能力、適性関係なく最終追切良く見えた馬(天皇賞・春)
能力、適性関係なく最終追切良く見えた馬(天皇賞・春)
ディープボンド
テーオーロイヤル
マカオンドール
タイトルホルダー
シルヴァーソニック
次点で、アイアンバローズ。
美浦が坂路、南Wともに稍重のコンディションであるのに対し、栗東は坂路、CWともに不良。特に栗東坂路調教馬は、一様に時計が出てません。出走予定馬のうち最速なのが、マカオンドールの53.1。当週ということもあるので、そこまで時計に気にしないほうがいいように思います。
ディープボンドは和田が鞍上でのCW。大飛びな動きでそこまでぎっちり追わずともきちんと時計が出てくるのは、この馬ならでは。
今回の最終追切を最初に見たときは、そこまでいいかな?とも思ったのですが、改めて見てみて、やはり他馬と比べると相対的によく動けているように思いました。個人的には昨年の阪神大賞典における追切がこの馬のベストな追切だと思っていますが、そのときの9割くらいはあるように思います。
栗東坂路では、テーオーロイヤルとマカオンドールがよかったと思います。より時計の良いマカオンドールよりもテーオーロイヤルを上に取るのは、マカオンドールの左手前がやや怪しいかな、と思ったため。右回りでも良績を残してはいますが、左回りの方が信頼性がある気がします。
テーオーロイヤルも今回の調教では、徐々に加速していくラップで走っています。とはいえやはり目立つのは合図を出してからの反応の良さ。1週前追切はCWで行われましたが、この馬の瞬発力に秀でたところがよく分かる内容でした。そうするとやはり、当日その瞬発力を活かせるような展開になるかどうかが鍵かな、と思います。
タイトルホルダーは南Wで65.0-12.1。速報値で見たときはきちんと追ってきたな、という印象でしたが、実際に見てみると、あれれ、脚色劣勢?みたいな格好。よくよく見てみると、併せている馬が結構追っているのに対し、鞍上の和生は手綱を引いて抑えている。我慢させるような調教をしたかったのか、それとも思ったより時計が出すぎていたのかは何ともいえませんが、少しちぐはぐな印象を受けてしまいました。ただ、あんまりやりすぎると当日のテンションに影響することは間違いないので……体調がいいことに疑いようはないと思いますが、やはりパドックはちゃんと見ておきたいかな。