【2024 ジャパンカップ(GⅠ)】徹底的に攻略データ篇 2 Haya 2024年11月21日 07:00 *「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。<2023年のレース検証>レースは、イクイノックス(1人気)が3番手追走から直線で先頭に立ち、後続を突き放し、2着のリバティアイランド(2人気)に4馬身差をつけ優勝。さらに1馬身差の3着にスターズオンアース(5人気)が入り、大本命決着!!2I年5月に東京競馬場に国際厩舎が竣工した。これにより、検疫等の外国招待馬の負担が軽減されることとなる。「名ばかり国際競走」の改革として、JRAが外国招待馬の誘致に臨み、その結果、4頭の外国所属馬が出走してきた。ただし、外国馬の最先着は6着のグランドグローリー。 やはり日本の高速馬場に外国所属馬が対応するのはなかなか難しいようだ。1〜4着は外国人騎手騎乗の日本馬が入った。特に2着シャフリヤール以外の3頭はテン乗りでのもの。今週も外国人騎手の巧さを目の当たりにさせられた。<単勝オッズ2倍台以下なら堅軸!? 外国人騎手次第で高配当出現も!!>[人 気]①人気は[5-2-1-2]で、馬券圏外は3連覇を目指した14年ジェンティルドンナと、人気が分散した19年レイデオロの2回のみ。それぞれの単勝オッズは 3.6倍、4.2倍だったが、単勝オッズ1〜2倍台の①人気であれば[4-0-2-0]と崩れていないので信頼度を見極めるのに有効。②人気[0-2-3-5]、③人気[2-2-1-5]、④人気[2-1-1-6]もそれぞれ健闘していて、⑤人気が[1-2-0-7]。①〜⑤人気からしか優勝馬が出ていないのは特徴的。馬連平均配当は2,641円。20〜22年は3桁配当が続いており、万馬券は15年の一回のみ。3連単は過去6年が2万円未満で、20、21年に至っては10倍台という堅い配当。近年は特に本命サイドで決まることが多くなっている。(netkeiba.com 想定人気)想定1人気 ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫)想定2人気 チェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也)想定3人気 オーギュストロダン(牡4、海外・A.オブライエン)想定4人気 ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀)想定5人気 スターズオンアース(牝5、美浦・高柳瑞樹)過去10年 ジャパンカップ 人気別成績表[ステップ]出走数も好走馬も多いのが天皇賞・秋組で[6-3-6-36]。中3週のレース間隔で共に東京競馬場で施行されるGIとあって、最重要ステップとして長く君臨している。勝ち鞍で続くのが京都大賞典組[3-1-0-17]で、22年ヴェラアズールの優勝で久々に存在感を示した。また3歳牝馬GI・秋華賞組が[1-1-1-3]で、出走馬が少ないながら複勝率50%と好成績を残している。勝ち馬を輩出しているのはこれら 3つのステッブに限られていて、3歳馬でも牡馬の菊花賞組は[0-1-0-3]と牝馬勢には見劣る成績になっている。前走海外のレースに出走した日本馬が[0-1-0-2]に対し、海外からの遠征馬は[0-0-0-24]。06年3着ウィジャボードを最後に外国馬は好走していない。天皇賞・秋組 [6-3-6-36]4着 ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀)7着 ソールオリエンス(牡4、美浦・手塚貴久)14着 ダノンベルーガ(牡5、美浦・堀宜行)1着 ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫)京都大賞典組 [3-1-0-17]11着 ブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥)7着 プラダリア(牡5、栗東・池添学)秋華賞組 [1-1-1-3]1着 チェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也)過去10年 ジャパンカップ 前走レース名別成績表<攻略ポイント>①天皇賞・秋組~前走掲示板なら期待大!! 外国人騎手で信頼度アップ!?過去10年で6頭の優勝馬を送る天皇賞・秋組。3着以内30頭中半数を占めている。連対のなかった16、17年を境に傾向に変化が見られ、18年以降は5年連続連対を果たしているが、過去5年の3着以内7頭中、前走着外から巻き返したのは18年3着、19年優勝スワーヴリチャードのみ。距離延長で良さが出た前出馬のようなケースはあっても、前走入着はクリアしておきたい条件。また3着以内15頭中半数以上の8頭が外国人ジョツキーとのコンビだったことから「乗り役=カタカナ表記」の場合は能力アップと見込んでいい。天皇賞・秋組~前走5着以内の馬4着 ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀)=C.デムーロ騎手1着 ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫)=武豊騎手過去10年 ジャパンカップ 前走クラス別成績表②馬齢~優勝馬は3~5歳馬からのみ、6歳以上は大幅に割引年齢別成績は3歳馬[1-4-2-16]、4歳馬[5-3-3-37]、5歳馬[4-3-4-35]、6歳馬[0-0-0-29]、 7歳以上[0-0-1-20]。