個人的に凄く良いと思うオルガン曲の紹介 〜 リスト バッハの名による前奏曲とフーガ S260/R381
圧倒的なパイプオルガンの音。フランツ·リストがバッハに敬意を示して作曲した曲です。この曲を初めて聴いたのは、たまたまApple Musicで聴いたリストの曲のアルバムに入っていてなのですが、初めて聴いた時はかなり衝撃を受けました。
この曲にを生で聴きたくて、パイプオルガンのコンサートにも何度か行ったくらいです。でも、その時はこの曲を上手く特定出来なくてこの曲入っているプログラムだと思って聴きにいったら、バッハの別のパイプオルガン曲だったということも。ついに生で聴けたのは2018年に東京芸術劇場で行われたコンサートの時。この時は感激しました✨
曲名が「バッハの名による」となっているのは、この作品の中でバッハの名前を音名モチーフ: B-A-C-H(ドイツ語の音名で、Bは英語のB♭、Hは英語のB)として使用しているからだそうです。なんか凄いですね。
B-A-C-Hの音名モチーフ
B: ドイツ語でB♭に相当します。
A: ラ(A)です。
C: ド(C)です。
H: ドイツ語でB(英語のB)に相当します。
具体的な音
B(シ♭): 英語表記のB♭、ピアノではA#のすぐ左の黒鍵
A(ラ): 英語表記のA、ピアノの白鍵
C(ド): 英語表記のC、ピアノの白鍵
H(シ): 英語表記のB、ピアノの白鍵
そして、B-A-C-Hの音列は、作品全体を通じて様々な形で現れてるそうです。そして、作品は前奏曲とフーガの二部構成となっていて、前奏曲では自由な形式でB-A-C-Hの主題が展開され、フーガではその主題が対位法的に処理されている.…とのことです。
すみません、あまり音楽的な詳しいことはわかりません😅 でも、この曲聴くとパイプオルガンの音に圧倒されます。是非ヘッドホンして音量大きめで聴いてみてください!
ちなみに、S.260/R.381って何?と思ったので調べてみました。これは、フランツ・リストの作品を分類するためのカタログ番号とのことです。
これらの番号は、異なる音楽学者によって編纂されたリストの作品リストに基づいていて、S.番号 (Searle番号)S.260は、 ハンフリー・シール(Humphrey Searle)によって編纂されたカタログ番号、R.番号 (Raabe番号)R.381:は、ペーター・ラーベ(Peter Raabe)によって編纂されたカタログ番号とのことです。
ラーベもリストの作品を分類し、独自の番号を付けたみたいです。ややこしいですね😅。別々の人が独自番号つけているので、S.番号とR.番号を併用することによって特定の作品をより正確に識別することができるということらしいです。
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