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【みやこステークス(GⅢ)回顧】推奨馬ミトノオー14着~何処??

【みやこS 結果】
唯一の3歳馬サンライズジパングが差し切り重賞2勝目

3日、京都競馬場で行われた第14回みやこステークス(3歳上・GIII・ダ1800m)は、中団からポジションを上げてゴール前で差し切った鮫島克駿騎手騎乗の3番人気サンライズジパング(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が、2番手追走から一旦は抜け出した11番人気アウトレンジ(牡4、栗東・大久保龍志厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分49秒7(重)。

さらにクビ差の3着に9番人気ロードアヴニール(牡4、栗東・野中賢二厩舎)が入った。なお、1番人気オメガギネス(牡4、美浦・大和田成厩舎)は10着に、2番人気ドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学厩舎)は11着に終わった。

勝ったサンライズジパングは、父キズナ、母サイマー、その父Zoffanyという血統。今回の出走馬の中で唯一の3歳馬だったが、見事古馬を破って盛岡の不来方賞に続く重賞2勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆サンライズジパング(牡3)
騎手:鮫島克駿
厩舎:栗東・音無秀孝
父:キズナ
母:サイマー
母の父:Zoffany
馬主:ライフハウス
生産者:追分ファーム

【みやこステークス】~騎手コメント~

1着8-15 サンライズジパング(牡3、鮫島克駿・音無秀孝)
「非常にうれしいです。3、4コーナーでは1列目にいたかったので向こう正面で思い切って押し上げていきました。3コーナーから逆手前で手応えが悪かったけど、直線でまた力を振り絞ってくれました。今朝、アメリカで同世代のライバルのフォーエバーヤングが(ブリーダーズカップクラシック3着と)頑張っていましたし、レベルが高い世代の一頭だと思います。能力が高いなかでもまだ課題は残っていて、将来性はあると思います。乗っている感じでは左回りのほうがいいので、もし、チャンピオンズCを使うならチャンスはあると思います」

2着7-13 アウトレンジ(牡4、横山和生・大久保龍志)
「いい競馬でした。前走は苦しい競馬を強いたなかで応えてくれた。メンバーが上がってもスムーズに流れに乗れました。もうちょっとでした。(重賞)初挑戦で見せ場たっぷりで、よかったです」

3着4-7 ロードアヴニール(牡4、岩田望来・野中賢二)
「いい競馬ができたと思います。3、4コーナーでしぶくなったけど、最後伸びてくれました。力のあるところは示してくれました。(どこかで)賞金加算をして、重賞に行ければ」

4着5-9 ハピ(牡5、幸英明・大久保龍志)
「中に潜り込んで競馬をしてほしいという指示でした。しまいに脚を使ってくれていますが、前が残る馬場でもありましたし、展開ひとつだと思います」

5着3-4 ミッキーヌチバナ(牡6、M.デムーロ・高橋亮)
「内のポジションで運べたけど、下がってくる馬がいてブレーキをかけるところが。頑張ってくれたけど、スムーズだったら違ったかも」

6着4-6 ダンテバローズ(牡4、団野大成・上村洋行)
「昇級戦でしたが、強い相手に自分の競馬ができましたし、いいところを見せてくれました」

7着3-5 デリカダ(牝5、浜中俊・吉田直弘)
「いい馬だと思います。牡馬が相手でしたし、結果は仕方ない。牝馬同士ならば、勝ち負けできる力は感じます」

8着6-10 トウセツ(牡5、角田大和・杉山佳明)
「このメンバーならもう少し流れると思ったんですけど、そこまで流れなかった。どこかではまればいいところがあると思います」

9着8-14 リプレーザ(牡6、国分優作・大根田裕之)
「自分のぶんは頑張ってくれています」

10着5-8 オメガギネス(牡4、藤岡佑介・大和田成)
「スタートは速くなくて、切り替えて勝ち馬を見ながら競馬をしましたが、3コーナーで手が動いて、4コーナーを待たずしていっぱいになりました。もう1、2列前で流れに乗れていたらとも思いましたが、そういう問題でもなさそうです。初めてなので何とも言えないですね」

11着2-3 ドゥラエレーデ(牡4、北村友一・池添学)
「内枠で速い馬が外にいて、難しいと思っていましたが、その通りになってしまいました。ベストポジションではないところでレースをしてしまった。全力で走らせることができませんでした」

12着6-11 ロコポルティ(牡6、丸山元気・西園正都)
「ここまで止まるのは初めて。まだ本調子に戻りきっていないのかな」

13着2-2 ゲンパチルシファー(牡8、田口貫太・佐々木晶三)
「前半は流れに乗れたけど、ペースアップした時に苦しくなりました」

14着7-12 ミトノオー(牡4、松山弘平・牧光二)
「外枠から先手を取って、リズム良く競馬ができました。勝負どころで苦しくなってしまって、本来の動きができませんでした。返し馬は硬さも取れてよくなっていると思いましたが、敗因は分からないです。何もなければいいのですが」

15着1-1 プロミストウォリア(牡7、西村淳也・野中賢二)
野中賢二調教師
「自分の形ではなかったし、やったことのない競馬になってしまった。状態はよかったんですけど…」

推奨馬ミトノオー(④人気)は、スタート良く先行してハナに立った。スムーズに運んでいたが、3~4角でペースが上がるとついて行けずズルズルと馬群へと沈み込み14着惨敗…残念。

レースは、中団からポジションを上げてゴール前で差し切ったサンライズジパング(③人気)が、2番手追走から一旦は抜け出したアウトレンジ(⑪人気)に1/2馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にロードアヴニール(⑨人気)が入り、大波乱決着??

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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