6歳以上は13年に当時7歳卜ーセンジョーダンが3着に入っただけで、同馬は5歳時に2着の実績があったリピー夕ー。連対となると、07年2着ポップロツクまで遡らなければならない。1~3着は9年連続で 3〜5歳馬の3世代に限られており、6歳以上は不振続き。このレースにおける年齢は取捨の強力なデ—タとなる。3歳馬[1-4-2-16]チェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也)シンエンペラー(牡3、栗東・矢作芳人)4歳馬[5-3-3-37]オーギュストロダン(牡4、海外・A.オブライエン)ゴリアット(セ4、海外・F.グラファール)ソールオリエンス(牡4、美浦・手塚貴久)ドゥレッツァ(牡4、美浦・尾関知人)ファンタスティック(牡4、海外・S.シュタインベルク)5歳馬[4-3-4-35]シュトルーヴェ(セ5、美浦・堀宜行)ジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀)スターズオンアース(牝5、美浦・高柳瑞樹)ダノンベルーガ(牡5、美浦・堀宜行)ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫)ブローザホーン(牡5、栗東・吉岡辰弥)プラダリア(牡5、栗東・池添学)7歳以上[0-0-1-20]カラテ(牡8、栗東・音無秀孝)過去10年 ジャパンカップ 馬齢別成績表③波乱の主役~一変のカギ握る外国人騎手!! 手替わりに波乱の望みアリ!?近年波乱は少なく、2桁人気の馬券圏内は13年が最後。その年の⑪人気3着卜—センジョ ーダンは11年2着、12年6着だが、好走時の共通点は初手合わせの外国人に乗り替わっていたこと。6着の12年は前走と同騎手だったから、鞍上の変化で目覚めたとも取れる結果。15年⑦人気ラストインパクトもムーア騎手との初コンビで2着。③人気ではあったが 22年ヴェラアズ—ルもム—ア騎手と初コンビで優勝。穴が狙いづらいレースにあって、人気薄を一変させる可能性のある外国人騎手への乗り替わりには注目。外国人騎手騎乗予定馬オーギュストロダン(牡4、海外・A.オブライエン)=R.ムーアゴリアット(セ4、海外・F.グラファール)=C.スミヨンジャスティンパレス(牡5、栗東・杉山晴紀)=C.デムーロチェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也)=C.ルメールファンタスティック(牡4、海外・S.シュタインベルク)=R.ピーヒュレク過去10年 ジャパンカップ 騎手別成績表【戦術ポイント】[軸馬の狙い方]単勝オッズ1〜2倍台の①人気は[4-0-2-0]なので該当馬は迷わず軸にできる。過去5年の優勝を独占する①③人気の2頭を1着付けにフォーメーションで展開する手も。アーモンドアイ級でなければ牝馬も関東馬もアタマでは買いづらいが、軸にも相手にも中心となるのは3着以内の半数を占める天皇賞・秋組と3〜5歳馬。過去10年 ジャパンカップ 生産者別成績表[相手馬の狙い方]1万円を切る配当が3年続き、20、21年にいたってはいずれも10倍台の稀に見る堅い決着。大波乱は望みづらいが、外国馬や近況の良くない牝馬など買える要素の少ない馬はバッサリ切って、可能な限り、買い目は絞って挑むのが基本。上位人気はしっかり押さえつつ3着候補に外国人騎乗で変わりそうな人気薄を狙う程度の抵抗はしたい。過去10年 ジャパンカップ 馬主別成績表[注 意 点](レース間隔10週以上)国内外のトップホースがしのぎを削る頂上決戦。ステップレースなど各陣営ここへ向けての仕上げもしっかり計算されていることもあり、レース間隔が 10週以上で出走した馬 は[0-0-0-14]と全滅。17年の覇者シュヴァルグランは2年後9着に敗れているが、7歳という年齢に加え、前走から中13週のレース間隔もマイナス要素だった。レース間隔10週以上の馬オーギュストロダン(牡4、海外・A.オブライエン)=10週シュトルーヴェ(セ5、美浦・堀宜行)=22週スターズオンアース(牝5、美浦・高柳瑞樹)=34週ドゥレッツァ(牡4、美浦・尾関知人)=14週過去10年 ジャパンカップ ローテーション別成績表(前走着外の牝馬)18、20年1着アーモンドアイなど名牝の活躍が印象的で、数字上も牝馬が[4-2-1-18]と健闘しているが、3着以内7頭中5頭は前走GIで①②人気の支持を受けて連対した馬。他2頭もGIで⑤④着と掲示板に載っていた。14年には桜花賞馬ハープスターが凱旋門賞6着後に臨んで②人気5着。前走着外の牝馬の扱いは要注意。前走着外の牝馬アラ首DSC 8着 スターズオンアース(牝5、美浦・高柳瑞樹)過去10年 ジャパンカップ 性別・東西厩舎別成績表(枠順)16〜18年の3連勝含め1枠が[4-3-1-9]と好成績。5〜8枠からの優勝は1頭のみで圧倒的に内有利。 過去10年 ジャパンカップ 枠番別成績表 過去10年 ジャパンカップ 馬番別成績表[注 目 デ ー タ]①JRA所属の3~5歳馬②前走(国内)芝2000㍍以上のG1&G2で3着以内 or4着以下でも着差0.2秒以内③同年の芝GⅠ3着以内の実績④ノーザンファーム生産馬ちなみに、すべて該当したのは ドウデュース(牡5、栗東・友道康夫)、 チェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也)の2頭。*「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #競馬 #JRA #G1 #データ分析 #血統 #ジャパンカップ #日刊コンピ指数 2