個人的に凄く良いと思うピアノ曲の紹介〜 千住明 宿命第二楽章

最近、好きなピアノ曲についての記事をアップするのを忘れてました。というよりもクラシックについては、大体出し尽くしてしまったのかも(もともと曲の趣味の幅が狭いので😅)

ということで、今後はクラシックに限定しないで好きなピアノ曲を不定期にあげていきたいと思います。

今回ご紹介するのは、純粋にピアノソロではないですが、個人的に好きな曲ということで千住明さんのの「宿命」、その第二楽章で、松本清張原作のドラマ『砂の器』のリメイク版(2004年)で使用された楽曲です。ドラマの中では親子の複雑な関係や過去の運命に翻弄される登場人物たちが描かれていて、「宿命」は、主人公たちの運命を象徴するテーマとして登場しました。

ピアノ楽曲として良く弾かれるのは、第一楽章のほうですが、 第二楽章は、ドラマの核心部分での感情の高まりや、静かに忍び寄る運命の重みを効果的に強調するために使用され、個人的にもこちらの方が好みです。

この曲が流行った?のはだいぶ前、10年くらい前だと思いますが、最近季節が秋になってきたからか何故か良くこの曲を聴いてしまいます。

HAYAは専門的な音楽知識はないですが、それでも直感的に感じ取れる感情の流れがあるのがいいのかもしれません。拙い表現ですが、曲の流れとしてはこんな感じです。

まずはイントロ。何かの物語の始まりを予感させる静かな旋律から始まり、次第に重い感じの旋律で盛り上がっていきます。

次にピアノ主体で曲のメインパート。暗くかなしい重々しいメロディーで聴いていると「人生は重荷を背負うて坂道を行くが如し」そんな言葉が脳裏に浮かびます。特に月曜日に仕事に向かうときの朝の通勤電車での中で聴くと心にスーッとしみてきます😌

そのご、人生の中出見つける小さな幸せを表現する様な安らぎ感のある中間部。このまま幸せ感に包まれた綺麗な旋律で終われたら幸せ… この辺りは日々の生活の中のランチタイム。昼の時間に美味しいランチの店にいって美味しい食事を食べている一時を彷彿させます。

そう思っていたところで、曲は再びまたあの暗い旋律に戻ります。そして何気に音の複雑さが増していてその暗さと重さが更にましているという。この曲のタイトル、「宿命」から一度は逃れようとして幸せのような幻を掴んだものの、その幸せが手のひらからスルスルと滑り落ちていき、最後は今まで積み重ねてきたものが全て崩れ落ちていく、そんな感じですね。

日常生活の中に無理やり当てはめると、「はぁ~今日のランチは良かった!とオフィスに戻ったら次々に仕事の問題が出てきて、最後はあー、もう駄目駄目!もうどうしようもないから諦めるか(全て忘れて飲みに行くか😋)」なんてシチュエーションかも。

この曲、ピアノソロでいい演奏ないのかな?と思って探しているのですが、今の段階で見つかってません。ソロ用で良い楽譜とかあればいずれチャレンジしてみたい曲の1つです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?