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【新潟記念(G3)回顧】推奨馬サリエラ7着…何処!!

【新潟記念結果】
3歳馬ノッキングポイントが完勝!北村宏司騎手は2週連続の重賞制覇

3日、新潟競馬場で行われた第59回新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)は、中団の内で脚を溜め、直線で馬群を捌いて伸びた北村宏司騎手騎乗の2番人気ノッキングポイント(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が、後方から脚を伸ばした7番人気ユーキャンスマイル(牡8、栗東・友道康夫厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒(良)。

さらにクビ差の3着に10番人気インプレス(牡4、栗東・佐々木晶三厩舎)が入った。なお、1番人気サリエラ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)は7着に、3番人気プラダリア(牡4、栗東・池添学厩舎)は4着に終わった。

勝ったノッキングポイントは、父モーリス、母チェッキーノ、その父キングカメハメハという血統。ダービー5着からの臨戦で重賞初制覇。秋に期待が広がる勝利となった。鞍上の北村宏司騎手は2週連続の重賞制覇。

【新潟記念】~騎手コメント~

1着3-3 ノッキングポイント(牡3、北村宏司・木村哲也)
「馬がすごく頑張ってくれて、嬉しかったです。順調に過ごせていたのか、というのが(今日の)第一印象でした。パドックでもダービーに比べ、歩ける時間が増えていましたし、変化を感じて返し馬に臨みました。返し馬でも、キャンターに移行して、良いバランスでした。ゲートまでもスムーズにいきました。トップスタートを切れるくらいで、流れに乗ることもできました。馬の力は感じていて、(こちらが)3歳馬というのは気にならず、レースへ臨んでいました。走ってくれるのは頼もしかったです。期待通りに過ごしていって、成長してくれています。もっともっと上のステージでも期待しています。 (自身は)たくさん良い馬に乗せてもらい、結果を求められる仕事で、少しずつそれに応えることを積み重ねてきました。(2週連続重賞制覇で)最後に良い形で新潟を終えられました。このあとも競馬は続きますが、良いリズムを保っていきたいです。暑い中、たくさん応援していただいた声援を力に、馬も頑張ってくれたと思います。このあとも競馬は続きますが、皆さんの応援でジョッキーも馬も頑張れます。また、競馬場に足を運んでもらえたらと思います」
2着6-9 ユーキャンスマイル(牡8、石橋脩・友道康夫)
「いつも厩舎がよく仕上げてくれています。返し馬からいいなと思いましたし、ゲートはいつもあれくらいです。馬のリズムを崩さずについていけました。直線ではやったかと思いましたが」
3着5-8 インプレス(牡4、菅原明良・佐々木晶三)
「ゲートは出遅れてしまったが、いつも後ろからいっている馬で、
ゆったり運んでいきました。直線は最内が空いていたので、ロスなく回ってこられました」
4着8-13 プラダリア(牡4、池添謙一・池添学)
「この暑い時期で夏バテみたいな感じで(栗東に)戻ってきて、そこからだんだん回復しましたが、体に緩さがあって本調子ではなかったです。それでも直線で一瞬は先頭に立ったけど、最後は止まってしまいました。期待している馬で、この状態でも勝ってほしかったです」

5着7-11 バラジ(牡4、三浦皇成・鹿戸雄一)
「今日はゲートの駐立が悪かったです。結果的に上位にきた馬と同じようなポジションだったが、今回はいい時と比べて硬さもあって、動き切れなかったので、前で運びたかったです」

6着5-7 フラーズダルム(牝5、松岡正海・松永昌博)
「エンジンのかかりが遅いと聞いていて、出たなりかハナと話していましたが、ハナにいったら物見をしていました。理想は番手だったかもしれませんが、今回こういう競馬をしたことがいい経験になれば」

7着1-1 サリエラ(牝4、C.ルメール・国枝栄)
「スタートしてからハミを取らず、進んでいかなかった。ずっとずぶかったです。直線を向いてだんだんと加速したが、この馬の瞬発力がなかった。返し馬から、いい感じではなかった」

8着6-10 ファユエン(牝5、木幡巧也・勢司和浩)
「いつもよりポジションを取っていきましたが、勝負どころでギアが上がるのが遅かったです。それでも最後はグイグイ伸びてくれて、狭いところを割って根性も見せてくれた」

9着4-5 イクスプロージョン(牡5、戸崎圭太・杉山晴紀)
「スタートがよかったし、いい感じで運ぶことができました。直線では一瞬、オッと思わせてくれましたが、残り100メートルで甘くなってしまいました」

10着8-14 マイネルウィルトス(牡7、M.デムーロ・宮徹)
「上がりの速い勝負になって、他の馬に速い脚を使われてしまった。
道中の手応えはよかったです。でも、仕掛けてからの瞬発力の差が出てしまいました」

11着2-2 グランオフィシエ(牡5、菱田裕二・久保田貴士)
「勝ち馬の後ろにつけて、ギリギリまでついていければというプランでした。直線は離されましたけど、しっかりとレースはできました」

12着4-6 ブラヴァス(牡7、内田博幸・友道康夫)
「スタートはよかったし、無理に下げることなく、馬のリズムを大事に運びました。ラストは年齢的なものもあるのかな」

13着7-12 イーサンパンサー(牡7、小林美駒・中野栄治)
「もう少しついていければよかったのですが…。初めての重賞という大きなステージに立たせていただき、中野先生、馬主さん、厩舎関係者の皆さんに感謝しています。走ってくれた馬にも感謝しています」

14着3-4 サトノルークス(牡7、永野猛蔵・池江泰寿)
「理想的なポジションを取ることができて、前に壁をつくって、ひとためして運ぶことができました。トモ(後肢)に弱いところがあって、最後は苦しくなってしまいました」

JRA年間プロモーションキャラクターの女優見上愛が新潟記念の表彰式でプレゼンターを務めた。「宝塚記念、小倉記念に続き、夏競馬3回目のプレゼンターを務めさせていただきました。14頭の素晴らしいレースに私の心臓の鼓動も高まりました。中でも、日本一長い新潟競馬場の直線を瞬く間に駆け抜け、新潟記念を制したノッキングポイントの躍動感あふれる走りがまぶたに焼き付いています。北村宏司騎手、関係者の皆さま、おめでとうございます。夏競馬が終わり、来週末からはいよいよ秋競馬がスタートします。どんなレースが繰り広げられ、どんなドラマが生まれるのか、今からとてもワクワクしています。ファンの皆さまと年末まで感動を分かち合っていきたいです」とコメントした。

推奨馬サリエラ(1人気)は、スタート悪く後方追走から直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、追い出されても反応鈍く伸びを欠き7着まで…残念。

レースは、中団の内で脚を溜め、直線で馬群を捌いて伸びたノッキングポイント(2人気)が、後方から脚を伸ばしたユーキャンスマイル(7人気)に1馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にインプレス(10人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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