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【NHKマイルC(G1)回顧】推奨馬カルロヴェローチェ5着…クソッ!!

【NHKマイルC結果】
9番人気シャンパンカラーが3歳マイル王に輝く
                           内田博幸騎手は5年3か月ぶりのGI勝利

7日、東京競馬場で行われたNHKマイルC(3歳・牡牝・GI・芝1600m)は、後方からとなった内田博幸騎手騎乗の9番人気シャンパンカラー(牡3、美浦・田中剛厩舎)が、直線で前の各馬を差し切り、ゴール前で急追した8番人気ウンブライル(牝3、美浦・木村哲也厩舎)をアタマ差振り切って優勝した。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)。

さらに1.1/4馬身差の3着に3番人気オオバンブルマイ(牡3、栗東・吉村圭司厩舎)が入った。なお、1番人気カルロヴェローチェ(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)は5着、2番人気エエヤン(牡3、美浦・伊藤大士厩舎)は9着に終わった。

勝ったシャンパンカラーは、父ドゥラメンテ、母メモリアルライフ、その父Reckless Abandonという血統。ニュージーランドT3着から逆転勝利で3歳マイル王に輝いた。内田博幸騎手は20年9月以来となるJRA重賞勝利で、JRA・GI勝利は18年のフェブラリーS以来5年3か月ぶり。

【NHKマイルカップ】~騎手コメント~

1着6-11 シャンパンカラー(牡3、内田博幸・田中剛)「4コーナー手前ですごく手応えがよくて、早めに抜け出さないように周りを見ながら、ゴールをそのまま駆け抜けてくれと思って、追いました。楽に5、6番手がベストだと思っていましたが、主張する馬もいたし、馬場も重かったので、しまいを生かそうかなという気持ちで乗っていました。(NHKマイルCは2007年にJRA・G1初制覇)すごく昔のことに感じますが、改めてこのレースを勝てて、本当に幸せです。関係者に感謝していますし、僕を乗せてくれたことをありがたいと思っています」

(田中剛調教師)
「(今年の初勝利がGIに)5月になってやっとです。初勝利がGIというのも、そういう事になっていたのですかね。11番枠で騎手も良いところを選んで走ってくれました。スタートで出遅れて、後方の位置になった時は眼を瞑りました。最後は、こちらが思っている以上に伸びてくれました。今後はオーナーと相談して決めることになります」

2着2-3 ウンブライル(牝3、横山武史・木村哲也)
「厩舎が工夫してくれて、前回からブリンカーを着けたことで、
阪神ジュベナイルFの時とは馬の気持ちがまるで変わっていました。
しっかりためが利いたぶん、最後の爆発力はすごかったです。結果だけが残念です」
3着5-10 オオバンブルマイ(牡3、武豊・吉村圭司)
「直線を向いて、スムーズに外に出して勝ったかなと思ったが、スムーズすぎたぶん最後はいっぱいになってしまいました。それでも馬はよく頑張ってくれました」
4着8-18 ダノンタッチダウン(牡3、川田将雅・安田隆行)
「素晴らしい走りが今日はできました。だからこそ乾いた馬場で走らせてあげたかったです」
5着7-15 カルロヴェローチェ(牡3、D.レーン・須貝尚介)
「リズム良くいいポジションを取れて、直線に入ってもいい感じでしたが、
勝負どころで馬場を気にしていました」

6着1-2 モリアーナ(牝3、横山典弘・武藤善則)
「ゲートでつっかけて後ろからになったが、行くつもりはなかったので特に問題なかった。馬場が悪かったので、この馬のペースで行かせました。頑張っていると思います」

7着8-17 ミシシッピテソーロ(牝3、柴田大知・畠山吉宏)
「厩舎スタッフが上手に仕上げてくれて、体も増えていい状態だったと思います。コーナーで少し脚を取られ、走りづらそうでしたが、直線向いてからしっかり伸びてくれました」

8着5-9 ナヴォーナ(牡3、田辺裕信・矢作芳人)
「前回に続いて馬場が悪くなってしまったことで、追走が忙しかった。まだ馬が若く緩さがあるので、今日のような馬場をとらえきれない感じでした。直線は脚を使って追い上げてくれているし、これからに期待したい」

9着3-6 エエヤン(牡3、戸崎圭太・伊藤大士)
「東京でペースが落ち着いたところで、折り合いがどうかと元々思っていたが、
そこで上手に乗れずかかる感じに。直線スムーズでなかったのもあるが、
そこでエネルギーを消耗したのが影響しました」

10着8-16 タマモブラックタイ(牡3、幸英明・角田晃一)
「競馬が上手ですね。最後伸び切れなかったのは残念でしたが、距離がダメと決めつけるのはまだ早いと思います。これからの成長に期待したいです」

11着3-5 シングザットソング(牝3、吉田隼人・高野友和)
「ふわっと行きたかったがゲート練習したことで、出が良すぎました。馬場の悪い所を通らざるを得なかったし、1400メートルぐらいの方が競馬はしやすいのかも。一歩一歩、馬は良くなっています」

12着7-13 ドルチェモア(牡3、三浦皇成・須貝尚介)
「馬場を考慮してリズム重視で運びました。ただこの馬場のわりにペースがおさまらず、
後ろからの馬がくる流れになりました。結果を出せず申し訳ないです」

13着4-8 セッション(牡3、団野大成・斉藤崇史)
「スタートが速い馬で競馬はしやすいです。ただ今日は3コーナーでかぶせられて一瞬ひるむところがありました。まだ緩さのある馬ですし、これからの成長に期待したいです」

14着7-14 ユリーシャ(牝3、松山弘平・中村直也)
「3番手から自分の競馬はできたと思います。牡馬相手によくくらいついてくれました」

15着2-4 ショーモン(牡3、鮫島克駿・橋口慎介)
「1、3着馬は真横にいたので、展開的には良かったですが、馬場がこたえて、いつもより動けなかったです」

16着4-7 オールパルフェ(牡3、大野拓弥・和田雄二)
「馬の感じは良かったが、状態のピークが先週だったのかなという感じはあります」

17着1-1 フロムダスク(牡3、横山和生・森秀行)
「ゲートに課題があるけど今日はうまく出すことができました。馬場にノメっている感じだったので、良馬場の方がいいと思います」

取消6-12 クルゼイロドスル(牡3、M.デムーロ・高橋義忠)
*疾病〔感冒〕のため出走取消。

推奨馬カルロヴェローチェ(1人気)は、スタート良く先団後方(9番手)追走から直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、思ったほど伸びを欠き何とか5着入線…残念。

レースは、後方からとなったシャンパンカラー(9人気)が、直線で前の各馬を差し切り、ゴール前で急追したウンブライル(8人気)をアタマ差振り切って優勝。さらに1.1/4馬身差の3着にオオバンブルマイ(3人気)が入り、大波乱決着!?

当然ながら馬券は、ハズレ…(ノД`)・゜・。


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