優しい写真/幡野広志 写真展 に行ってきた。
いつも小難しく書いてしまうのが悪い癖だと思っています。思いのままに。
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先日,銀座で開催されている写真展行きました。
優しい写真 幡野広志 作品展
↑どういう写真展なのかはこのnote読んでもらえれば…(サボり)
簡単に言うと,写真家の方は若くしてガンを患い余命宣告をされていて,今回展示されているのはその方の愛する息子の写真です。
ただ,僕がそういうバックグラウンドを知ったのは,DMの画像やインターネット上でアップされる作品の画像を見て,「行きたい!」と思ったその後だったことは付け足しておきます。
ただただ,「好きな写真だな」と思ったんです。
伝えたい人に、伝えたいことが伝わる写真
『いい写真ってなんだろうとずっと考えていた。
伝えたい人に、伝えたいことが伝わる写真が、いい写真の一つなのだと、
最近になってようやく、ぼくなりの答えを出すことができた。』
これは、会場に入ってすぐに見えるステートメントの冒頭の言葉。
ここには,家族とか親子の日常が切り取られていました。
何も特別なことはないんですよね。
子ども写真を撮るとなると,「可愛い笑顔」を狙いに行くことが多いと思うんです。それこそ「いい思い出」のために。
でも日常の中ではみんな、怒ったり泣いたりもするし,いたずらもするし何かに没頭して真剣な表情もする。そんな「日常の一瞬」が自然に切り取られているような感触がして,
でもそんな日常の一瞬って誰にでもあるはずなんですよね。僕にも,うちの両親にも。
そして,きっと愛を注がれて育ってきた。
日常の一瞬一瞬で「いつも愛しているよ」と、そんな親の愛が伝わってくる写真でした。そして,10年後や20年後に息子の優君や奥さんはどんな気持ちでこの写真たちを見返すのでしょうか。
この1枚,DMにもなっているし作品展の一番最後の写真なんですが,
これは幡野さんではなく奥さんが撮られたらしい。
この写真の背景は,会場に足を運ぶ前に見ていてよかったと思っています。
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作品展を通しての一番率直な感想は
「超かっこいい親父だな。」でした。
愛する息子に愛していることを伝えるために何かをする時点で超かっこいい。病気とか関係ないです。
在朗されていないタイミングだったのでご本人にお会いすることはできなかったんですが,写真を見ているだけで話したこともないのに,
「俺,多分この人のこと好きだろうな」と思ってしまいました。
だって家族愛に溢れた超かっこいい親父だもん。絶対。
それが写真から,伝わってきた。
だから多分,写真を一目見た時に「行きたい」って思ったし。
僕には,写真を通じて「この人はかっこいい父親だ」と伝わったし,いつかこんな父親になりたいなと思いました。
歩きなれない銀座には人がたくさんいました。
本当に来てよかった。
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もっとはやく書けばよかったんですがなんと今日最終日です。19時まで。
昨夜に幡野さんがnote更新してたので追記しておきますね。
この人好きだあ。
2018年11月15日