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【農業】畑を始めて2年目の話
農業を始めた1年目の話を以前書きました。
今回は2年目の話を書きます。
貸し農園では作る野菜や作付の場所などが決まっていました。
ある程度自分が好きなように畑をしたかったので、都会に出られる範囲の田舎に引っ越して、畑を借りる事としました。
畑を借りる中で、2点難しい事がありました。
①農地の契約
農地は農地法によって規制されています。これは食糧を確保したり、投機的な農地買収を防ぐなどの理由があるようです。農地を借りる際は農地法を遵守する必要があり、違反した場合には罰金刑もあるため、素人では中々借りづらくなっています。
調べていくと、農地貸借の斡旋をしている自治体があったため、そちらを利用しました。この仕組みでは自治体で法的な手続きを代行してくれたり、賃貸人/賃借人それぞれについて確認して契約書を作成してくれたりして便利でした。また、使用貸借の契約をする事が出来たので、料金的にも良かったです。
②農地の選定
土壌インベントリというウェブサイトを参考にして土地を探しました。といっても専門家ではないので、あまりに粘土質な土地ではないかをスクリーニングする程度に利用しました。
その土地の過去の利用方法も少し気になりました。あまり無いかもしれませんが、直近で造成された土地だったりしたら困るからです。その土地の登記事項要約書か、登記事項証明書を取得すると詳細にわかるようですが、土地1筆につき1000円程度の費用がかかるようです。
今回は農地の様子を知りたいだけだったので、国土地理院のウェブサイトから年代写真を利用しておおざっぱに確認しました。1970年代以降なら、日本のほとんどの地域で写真が存在するようです。
借りたい土地に目星が付いたら、実際に何度か現地に行ってみて土の様子などを確認しました。以前の貸し農園では、雨の翌日に畑が軽く水没しており、水はけが悪かったです。今回は水はけの良い畑を選びたいと思い、雨の翌日にも行ってみたりしました。
何とか畑を選定する事ができ、貸し農園の畑を片づけて冬に引越しました。
下の写真が借りた直後の畑の様子です。
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元々貸し農園では20㎡程度を借りていましたが、今回の畑はその10倍以上。一人暮らしで自給用にはあまりに贅沢な土地でした。
基本的に肥料・農薬を使用しないとなると、1年目から豊作にするのは中々難しいよう。1年目は色々な種を蒔いてみて、畑の様子を確認しました。
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雑草としてはイネ科のメヒシバや、多年草のカモジグサが優勢となっていました。また、キク科のオオアレチノギクやセイタカアワダチソウも多く見られました。夏本番になると特にメヒシバの成長が著しく、刈って2・3日するともう新たなものが生えている、という状況で大変でした。
オオイヌノフグリやホトケノザなどのこぶりな草は、あるものの畝のへりなどにわずかに見られました。畑が熟してくるとそのような小さい草が優勢となるらしいので、ゆくゆくはそうなって欲しいな・・と思います。
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秋になると雑草の勢いは落ちてきて、草刈りの苦労は減りました。2株植えたフレンチマリーゴールドがかなり生長して目立つようになりました。キク科は荒れ地でも育ちやすいものが多いようで、今のこの畑の育ち具合を表現しているような気がしました。
1年を通して、豊作ではありませんでしたが、ある程度の野菜は採れました。畑に元々里芋やジャガイモが植わっており、それらは自給用としては十分量育ちました。また、落花生は結構育ちが良かったです。砂っぽい土地というのも関係しているのかも知れません。
長くなりましたが、2年目の様子でした。
畑を借りる所から、自分である程度自由に1年畑と関わるのは大変な事も多かったですが楽しかったです。
しばらくしたら3年目の様子も書こうかと思います。