(僕にとって)「Podcast」が意味するものは、何であって何でないか
Podcastな Advent Calendar 2020 1日目です。
「(僕にとって)「Podcast」が意味するものは、何であって何でないか」ということについて、書いてみたいと思います。
先日、「CROSS Party online 2020」というオンラインイベントで、「Podcast(等ネットラジオ的コンテンツ)の時代ってもう来ました?(まだ?)」というセッションのファシリテーターを担当しました。(動画)
セッションというか、Podcast好きが集まってこめんとでわいわいする座談会的な内容でした。(BoF、などと呼んだりすることもあるかと思います。)
このセッションを企画する際、ちょっと悩んだのが、タイトルに「Podcast」を入れるかどうかでした。
「ネットラジオ」とかの方がよいのかな・・と思いつつ、結局「Podcast(等ネットラジオ的コンテンツ)」というような表記にしてみました。
長ったらしくて、イマイチな気もしつつ、ベターな案が見つからず、結局この名前でいくことにしました。
そのことについて考える中で、いろいろ調べたり考えたりしたことについて、だらだらと書いてみたいと思います。
まず、必ずしも「Podcast」=「音声メディア」では無い(無かった)、ということについて。
Wikipediaの記載によれば、動画メディアや、電子書籍などの文字メディアでも、Podcastの仕組み(RSSを読んで新しいコンテンツファイルを発見してダウンロードして楽しむことができる)に則ったものであれば、広義でのPodcastなのだそうです。
とはいえ、少なくとも現在では、広義での使い方はほとんど廃れているとは思いますけれども。
次に、「ネットラジオ」という呼び方について。
最近は、Stand.fmなど、Podcast方式ではない、音声メディアプラットフォームも色々でてきているのですが、こういったものも、含めたい、という思いが、僕にはあります。
また、YouTubeなど、映像も含めたプラットフォームだけど、ラジオの価値観を大事にしたコンテンツ(映像が固定だったり、普通に動画だったりするケースもあります)であれば、こういったものも、含めたい、という思いが、僕にはあります。
しかし、旧来から存在するラジオ局が放送するAM放送やFM放送は、含めないし、そういった放送をPodcastとして公開しているものも、ちょっと含めることには抵抗があります。
これは、テレビが誕生する前から存在していた「ラジオ」というメディアと、いったんテレビに主役の座を奪われた後に新たに生まれてきた「ラジオ」の違い、といえるかもしれません。
別の例えとしては、昔あったレコードと、CDが出てきていったん廃れた後の、今のレコードの違いのようなもの、と言えるかもしれません。
これをごらんのPodcast好きなみなさまの中には、Podcastは好きだけど、Podcast以外のネットラジオ的コンテンツにはあまり興味ない人もいるのではないかと思います。さらには、Podcast以外のネットラジオ的コンテンツは好きじゃない、という人もいらっしゃるかもしれません。
が、私としては、できるだけ、Podcastすきなひとも、Podcast以外のネットラジオ的コンテンツ好きな人も、いっしょに「Podcast(等ネットラジオ的コンテンツ)」全体がもっと盛り上がっていくといいなー、と思っております。
こんまりさんも、YouTubeにラジオ的コンテンツをアップして、ラジオ愛を熱く語っていらっしゃいました。
アドベントカレンダーに参加されているみなさんも、それぞれの思いがあるかと思います。そういった記事が読めるのを楽しみにしております!
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