競馬:20/11/29 東京12R ジャパンカップ
マイルチャンピオンシップのことはすでに書きましたので、早速本題。
注目馬は、5頭。
アーモンドアイ
コントレイル
デアリングタクト
ワールドプレミア
カレンブーケドール
競馬界全体で国民的行事にすべく盛り上げている感のある今年のジャパンカップ。
確かに、三冠馬3頭が出走するレースなんて、金輪際見ることはなさそうですものね。
じゃあ、その三冠馬3頭で決まってしまうわけでもないところが、競馬の難しいところであり、面白いところだと思います。
まずアーモンドアイについてですが、云わずと知れた「現役最強馬」。
2年前のジャパンカップでは、芝2400メートルでの世界最高記録を叩き出しました。
じゃあ、今のアーモンドアイがそのときのアーモンドアイそのままなのか、といわれると、それは多分違う。
正直な話、今年の秋天を見ていて、今のアーモンドアイには2000メートルでも少し長いのでは、と思ったのです。
フィエールマンやクロノジェネシスとの着差。簡単にいえばその点になります。
秋天、発馬が遅れたこの2頭は道中後方から進むことを余儀なくされ、結果足が貯まった、という事情は勿論あると思いますが。
明らかに適性距離がアーモンドアイより長い馬にも、その影を踏ませなかった2年前のアーモンドアイとはやはり違うと考えた方がいいと思うんですよね。
勿論2年前とは斤量も変わるわけで、2年前のイメージでアーモンドアイを信頼すると、それは違うのではないかな、と。
ダービーでの突き抜け方が凄かったコントレイルにも、不安な点はあります。
それは、道中の進め方。
これをいうと怒る方もいると思いますが、ダービー、菊花賞はノースヒルズの僚馬であるディープボンド、コルテジアにより道中の進行が楽になったという事情が多少なりともあると思っています。
それがなくなる今回のジャパンカップ。どこまで地力で追走していけるのかは、個人的には未知数だと考えています。
勿論、発馬の遅れのあった皐月賞のことを考えれば、この馬自体「競馬が上手い」とは思っています。
実は、3頭の中で1番期待しているのはデアリングタクトだったりします。
斤量差とジャパンカップを勝ったエピファネイアの血。
デゼルに執拗にマークされ、サンクテュエールに内に押し込められながらも間を見つけるや一瞬で突き抜けたオークスの勝ち方。
2400メートルという距離に対する適性も、この馬が一番あるように思います。
過大は気性と、あとはハイペースにどこまで対応できるか分からない、という点かな、と。
残りのワールドプレミア、カレンブーケドールについてですが、どちらも距離適性がこれら3頭よりもあること、キレない分だけ馬場状況への対応力が高いことが注目する要素かな。
約1年ぶりとなりどのような成長を遂げているのかが未知数なワールドプレミア、今年の秋の目標を早くからここに定め調整を進めてきたカレンブーケドール。どちらもダークホース足りうる資格は十分あると思います。
残念なのは、サートゥルナーリアの回避。
あとは、フィエールマンがここにいないことかな、と。
フィエールマン、東京芝2400メートルにもっとも適性のある馬はこの馬だと思っています。
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