ
夫婦喧嘩が絶えなくて、家に帰りたくないと感じているあなたへ
上司からパワハラを受けていて、出勤前に吐きそうになる方へ
1年前に比べて10kg太って、彼氏に振られるかもしれないと恐れているあなたへ
このようなターゲットコピーができます。
このやり方だと、ターゲットが広すぎて誰の心にも刺さらない薄いコピーでもなく、狭すぎてごく一部の人にしか刺されない濃すぎるコピーでもない、適度な広さでターゲットを絞り込めます。
ターゲットコピーはドンピシャである程度以上の絶対数のターゲット層の心理を掴める表現が作れれば一番いいですが、そうはいってもなかなか難しいものです。
なので、まずは「状況と悩み」この2つを合わせたターゲットコピー作りから初めてみて、徐々に色んなパターンを試してみてください。
本日は以上です。