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【農業】畑を始めて3年目の話

農業を始めた2年目の話を以前書きました。
今回は3年目(去年)の話を書きます。

去年は耕作放棄地の畑を借りて1年目で、雑草としてはイネ科のメヒシバ・カモジグサ、キク科のオオアレチノギクやセイタカアワダチソウが多い畑でした。

去年の2月頃は、耕作放棄された畑に大量の枝が置かれていて、それに邪魔されてかあまり草が生えていませんでした。春先に起こった変化として、草の勢いが去年より大分強くなりました。カラスノエンドウの草勢が特に強かったです。

手前はアブラナ科を中心に植えていた。小さいくてわかりづらいがナズナ・ホトケノザがある程度生えている。奥は秋・冬は休耕地にしており、カラスノエンドウが繁茂している。

畑を使い始めて1年が経過したので、野菜の種取りも試してみました。
種取りは作業としてはやや面倒な所もありますが、大量に種が取れるため種蒔き時に遠慮なく種を蒔けるのは良いです。

人参の花。高さ2mほどと結構大きくなる。香りと色が癒される。

食べられる野草も色々生えて来たので、試しに食べてみたりもしました。
カラスノエンドウを味噌汁に入れてみたり、ウシハコベをサラダに使ったりと簡単な料理が多いですが・・ 下の写真はウシハコベをサンドイッチに使ってみた時のですが、わりと美味しかったです。ハコベはくせがほとんどなく特に食べやすいと感じました。

ハコベとツナのサンドイッチと、グリルした蕪

夏になると、去年に引き続きメヒシバが多く生えてきましたが、いくらか勢いは弱まりました。かわりにキツネノマゴやアシボソといった草が見られるようになりました。また、草より野菜の方が勢いが強い場所が出現するようになりました。下の写真はヒョウタンですが、うちの畑に合っていたのか他のウリ科がほとんど出来ない中でも良く成長しました。ただ、ヒョウタンはあまり使い道がなかったので、家に少し飾る程度にしか利用しませんでした・・

ヒョウタン。この写真の中でも5つほど実がなっており勢いがあった。

去年はマメ科では落花生・スナップエンドウ少量しか収穫出来ませんでしたが、今年は枝豆が獲れました。枝豆は実がつくタイミングで水が少ないと空莢となってしまいます。乾燥気味のうちの畑の中では、比較的水持ちの良さそうな場所で、かつ時期を調整すると上手く行きました。

枝豆。マメ科の中では結構水が必要で、乾燥気味の畑かつ散水しないという条件では中々難しかった。

また、去年から行っていた混植(トマト、バジル、落花生) は調子が良かったので今年も行いましたが、問題なく成長しました。やはりうちの畑は乾燥を好むトマト、落花生あたりとの相性は良さそうと感じました。

秋にはアブラナ科野菜を中心として栽培しました。去年は9月初旬に種まきをしたのですが、ほとんどのアブラナ科がダイコンサルハムシやカメムシの被害にあってしまいました。今年は時期を9月下旬に遅らせた所、聖護院大根は良い収穫が得られました。しかし他のアブラナ科はまだまだ満足の行く出来ではありませんでした。
畑で一番元気だったのは、去年のこぼれ種から生えてきたマリーゴールド。アブラナ科で色々試行錯誤して全然上手く行かない中、放っておいても一面に咲き誇るマリーゴールドを見て、今の畑にはこの植物が一番合っているんだなぁ‥としみじみ思いました。

フレンチマリーゴールド。今年は種まきしなかったが、こぼれ種でここまで優占した。手前には元々植えていた空心菜。
聖護院大根。他のアブラナ科と異なり、なぜか被害がほとんど無かった。

去年と比べると、少し雑草に多様性と勢いが出てきました。カラスノエンドウが最も特徴的に見えた1年でしたが、より畑が成熟してくるとまた違う様相を呈するのでしょう。
今後も楽しみですが、自然農では5年目以内に急に収穫が減る時期が出現するとも言われており、心配な所でもあります。

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