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Iリーグ第8節:筑波大学U-22Bvs日本体育大学U-22D / PRESS ROOM #20190804

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2019/08/04 14:00 @筑波大学第1サッカー場

Iリーグ第8節vs日本体育大学U-22D

3-1(1-1, 2-0)
得点経過:
16分 筑波大学U-22B 34番 藤本未来
45+5分 日本体育大学U-22D 29番
53分 筑波大学U-22B 7番 遠藤瞭太
70分 筑波大学U-22B 19番 山本洸

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板谷隼ヘッドコーチ 総括コメント

お疲れ様でした。

長らくお待たせしました、と言う相手がどれくらいいるのかの話なんですが、少なくとも応援してくれている筑波の仲間とか、選手の家族とかに、まず一矢報いた報告ができることを嬉しく思いました。特に暑い中スタンドで応援してくれた仲間たちには感謝しかありません。

非常に暑い中で、タフなゲームになると予想していましたが、スタートの選手がみんなしっかり立ち上がりから走ってくれたおかげで、いい入り方をしましたし、試合全体を通してみてもスムーズに進んで、偶然も良い方に転んで行ったという試合だったように思います。

先制点をここ2試合連続して取れたのは大きな収穫だなと思います。宇野(2年/GK))からのキックに詰めていたのが遠藤(2年/MF)と藤本(1年/FW)でその2人のアシストとゴールだったのは、納得がいくというか、前の試合でも最後のところにしっかり駆け上がってゴールを生んでくれていたので、2人のいいところが出たという感じですね。遠藤に関しては2点目も同じくで、ああいう状況でしっかりPAの中を目指して走ってきてほしいというのは映像でも見せていましたし、忠実にやってくれていたのがここ2試合数字になって報われたかなという印象です。

試合を通して振り返ると、やはり守備の面でピッチに立っていた選手ひとりひとりが覚悟をもって戦えていたのかなと思います。今週のトレーニングで特に相手のSHとうちのSBが1vs1になったときに、ボランチやSHの選手にしっかりプレスバックして2vs1を組もうというのを強調していて、本当に暑い中だいぶ苦しかったはずですが、1失点した以外はサボらずやり切ったところが勝因だし成長だとも感じます。やはりタフさはベースですので、今日は本当に頼もしい選手が多かったです。

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板谷隼ヘッドコーチ 質疑応答

―――先制したものの、前半ほぼラストプレーで失点して追いつかれるという状況で、ハーフタイムにはどんな指示を出したか。

基本的には全然問題ないよ、続けていこうという話をして、その中でいくつか選手に攻守の改善したいところを聞きながら修正しました。特に失点してしまったところは相手のストロングだったので、そこ中心に、何を徹底するのか、自分たちが何を準備してきたのかを確認しました。
あとは、そうですね。素直に「チーム全体にポジティブエネルギーを感じる。大丈夫だ。」と背中を押したくらいです。まだまだ俺らの方が走れるぞと。それから、今日はクーリングブレイクも3分あったので、前半の半分で相手の攻撃に対して守備の確認ができたのも大きかったです。


―――開幕戦以来のメンバー入りでスタメンでの出場となり、試合を決定づけるゴールを決めた山本洸選手(4年/MF)はどのようにして送り出したか。

教育実習と、そこから帰ってきてちょっとした負傷でしばらく戦線を離脱してましたが、今週のトレーニングでとても良かったのでそんなに心配してませんでしたし、逆に言うと特別なことは僕からは何もしてません(笑)

ただ試合後に聞いた話だと本人は教え子の子供たちに「明日の試合で点とるからね」って言ってたらしく、その子たちの目の前でゴールをあげたというのはすごくいいことだなと思いますね。そういうのがエネルギーになるし、子供たちの憧れになるし、そういうかっこいいサッカー選手が多いチームでありたいなと思います。洸も普段は頼りないところもあったりするんですが、今日は、足がつるまでは、かっこよく見えましたね。

今日は4年生を全員メンバーに入れましたし、中央の3人全員4年生で、試合でやったことない組み合わせだったりしたんですが、ホーム戦ということもあって背中で見せてほしいと思って送り出しました。もちろんそれで外れる選手もいるわけで、「結果次第では、」と僕自身の勇気も必要でしたけど、しっかりやってくれて一安心という感じです。

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―――前期8試合終えての今の率直な感想を。

正直、ここまで結果の面で苦しくなるとは思っていなかったんですが、自分たちに足りないものを突き付け続けられたような8試合でした。思い返すと、6月の成城大学戦で、チームの先のことを考えながら勝負に出たら最後の最後でPKをとられて引き分けてしまったあの試合で、勝てば先に進めていたものがどうしてもずっと足踏みになってしまって、それが今日の試合で勝ってようやく時計の針を進められた、そんな印象もあります。負けから学ぶものも当然多いですが、勝つことでしか得られない重要なものがいくらかあって、それがようやっと手に入ったという感じです。

先週も言ったかもしれませんが、起こったことにはすべて意味があるとか、必要なことしか起きないとか、そういう風に考えると、例えば以前も僕らの試合を吹いた今日のレフェリーのことを選手たちが覚えていたとか、とても暑くて、サポートしてくれたメンバー外の選手も含め全員でポジティブなエネルギーをもって戦えたこととか、苦しいなと思ったことが今日プラスに働いたようにも思いました。だからこの苦しかった前期8試合も必ず後期にいきてくると思うので、中断期間はそれも見据えて反撃の狼煙を上げる準備をしていきたいと思います。

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