【農業】畑を始めた年の話
4年前から農業を始めました。始めた年について書きます。
勤めている病院の近くに貸し農園があった事がきっかけでした。
農業指導がついて1年6万円。
もともと家は農家ではなかったので、農業に関する基本的な所は全くなかったし、まあ自炊代が安くなって新しい趣味が出来たら良いかな・・などと思いその年の2月に契約しました。
農園には農業指導をしてくれるおじいさんが居て、髭がものすごく長くて仙人のイメージでした。そんな出で立ちでしたが(?)、懇切丁寧に指導して貰えて有難かったです。
30㎡ほどの小ぶりな畑でした。が、土地の整備・畝立て・水やり・害虫対策など全て1人でやると結構大変でした。特に辛いのは畝立てで、土を耕し、シャベルで溝を切ったり畝を平鍬やレーキで整えます。人力できちんとやろうとすると3日間計10時間ほどかかりました。帰宅後疲れて爆睡し、翌日筋肉痛で起きられない・・といった日々でした。農業機械の凄さを身をもって知りました。
夏は茄子やトマト、ピーマンや伏見唐辛子に枝豆など、秋は人参や大根・キャベツ・白菜・ブロッコリーなどを栽培しました。おじいさんの指導が良かったのか沢山収穫出来て、1人では到底食べきれない量でした。トマトはドライトマトにしたりキュウリはピクルスにしたり、知り合いに配ったりと大量消費の方法を知りました。
畑を始めて嬉しかった事は、ベタですが採れたての野菜をその日の内に食べる事です。筋肉痛の毎日でしたが、野菜を食べたらまあいいかという気になりました。あと、畑の匂いが好きです。トマトは特に香りが好きで畑に行くたび気分が良くなります。
農業を始めて1年でとてもいい経験が出来ました。2年目からは色々やり方を工夫したいと思っていたのですが、その農園では栽培する作物や場所が全て指定されていたので、あまり自由に出来る環境ではありませんでした。
加えて気になる事がありました。害虫についてです。
夏はナス科を主に害するテントウムシダマシが、秋はアブラナ科を主に害するダイコンサルハムシが大量に出現し作物を荒らしました。それに対応する
ためにトレボンやオルトランなどの農薬によって対応していました。
テントウムシダマシの画像 (閲覧注意)
ダイコンサルハムシの画像 (閲覧注意)
農薬のおかげもあって収穫は出来ましたが、かなり多くの虫を殺しました。
販売用として仕事で農業をしているのなら害虫は死活問題なので、農薬は必要となる事もあると思うのですが、自給用の畑のためだけにこんなに虫を殺すのは自分は気が進まないな・・と思ったのです。
そんなこんなで自分で畑を借りて思うようにやってみたいな、と思い2年目からは別の場所に移住して畑を借りる事としました。
長くなってきたので、今日はここらで終わりにします。読んで頂きありがとうございました。