能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(ターコイズS)

能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(ターコイズ)

ミアネーロ
イフェイオン
コナコースト
ビヨンドザヴァレー
フィールシンパシー
次点で、ミシシッピテソーロ。

昨年と同様、時計速い状態で開幕した冬の中山開催。先週は少し時計が掛かったようですが、それでもまだ高速馬場といっていい状態です。
内回りならばコーナーの角度が鋭角で、より小回り適性が求められますが、外回りだと。騎手の話によれば延々とカーブが続くような印象のようで、やはり器用さは求められるのでしょうが、内回りと比較すれば飛びの大きい馬でもこなせる印象がありますね。さらに1600ならばスタートからダラダラとした下り坂が続き、ペースは上がりがち。オーバーペースになれば勿論差し馬が台頭してくるものの、高速馬場なでそこまで馬場が荒れていないならば。
まー、荒れるハンデ重賞という印象は強いのですが、その実これまで10回程度の施行であるにも拘らず、連覇した馬が2頭いるという。ミスニューヨークとミスパンテール。コースや開催時期から、特殊な適性を求められるレースと見ていいのかな、と。
それでも荒れるイメージが強いのは、前年好走していたところで、さして人気しない馬が来ているからなのでしょうね。

珍しく印を晒してみます。但し本命のみ。

◎フィールシンパシー(三連複、ワイド軸)
昨年2着で、同レースの好走実績あり。前走の府中牝馬Sでは6着も、上位馬の内ブレイディヴェーグ、マスクトディーヴァ、フィアスプライドはG1での好走実績もある。長くいい脚を使う脚質の本馬に比較し、やはり上位に来たシンティレーション、ルージュリナージュは末脚が切れるタイプで、よりコース適性があった。そうするとコース替わりはプラスだし、G3であれば能力上位。斤量も昨年の同レースより1キロ増えるが、前走からは1キロ減と特に問題にはならないだろう。
3年連続で馬券圏内に来たミスニューヨークとは脚質を異にするも、小回り1800に適性を見せるあたり共通する。実際、冬(12月〜2月)の中山1600での成績は2-2-0-3と馬券内率は5割を超える。
枠順はもう少し外のほうが良かったとも思うが、これだけのプラス材料があるにも拘らず現状5番人気と妙味あり。
30日間の騎乗停止があったにも拘らず、名誉挽回の機会を与えた厩舎、馬主の恩義に応えたいという横山琉人の奮起にも期待したい。

人気薄で抑えたいのは、コナコースト、ビヨンドザヴァレー、ペイシャフラワーですかね。
ミシシッピテソーロも状態良さそうですが、この馬は比較的稽古で動く馬。相手関係的にどうか、というのがやはりあります。
人気のミアネーロはマイル経験なし。いい馬であることは承知してますが、マイルだと少し忙しいんじゃないかなあ。

さて、以下は調教短評。

アドマイヤベル ウッド。首高い。かなり緩めの仕上げ。小脚が使えるタイプのようで、小回りも合いそう。
アルジーヌ 坂路。西村らしく、ほぼ手の動きを感じさせない登坂。首を下げて走る姿勢がちゃんとできているが、そこまで目立つ感じはない。
イフェイオン 坂路。結構飛びが大きい。前肢の回転良く、力強い。前進気勢も強い。好印象。
キタウイング ウッド3頭併せ。なんかウッドコースがウッドコースに見えない。時計にも動きにも特に目立つ点がない。
コナコースト 坂路。正直、ここ最近の成績の理由が分からない動き。53.5-11.9。稽古だけ動けば、穴を開けそうな気もするが、舌を出して走っている点は注意。
シングザットソング 坂路。行きたくてしょうがない感じで、首を上げきってしまい、見た目の印象は悪い。何とか全体時計を56.8に抑えられたが。
セントカメリア 坂路。これもまあ行きたがるところを抑えて、57.6。
ドゥアイズ ウッド。馬なりでもちゃんと自分から動く。あまり印象に残らない。
ビヨンドザヴァレー 坂路。そこまでピッチを上げずに真一文字の登坂。フォームも安定していて好印象。
フィールシンパシー ウッド併せ。追走から取り付き併入。少し馬を気にするように見えるが、直線脚を伸ばしだしてからの動きは良好。
ペイシャフラワー 坂路。内ラチ沿いからの伸び方は良い。
マメコ 坂路併せ。強めに追われる。少しトモが開いて見えるかな。脚も手前が前後で逆になる瞬間も。
ミアネーロ ウッド併せ。柔らかい動きながらも、良く伸びてきている。
ミシシッピテソーロ ウッド。淡々と小気味のいい走り。印象は悪くない。
ワイドラトゥール ウッド。直線ストライドを伸ばしてからの動きは良い。

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