防災地下神殿~首都圏外郭放水路
以前からその存在は知っていたものの中々いく機会がなかった埼玉の春日部にある首都圏外郭放水路、通称防災地下神殿。たまたまこの近くにいく用事があったので見学してきました(見学には事前の予約が必要)
この外郭放水路は国道16号の地下に設置されていて、大雨のときに付近の中小の河川から水と巨大な立杭に取り込み、その水を巨大な貯水水槽(防災地下神殿)に取り込み、取り込んだ水を隣の江戸川に放流するという仕組みのようです。
14時からの予約だったので少し前に到着。平日なので車は少なめでしたが、途中団体の学生さんが多数やってきました。
こちらは、貯水水槽に蓄えた水を江戸川に排出するポンプ施設。巨大なポンプが4機設置されていています。2階は展示室になっていてこの施設について学ぶことが出来ます。
この芝生のサッカー場の下が地下神殿。相当なサイズ!
こうして仕組みをしると随分と大規模な施設なんだなと。年に何回か稼働して今年も8回稼働したとか。この施設のおかげでこの付近の洪水が激減したそうです。
地下神殿へは階段で降りていきます。ビル6~7階分くらいだそう。そして、こちらがその地下神殿。確かにデカい!
とにかく巨大な施設。
奥に見えるのが、5つある立杭の1つ。自由の女神がスッポリ入る大きさだそうです。近くでは見学出来なくてちょっと残念。
この巨大な貯水水槽に蓄えられた水は、1秒間に25mプール一杯分のを水を隣の江戸川に排出することが出きるのだそうです。
雨水とともに流れこんだ土砂は、こちらの重機で片付けているそう。見学エリアは人手で清掃するらしいです。どうりで床が綺麗。そして重機は天井の穴から下ろしたりするらしいです。
こちらはコントロールルーム。災害時はここでモニターしながら、水をコントロールしてるんですね。
見学終えて外に出て、改めてこんな巨大な施設を地下に作ってしまったってことに驚き。良い物を見させてもらいました。