【スプリングS(G2)回顧~その先へ】血統篇 1 Haya 2023年3月22日 07:00 【スプリングSの結果】レースは、縦長馬群の中団を追走したベラジオオペラ(2人気)が、直線で前の各馬を差し切り、3番手追走から伸びたホウオウビスケッツ(3人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに3/4馬身差の3着にメタルスピード(8人気)が入り、ほぼ本命決着!?傾向面からみると、「1番人気」は買い方に注意も今年の優勝馬2人気。そして、「上がり最速馬」が5年中4回連対は、今年1着馬が上がり3F最速だった。さらに、穴は「前走1勝クラス」敗退馬だが、今年は該当無し。血統面からみると、「Kingmambo系の血を引く馬」がワンツースリー独占!! 1着ベラジオオペラ(父ロードカナロア)、2着ホウオウビスケッツ(母父ルーラーシップ)、3着メタルスピード(母母父King's Best)。トリッキーなコースで行われる芝中距離重賞なので、非主流条件に強い血統やスタミナに関する血統は注目!!【血統傾向】*トリッキーなコースで行われる芝中距離重賞なので、非主流条件に強い血統やスタミナに関する血統は注目!!*メンバー構成の関係から道中ラップが緩みにくく、マイル以下でも◎な血統でも対応可能なレースに!?父か母父がキングカメハメハ系 [1-1-2-15] 複勝率21%/複勝回収率33.1% 単勝オッズ5倍未満 [1-1-2-0]該当馬=オールパルフェ、ジョウショウホープ、ハウゼ、ベラジオオペラ、ホウオウビスケッツ 2023年1着父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧2着父マインドユアビスケッツ(ノーザンダンサー系/米)×母父ミスプロ系/欧3着父シルバーステート(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧2022年1着父アメリカンペイトリオット(ノーザンダンサー系/米)×母父サンデー系/日2着父ハービンジャー(ノーザンダンサー系/欧)×母父サンデー系/日3着父エピファネイア(ロベルト系/欧)×母父サンデー系/日2021年1着父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧2着父ヴィクトワールピサ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧3着父ハービンジャー(ノーザンダンサー系/欧)×母父ミスプロ系/欧2020年1着父キンシャサノキセキ(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/欧2着父ドリームジャーニー(サンデー系/日)×母父ハンプトン系/欧3着父キンカメ(ミスプロ系/欧)×母父マッチェム系/欧2019年1着父クロフネ(ノーザンダンサー系/米)×母父サンデー系/日2着父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日3着父ダイワメジャー(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧【血 統 背 景】ベラジオオペラ(牡3、栗東・上村洋行)は、父ロードカナロア×母エアルーティン(母父ハービンジャー)。曽祖母エアデジャヴー(オークス2着)にさかのぼる牝系は、秋華賞馬エアメサイアなど数多くの活躍馬を送り出しており、父にロードカナロアを配した本馬の血統背景は一級品。エアデジャヴーにさかのぼる母系は一流で、ロードカナロア産駒ながらも、ハービンジャー×サンデーサイレンスの母なら距離の融通性も得た。11月20日のメイクデビュー阪神(芝1800㍍)は、先行策から直線で人気馬3頭の追い比べになったが、最後はエアメテオラをアタマ差競り落として初陣勝ち。3着に退けたショウナンバシットはその後に2連勝しており、メンバーレベルが高かった。前走の1勝クラス・セントポーリア賞(東京・芝1800㍍ル)は、好スタートを決め、途中でシャンドゥレール(6着)にハナを譲って2番手を追走。ラスト200㍍ル付近で先頭に躍り出ると、そこから後続を1馬身1/4突き放して快勝した。肝心のレースは雨上がりの重馬場も、昼前後までは外差し馬場が、次第に内が乾きはじめた難しい状況だった。中団の前からきっちり差し切った同馬は、キャリア3戦で突っ込んで入った流れの持続力勝負で勝ちきったのは今後に繋がる。バテ合いのようなレースを制し、本番(皐月賞)が厳しい条件下で行われるようなら再現も考えられる。ホウオウビスケッツ(牡3、美浦・奥村武)は、父マインドユアビスケッツ×母ホウオウサブリナ(母父ルーラーシップ)。父マインドユアビスケッツは、主にアメリカ国内の短距離戦線で活躍し、ドバイゴールデンシャヒーン連覇などG1で3勝を挙げた活躍馬。初年度産駒からデルマソトガケ(JpnⅠ・全日本2歳優駿を優勝)などを出している。祖母トラヴェシーアはキングカメハメハの半妹という血統で、当馬はマンファス4×3というクロスを持つ。12月10日のメイクデビュー中山(芝1600㍍)は、好スタートを決めてハナを奪うと平均ペースに持ち込み、道中の手応えも十分。最後までスピードが衰えず、後続の追い上げを振り切って快勝した。前走の1勝クラス・フリージア賞(東京・芝2000㍍ル)もスタート、二の脚ともに速く、すんなり先手を主張。途中でマキシ(3着)が動いたことでペースアップを余儀なくされたが、ラスト5ハロンのラップを全て11秒台でまとめ後続を1馬身1/2振り切り、1分59秒3の好タイムで無傷の2連勝。息が入りにくく、先頭集団にとりついた同馬にとってかなりタフな流れも、早めにペースアップする競馬で結果を出しているだけに、スタミナ比べなら勝ち馬にも引けをとらない存在。優先出走権を獲得した本番(皐月賞)でも、驚異的な1頭か!?メタルスピード(牡3、美浦・斎藤誠)は、父シルバーステート×母マイビビアース(母父Shamardal)。父シルバーステートは初年度産駒からウォーターナビレラ(ファンタジーS、桜花賞2着)、リカンカブール(京都新聞杯4着)、セイウンハーデス(毎日杯4着)、コムストックロード(新潟2歳S4着)などを出して成功を収めている。母マイビビアーヌの仔は仕上がりが早い傾向がある。近親に、2003年、2004年のコロネーションC(英、G1、芝12F10Y)連覇などG1を4勝挙げたウォーサンがいる血統。右ブリンカーを着用した3走前からレース内容がグンと良くなり、未勝利、1勝クラス(ともに中山・芝1600㍍)を連勝。2走前の未勝利は、好スタートを決めて好位のインを追走。速い流れだったが、手応え十分に直線を向くと、逃げ粘るサルヴァトーレをゴール寸前で捕らえ、デビュー5戦目で待望の初勝利。前走の1勝クラスは好位の4番手を進み、前2頭がハイペースで飛ばして展開が向いた面はあったが、正攻法のレース運びから直線で鮮やかに抜け出して快勝。同馬は道中、勝ち馬と同じ位置のインにいたが、4コーナー手前で勝ち馬が動いたときに反応しきれなかった。中山2連勝は外回り1600㍍で今回は内回り1800㍍の為に、コーナーがよりきつく戸惑ったのか?? 直線はいい脚を使っていただけに、中山で狙いたいタイプ!? ダウンロード copy #競馬 #JRA #血統 #G2 #スプリングS #ベラジオオペラ #ホウオウビスケッツ #メタルスピード 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート