新潟に行って農作業を体験してみたって話
なんで農業に興味を持ったのかはよく分からないけど、ずーっと農業をやってみたかった。
「やってみたいな」と思うだけで大学生活を終えるのが嫌だったので
「農業 体験」
とGoogleで検索して上の方に出てきたサイトから思い切って申し込み。
とんとん拍子で新潟の農家に行くことが決まった。
1回目の農業体験
2021年10月初めて農業を体験した。
期間は1週間で、カリフラワーの収穫や出荷業務、さつまいもの加工や販売など生産〜加工〜流通販売と広く浅く経験した。
感想は「めっちゃ楽しかった」に尽きる。
それぞれの農家がどうすれば自分のところの野菜が売れるのか、どうすれば付加価値を付けて販売できるのかを試行錯誤していたことが印象的で農家=生産者ではなく、農家=総合ビジネスマンなんだなと思った。
野菜の作り方や収穫の方法だけでなく、商品の見せ方や販売チャネル、広報活動など工夫の余地は無限大だった。
ただ農家さんの話によると工夫できることはたくさんあるけど、人手不足や知識不足で手がつけれてないところが多いらしい。
その話を聞いたときに「自分がやってみたいこと」と「農家さんの課題」がマッチしていると感じた。
可能性は無限大だとも思った。
だから楽しかったんだと思う。
なんとなく農業やってみたいと思っていた僕は1週間で「農家のマーケティング担当になる」という目標をゲットした。
2回目の農業体験
2022年1月再び新潟に行き農業を体験した。
期間は1ヶ月弱で雪下キャベツの収穫や出荷作業などを経験した。
2回目は前回とは違い1つの農家にガッツり住み込みで働いた。
冬の期間ということで仕事量は少なく、休みの日や午前で終わる日も多かった。
2回目の体験では「マーケティングやブランディングの力」を感じた。
冬の期間ということで雪下キャベツを収穫した。
雪下キャベツとは雪の下に眠らせてから収穫されたキャベツのことで普通のキャベツとの違いは甘味・旨味が凝縮されていること。
畑でかじったけどとにかく美味しかった。
そんな美味しい雪下キャベツを新潟のスーパーや道の駅に行けば100円で購入できる。「新潟に住みたい🤤」
その日の夜、農家の方から雪下キャベツの話を聞いていた僕は衝撃の事実を知った。
雪下キャベツを2玉1500円で売っているところがあるらしい。
しかもめちゃくちゃ売れてる。
そこの農家は見せ方が上手で、雪下キャベツがどのように作られているのかを発信したり、発送する際は雪の詰まった箱に入れている。
ネット上のコンテンツが充実していたり、広報活動にも積極的でテレビや地元紙には毎年取材され掲載されているらしい。
同じものなのになんで?と思ったけどこれがマーケティングとかブランディングの力なんだと思う。
全く同じものでも見せ方次第で価値が変わってくる。
(商品が良いことは大前提)
その事実を痛感した僕は、マーケティングやブランディングなど発信や流通、販売方法を工夫することで付加価値を伝えられる人になろうと改めて誓った。
まとめ
農業未経験、文系大学出身の僕だが思い切って農業体験をしてみて本当によかった。
農家の皆さんに対して自分ができる関わり方の道筋が見つかった。
あとは自分に力をつけるだけだ。
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