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7月16日。美味しいコーヒーの淹れ方。
今日は美味しいコーヒーの淹れ方を教えます。
コーヒーが好きなんです。週に30杯以上飲みます。
コーヒーが好きだと他の人がどうやって淹れるのか気になる。
どんな器具を使っているのか、もっと美味しく淹れられないのか。
どんどん気になってしまいます。
そういう情報の海に、私の淹れ方も紛れ込ませようという今回の企画。
用意するもの、使うものと淹れ方、さらにドリップバックで売っているコーヒーを美味しくする方法も書きます。無料です。
"正しい淹れ方"じゃなく、美味しい淹れ方。
正しい淹れ方という言い方をする人が居ます。
否定するわけじゃないけども、ここに気づけるかで変わります。
なにをもって正しいとするのか、これが大事。
私はね、そこまで気にしなくてもいいと思うんです。
温度、抽出時間、豆とお湯の比率で味の深みが決まり、
豆の種類と焼き加減によって味は変わります。
たぶんそれ以上でもそれ以下でもないです。
私のペーパードリップ方法はきっと邪道です。
書いてある本とか見たことありません。
でも美味しいんです。濃いめのコーヒーが好きな方はぜひお試しください。
我流で邪道な美味しいペーパードリップ方法
用意するもの
・ドリッパー(私は台形のものを使用。円錐でも可。)
・フィルター(茶でも白でも可。サイズもドリッパーに合わせて。)
・豆(粉になっている前提です。我が家のBONMACだと4.5くらい。)
・お湯を沸かせる道具(やかん、ケトルなんでもOK)
・耐熱の計量カップ。
・コーヒー豆メジャースプーン(1杯何gか大体知ってるやつ。)
・バターナイフまたはスプーン。
・コーヒーを淹れるカップ。(飲むのが楽しくなるもの)
・時計(スマホとか、確認できれば十分)
大体こんな感じです。100円均一でそろいます。
我が家も最近は豆とケトルとカップ以外は100円かな。
水は水道水で良いと思うんですが、気になるならミネラルウォーターで。
手順(解説は後述)
①お湯を沸かします。沸騰後、加熱や保温は不要です。
ドリッパーにフィルターをセットし、お湯を適量ぶっかけます。
全体が濡れるようにし、お湯を切ったらカップにセット。
②豆を計量して入れます。
飲みたいコーヒー量が300ccくらいだとすると、20gくらいです。
100ccあたり7g。あるいは飲みたい杯数+2杯のメジャースプーンでOK。
キッチンスケールがなくて湯量を淹れたいコーヒーの量プラス40ccくらいのお湯を計量カップに測り取っておいてください。
③豆を入れたら、全体に満遍なくお湯をかけます。ただ、かけすぎてはいけないので、目安としては豆の倍量くらいです。20gの豆なら40ccのお湯。
下からぽたぽたと垂れるか垂れないかくらいのお湯をかけます。
そうしたら、バターナイフで豆を混ぜます。
全体を思い切って混ぜてください。紙を破かない程度に。
お湯を行きわたらせます。そうしたら軽く平らに整えて、2分待ちます。
④2分経ったら、豆のすぐ上、近い位置からお湯を注ぎます。はねないように、乗せる感じで。結構勢いはあってもいいので、中心から外側に少しずつ広げて注ぎます。溢れないように注意しながら入れます。このとき、60ccくらいのお湯は仕上げに使うので残しておきましょう。
一番外側のペーパーにかかってもいいので、豆が全部お湯に浸かるような状態にし、すべてのお湯を落としてください。
⑤最後、おそらく外側の豆が上にずり上がった状態になっていると思うので、それを下に落とすように意識しながら全体にお湯をかけ、すべて落として完成です。
ドリップ方法の解説
いかがだったでしょうか、にわかには信じがたいかもしれません。
ズボラゆえにたどり着いた美味しいドリップ方法です。
手順の番号に沿って説明をし、さらに補足をすると言う形をとります。
①ペーパーは最初にぬらした方がいい。ぬらすなとか抽出時間がという声もあるでしょうが、この悩みを一度で解決する方法があります。
豆を入れずにペーパーだけを敷き、そこにお湯を注ぎます。カップに出てきたお湯のにおいを嗅ぎ、そのお湯を飲みましょう。それで味がしない、においもしない、問題ないという方はこの工程は必要ないかもしれません。
私はそんなに良いペーパーを使っていないので、なんとなくにおいもするし、舌に説明しがたい違和感が残ったので、湯通しして使うようにしています。
②コーヒーの味を安定させたいなら高級なドリッパーとかを買うよりもキッチンスケールをおすすめします。計れればよいので安いので十分ですよ。
最初にも言いましたが、コーヒーは比率です。豆の重さとお湯の量の比率。ここが一番大切です。とはいえ、計量カップでも十分なので用意してください。
ちなみに、お湯の温度は高い方が抽出できるという話がありますし、苦みがどうこう酸味がどうこうという話、たしかにあります。そして事実だと思います。ただ、幸いなことに私の舌では2,3度の違いを分けられません。
なので、一度お湯を沸かしてから準備をして再加熱しなければ大体丁度良い温度で淹れられています。
③全体をしめらせて、一気に混ぜる。豆を蒸らすといいますが、底の方が蒸らせてる気がしなかったので混ぜたら均一に濡れて美味しくなりました。ちなみに先に別容器にお湯と豆を入れて抽出してからペーパーに落とすという方法もやってみましたが、全然味は違いました。
2分というのはざっくりです。1分以上置いておけば中まで濡れると思います。
④端の方の豆はエグみがある、最後の一滴は落とすな。みたいなことを聞いたことがありますが、この淹れ方だと関係ないので楽です。混ぜていますから。それに全体が浸かった方が淹れた豆全てから味が抽出されるので美味しくできますよ。もったいなくなくて良い。エグみとかはきっと抽出時間とかムラとかのせいなんでしょうね。今回は気にしなくていいです。
⑤ラストのワンプッシュ。せっかく抽出されたコーヒーが豆の隙間に残ってはもったいないので、最後に少量のお湯で押し出してあげます。これでコーヒー豆が全力を出し切ったコーヒーの完成です。
淹れ方は簡単。テクニックは要らない。
何が楽って、この方法で淹れるコーヒーが好きになると人に淹れてもらえます。
やり方を教えて、こうやって淹れてねって頼むと、面倒じゃないからやってもらえるんです。
抽出ムラも少ないので、私は蒸らすとき以外は時間を測っていません。
家庭で淹れるペーパードリップはこれで美味しくなりますよ。
この方法で淹れたことが無い方は是非一度試してみてください。
ペーパーもネルもプレスもやる身としては、同じ豆で表情が変わるのが楽しいんです。
補足・ドリップバックコーヒーを美味しく淹れる方法
ドリップバックタイプのコーヒーがイマイチ美味しく淹れられない。
そういう悩みありませんか?私がそうでした。
あれを簡単に解決する方法があります。
A.ドリッパーに豆を移し替える。
これだけです。
せっかく手間を無くしてくれているところ悪いのですが、
ぎゅうぎゅうに詰め込まれた豆だとなかなか美味しく出来ません。
また、付属のフィルター(たいてい不織布)が美味しいのかも謎。
一杯分の豆を小分けしてくれてると考えて、普通のペーパードリップにしましょう。それだけで全然違いますよ。
以上、私なりの美味しいコーヒーの淹れ方でした。
コーヒーをもっと身近に、お家時間を楽しみましょう。
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