まだまだ27歳。もう27歳。

まずはじめに断っておくと、これからする話は何も特別なものではない。それならば何故そんなことをnoteに書いて公開するのかといえば、多少は他人の目につくかもしれないという緊張感を持たないと、折角考えを整理するために書き始めたものを投げ出してしまうかもしれないからだ。

前置きが長くなってしまったが、順序よくタイトルから触れていくとしよう。
僕はつい先日をもって27歳になった。
「27歳まではアラサーじゃない!」などと持論を乱射しながらジリジリと撤退していたが、とうとう自ら打ち立てたアラサーの門扉に背中がついてしまった。

アラサー街道に足を踏み入れた僕に最近嫌にチラつくのが「結婚」や「子ども」といったワードだ。(何ともありふれた話題だが、僕自身もこんなに綺麗にチラつくと思っていなかったのだ)
それはさながら街道を賑やかすネオンの様に、進み行く僕を照らしつける。
それでは、僕が結婚や子どもを持つことに対して年齢的な焦りを感じているかと言えば、あながちそうとも言い切れないのが我ながらややこしい。
ネオンが僕を照らして出来た影を見て、少し物思いに耽ってしまったというレベルの話である。

好きになった人と一緒に暮らして、一緒にご飯を作ったり作ってあげたりしたいとは強く思う。
ただ、僕はそこに「子ども」のイメージが入ってこない。子どもはあくまで選択肢に過ぎないと思っているからだ。
この考えは年々強くなるばかりで、やはり周囲の友人と話をしていると、まだ微かにではあるがマイノリティーの気配を感じつつある。
子ども自体は嫌いではない。最近やたらと迷子を見つけることが多く、怯える子どもの扱いも少し板についてきた感すらある。必殺の手遊びがあるのはここだけの話。

ここまで考えてきて思うのは、僕は子どもを持つことによって発生する「楽しいこと」よりも「しんどいこと」の方に目が向いているのかもしれないということだ。
元来僕は「しんどいこと」の方に目が行きがちな人間だが、こと子どもにおいてはより一層その傾向が強い気がする。
と、ここまで考えが及ぶと少し先が開けて、これは今僕が一人で考えているからではないかとも思った。夫婦二人で考えれば目が向くところもまた違ったものになるだろう。
それでは、子育てについて一人よりも二人の方が良いから結婚するのだろうか?それはそれで少し気持ち悪さを感じる。
「この人との子どもが欲しいって自然に思うもんなんだよ〜」と飲みの席で説教されたこともあるが、果たしてそうだろうか?? 僕はそうとも言い切れないと思う。二人の空間が完成していれば、そこにもう一人入る隙間は生まれるのだろうか。
説教を受けたその場で飲みが白けそうな返しを即座にせず、こうやってちまちま深夜に一人で考えているあたり自分も歳を重ねつつあると感じる。

また僕お得意の堂々巡りに陥りそうだが、まぁそう焦って答えを出すようなものでも無いだろう。
僕がこれから進むアラサー街道は、グニャグニャと曲がりまくって中々進まない難儀な道かもしれない。
まずは自分が楽しくなることに集中すれば良いのかなと思い至ったところで、収まりが良さそうなので寝ることにする。










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