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炎軸アルセウスの考察について

はじめまして。
サンムーンレギュからポケカをはじめ、水タイプと炎タイプだけを使い続けているハヤシンと言います。実力的にはジムバトルを優勝したりしなかったりする程度です。
需要があるかはわかりませんが、炎タイプの考察記事を書いてみたいと思い、noteをはじめてみました。暇つぶし程度に見ていただければと思います。


この記事では、私が普段使っている炎軸アルセウスについて紹介します。
「パルキア全盛期の環境じゃ、炎タイプなんてやっていけないでしょ」と考える方も多いと思いますが、ただそれだけで炎タイプを検討しないのは本当にもったいないです。今の炎タイプには他のデッキには出せない個性がしっかりあるので、その強さをぜひ知ってほしい‥‥。

炎軸アルセウスと聞いて大多数の人が真っ先に思いつくのは、裏工作アルセウスに輝くリザードンと炎エネルギーをちょい足ししたレシピではないでしょうか?
しかし、個人的にはそれでは炎デッキらしさがないと感じています。かつて炎タイプの代名詞とも言えるサポート「溶接工」があったように、今の炎タイプには「マグマの滝壺」という最強のスタジアムがあります。普通に考えてスタジアム1枚でエネ加速できるデッキが弱いわけありません。エネ加速と火力の両立こそが、炎タイプ最大のコンセプトなんです。


◇普段使っているデッキレシピ

デッキコード:DGx8c8-XlKSCK-8x8G8K

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アルセウスの安定感を主軸にして、対戦相手に合わせて炎アタッカーを使い分けるバレットデッキです。レギュレーションによっては、FTB(ファイヤーツールボックス)と称されることもあるようですね。簡単にこのデッキの長所短所を説明します。

○長所
・中途半端な耐久型デッキに圧倒的優位を取れる
・アタッカーの使い分けにより回復札が無くても非ルール主体デッキに引けを取らない
・他のアルセウスデッキと違い、後攻1ターン目からサイド先行しやすい

△短所
・雪道マリィ、雪道ツツジに弱い
・ポケモンの種類とエネが多いので、事故るときは盛大に事故る

こんなところでしょうか。弱点マッチがキツいというのは炎タイプに限った話ではないので割愛しますが、個人的には対パルキア対面は五分五分だと思ってます。

◇採用している炎アタッカーについて

炎軸を成立させるために欠かせない要素です。自分の好みで入れているものもありますが、それぞれにしっかり役割があります。

①リザードンVMAX
豪快に相手を消し飛ばす主人公。主に使うのはアルセウスなどのvstar対面や、ミュウVMAX対面です。
炎炎炎無無のキョダイゴクエン300点がどこまでも偉い打点。炎3+ダブルターボでも技が使え、それでも280点を叩き出します。こだわりベルトを合わせると310点になり、ミュウVMAXも1撃で消し飛ばす超火力。
Vガードエネルギーが登場するまでは、アルセウス系統のデッキとやり合って負けた記憶がありません。
ちなみに、進化元のリザードンVは後述するファイヤーを使うために逃げる2のものを採用しています。

②マフォクシーV
リザードンでは対処できない非ルール主体デッキへの回答札。主にロスト系統のデッキや炎弱点をつけるデッキ相手に使用します。
エネルギーがロストされ総数が減るのがたまにキズですが、それでもベンチ狙撃120点が活きる場面は多いです。ちなみに炎2+ダブルターボで技を使うと、ダブルターボ1枚だけロストして100点を2匹に与えることができます。
かがやくゲッコウガと違い、バトル場+ベンチ1匹というダメージ条件なのは注意しましょう。

③かがやくヒードラン
炎タイプ最終兵器。ぶっちゃけコイツが炎タイプの中で1番ぶっ壊れて強いです。一見すると省エネで250点出せるかがやくリザードンの方が強く見えますが、マグマの滝壺が複数枚採用されていると話が変わります。

相手目線で滝壺を処理できないとすると、ダメカン20点+1エネついたヒードランは、次のターンに手張り+滝壺1回で280点飛ばしてくるため、アタッカーvstarがワンパンされる。
なんとかヒードランを処理したくなるが、そうすると他のアルセウス等に攻撃するテンポが遅れ、ボスの指令を使う関係上盤面形成も進まないため、結果的にサイドレースが出遅れる。

つまり、自分がマグマの滝壺を維持し続ければ、それだけで有利な盤面を形成できるんです。
パルキアvstarを相手にするときは序盤から積極的に押し付けて行きたい切り札ですね。普通の釣竿も絡めて2回使いたいところです。
また、地味に滝壺1回+ダブルターボで120点出せることで、ミルタンクなども楽々突破できます。

④ファイヤー
炎軸アルセウス最大の強みとも言えるカード。滝壺4枚+クロバット2枚採用という構築であることで、後攻1ターン目から安定してサイド先行できるアルセウスデッキが爆誕します。
相手がメッソンやキュワワーなどをバトル場に残してきたら、後手1ファイヤー90点で美味しくいただきましょう。
アイアントLOやソルロックルナトーンなどのデッキにもかなり強くなる1枚です。
ただし、弱点計算をしてくれないので草や鋼タイプにはイージーWINできません。

基本的なアタッカーは以上になります。
パルキアvstar相手にリザードンやマフォクシーを使うのは難しいですが、極力ベンチを絞り、アルセウス、ヒードラン、ファイヤーだけで戦っていけば五分五分の勝負に持っていけるポテンシャルがあります。

またこのデッキはダメージ調整役にガラルジグザグマが入っています。先2でアルセウスが220点でポケモンVを取ったり、マフォクシーが130点でかがやくゲッコウガを倒したり、アルセウス180+ファイヤー90+ジグザグマ10で280ぴったりになったりします。クロバット2枚採用の恩恵で、更にボスの指令やセレナも絡めやすいです。

◇他に採用を検討したカード

①アヤシシV
クロバットやネオラントをエネルギータンクにしつつ、終盤ヒードランとW高火力アタッカーにできる点が強力。パルキア対面を強く見るなら、リザードンVMAXを抜いて採用したい1枚。
ただし、リザードンがいなくなると空飛ぶピカチュウの突破が一気に難しくなるため、環境をよく読む必要があります。

②エンテイV
自己完結している炎アタッカー。マフォクシーVが登場するまでは採用していましたが、逃げエネ3である点が滝壺やファイヤーと相性がわるいです。

③リザードンvstar
リザードンを分岐進化する形にできます。サイド2の高火力アタッカーではありますが、230点というダメージラインが欲しい時がなく、vstarパワーはスターバースに使うことが多いので、採用しませんでした。

④バケッチャ
頂への雪道対策。あれば便利そうですが、そもそも滝壺4枚採用してあれば問題ないのでは?理論で抜いた1枚。心配なら入れるのもアリ。

⑤チェレンの気配り、キバナ、ツツジなど
ピン刺ししたいサポートはいっぱいありますが、このデッキは終盤使うサポートを都合よく残せるデッキではありません。とにかくデッキの回転率を上げて序盤の盤面形成を安定させた方が強いと感じたため、採用を見送りました。

◇終わりに

いかがでしたか?
現環境は水タイプが強すぎるだけで、炎タイプも決して弱くありません。今回はアルセウスに重点を置いて環境も意識した炎デッキでしたが、炎タイプの魅力が少しでも伝われば幸いです。

他にもリザードンvstarのポテンシャルを活かしたデッキや、一撃エースバーンvmaxのデッキなども普段組んでいます。気が向いたらこちらも紹介しようかなーと思います。
拙い記事でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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