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【セントライト記念(G2)回顧】推奨馬アスクカムオンモア6着~何処??

【セントライト記念 結果】
アーバンシックが突き抜け重賞初制覇!

16日、中山競馬場で行われた第78回セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)は、内でじわじわとポジションを上げて直線で突き抜けたC.ルメール騎手騎乗の2番人気アーバンシック(牡3、美浦・武井亮厩舎)が、早め進出から一旦は抜け出した1番人気コスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士津八厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒6(良)。さらに2.1/2馬身差の3着に3番人気エコロヴァルツ(牡3、栗東・牧浦充徳厩舎)が入った。

勝ったアーバンシックは、父スワーヴリチャード、母エッジースタイル、その父ハービンジャーという血統。春は京成杯で2着、皐月賞で4着と好走。日本ダービーでは11着に敗れたものの、秋初戦のここを制して待望の重賞初制覇を果たした。また、本馬及び2着のコスモキュランダ、3着のエコロヴァルツは菊花賞の優先出走権を獲得した。

【勝ち馬プロフィール】
◆アーバンシック(牡3)
騎手:C.ルメール
厩舎:美浦・武井亮
父:スワーヴリチャード
母:エッジースタイル
母の父:ハービンジャー
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【セントライト記念】~騎手コメント~

1着1-1 アーバンシック(牡3、C.ルメール・武井亮)
「良かったですね。春にダービーに使った馬だから、能力があって自信がありました。秋は大人になっていて、絶対にいい競馬ができると思っていました。(最後の直線は)良かったですね。外に出してギアアップしました。すごくいい脚でした。(クラシック最終戦は)ゴールまで伸びてくれて、まだ良くなると思います。(3000メートルの)距離はもつと思う。菊花賞でもチャンスはあると思います」

(武井亮調教師)「なんであんな風に乗れるのかな(笑)。1枠でスタート遅れたのにも関わらず、いつのまにか勝てる位置にいました。力がある馬だと思っていましたが、競馬が上手くなくて力が出しきれていませんでした。今回はジョッキーがうまく乗ってくれて、良いパフォーマンスを引き出してくれました。精神面にはまだ課題があって、ワガママなところがあります。ダービーの時には2歳くらい、今は2歳と3歳の間で1年遅れくらいなんですが、徐々に成長してくれています。今後も伸び代があるということだし、ゆっくりですが着実に成長しているので楽しみです。暑さが得意でなく、今もまだ毛ヅヤがいまいちだったので、次、次の次と、もっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います。菊花賞の距離ももつと思います。次走のプランはG1ではありますが、どのレースかはオーナーと相談、ジョッキーの予定や状態を見て決めていきたいです」

2着5-8 コスモキュランダ(牡3、M.デムーロ・加藤士津八)
「数字は増えてなかったけど、中身がしっかり入ってきていると思いました。いい競馬をしたし、頑張ってくれた。自分の競馬をして、負けないと思ったんだけど、勝った馬が強かったです」

加藤士津八調教師)「馬は実力を出し切ってくれて、勝ちにいく競馬で、強い競馬をしてくれました。今後に期待できる競馬です。菊花賞へ向かいます」

3着4-6 エコロヴァルツ(牡3、岩田康誠・牧浦充徳)
「やりたいレースはできたし、折り合いもついていた。乗るのは2回目だけど、成長を感じました。久々だけど、次につながるレースができたと思います」

4着6-10 ヤマニンアドホック(牡3、津村明秀・辻哲英)
「本当は(ハナに)行きたくなかったんだけど、ハミをガツンと取ったので行かざるをえませんでした。先頭に立ってからはハミも抜けていましたが、真面目すぎる感じがありますね。頑張ってくれたし、力はあります。距離はもう少し短い方がいいかもしれません」

5着7-12 スティンガーグラス(牡3、武豊・木村哲也)
「一完歩目の出る感じで、レースが限定されてしまう。道中のリズムは良かったし、はじけそうな感じはあったが…。トビはいいけど、体の感じは非力。素質があるし、成長すれば楽しみですね」

6着6-9 アスクカムオンモア(牡3、戸崎圭太・藤原英昭)
「乗りやすい馬だが、終始、促す感じだった。楽な手応えでいけるイメージがあったんですけどね。休み明けだし、使った方がいいのかもしれません」

7着8-14 タンゴバイラリン(牡3、菅原明良・栗田徹)
「枠が外だったけど、向こう正面では2頭目に入れたし、いい競馬はしてくれました。スピードがある馬に置かれてしまったけど、最後は盛り返したし、しぶとい競馬をしてくれました」

8着7-11 パンジャ(牡3、小林勝太・金成貴史)
「1勝クラスの馬だけど、強気な競馬をして3コーナー、直線と反応してくれました。力をつけてきています」

9着2-2 タガノデュード(牡3、丹内祐次・宮徹)
「いいポジションは取れたけど、ちょっと伸びきれませんでした」

10着5-7 ログラール(牡3、北村友一・松永幹夫)

11着3-3 エコロレイズ(牡3、横山和生・岩戸孝樹)
「スタートも決まったし、メンタル面の成長は伺えました。強いメンバー相手にしっかり勝負しての結果です。仕切り直しですね」

12着3-4 ルカランフィースト(牡3、横山武史・鹿戸雄一)
「ゲート入りの時に苦しがるところを見せていました。駐立は大丈夫でスタートは出てくれたけど、時計が速いし、ついていくのがやっとでした。自己条件で仕切り直しですね。精神的に苦しい部分が出てきているかもしれません」

13着8-13 アスクハッピーモア(牡3、田辺裕信・田村康仁)
「返し馬の感じは芝でもと期待させる感じだったけど、ゲートの中でバランスを崩してスタートが決まりませんでした」

14着4-5 サルヴェージワーク(牡3、佐々木大輔・田村康仁)
「メンバーが強かったですね。自己条件ならチャンスはあると思います」

推奨馬アスクカムオンモア(⑥人気)は、スタートは互角も行き脚がなく促されて先団後方6番手追走。4角を回り追い出されると大外から伸びてはいるが、前が止まらず6着まで…残念。

レースは、内でじわじわとポジションを上げて直線で突き抜けたアーバンシック(②人気)が、早め進出から一旦は抜け出したコスモキュランダ(①人気)に1.3/4馬身差をつけ優勝。さらに2.1/2馬身差の3着にエコロヴァルツ(③人気)が入り、本命決着!!

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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