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【2024 フィリーズレビュー(G2)】徹底的に攻略データ篇
*「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。
<2023年のレース検証>
レースは、先団の後ろを追走したシングザットソング(1人気)が、最後の直線コースで抜け出し、追い込んだムーンプローブ(7人気)にクビ差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にジューンオレンジ(11人気)が入り、中波乱決着!?
阪神J F組の連対パターンは13年からの過去10年を見ると、実は2つしかない。まずは前走5着馬が[0-4-0-0]。さらに19年1着プールヴィルのように2走前に阪神JF5着というパターンもある。要は10年で半数は阪神JF5着馬が連対している。そしてもう1つは前走17着馬が[1-1-0-1]と高確率。連対した2頭が13,8人気と低評価だったのに対し、7着に敗れた13年サウンドリアーナは2人気に支持されていた。そして、今年は5着馬の出走はなかったが、17着馬のムーンプローブが2着に入った。
<2人気の信頼度は抜群! 阪神 J Fで最先着した馬にも注目>
[人 気]
[1-3-0-6]の1人気はアテにできず、[4-3-2-1]と複勝率90%を誇る2人気の方が信頼度は断然上。一方で3~5人気は目立つほどの数字は残せておらず、 2桁人気も過去 5年で1勝 3着 3回だから軽くは扱えない。
馬連平均配当 11,473円
と高いのは大波乱だった 14年の影響が大きく、それを除くと4,300円だから中穴狙いの方が良さそう。
(netkeiba.com 想定人気)
想定1人気 コラソンビート(牝3、美浦・加藤志津)
想定2人気 シカゴスティング(牝3、栗東・庄野靖志)
想定3人気 ドナベティ(牝3、栗東・矢作芳人)
想定4人気 バウンシーステップ(牝3、栗東・高橋亮)
想定5人気 カルチャーデイ(牝3、栗東・四位洋文)
![](https://assets.st-note.com/img/1709633933660-iSbun8VjWQ.jpg)
[ステップ]
阪神 J Fからの直行組が[1-6-3-19]で、出走数の比較からも王道といえるローテーション。他に複数の好走馬を輩出している重賞、 OP特別は[2-0-0-8]のエルフィン Sだけということでその差は歴然。 1勝クラス組も[4-2-6-54]と確率は別にして、 3着以内12頭と結果を出している。また、[2-0-0-16]の新馬・未勝利組もノーマークにするのは危険。
阪神JFからの直行組 [1-6-3-19]
16着 カルチャーデイ(牝3、栗東・四位洋文)
3着 コラソンビート(牝3、美浦・加藤志津)
5着 シカゴスティング(牝3、栗東・庄野靖志)
8着 ドナベティ(牝3、栗東・矢作芳人)
エルフィンS [2-0-0-8]
6着 マーシーラン(牝3、栗東・渡辺薫彦)
1勝クラス組勝ち馬 [4-2-6-54]
オメガウインク(牝3、美浦・大和田成)
バウンシーステップ(牝3、栗東・高橋亮)
新馬・未勝利組 [2-0-0-16]
オアシスドール(牝3、栗東・高柳大輔)
レディマリオン(牝3、栗東・長谷川浩大)
![](https://assets.st-note.com/img/1709633971519-Rg5NJsAvrl.jpg)
<攻略ポイント>
①阪神JF出走馬~最先着馬の連対率の高さに注目
格上である阪神JFからの直行組の成績は前述の通りだが、中間にレースを使われた馬も含めた場合は[2-7-4-27]。ここがキャリア3戦目の馬がワンツーだった18年以外は必ず1頭は馬券に絡んでおり、特に最先着していた馬は[1-5-1-3]で、連対率の高さは強調できる。
阪神JF出走馬~最先着馬 [1-5-1-3]
コラソンビート(牝3、美浦・加藤志津)
![](https://assets.st-note.com/img/1709633999346-OGZaHZT0VY.jpg)
②1勝クラス組~前走掲示板内&1~5人気が必須
1勝クラス組の好走馬を精査してみると、前走着順は1,1,5,1,2,1,1,1,4,1,1,5着で、前走時の評価は2,2,1,1,1,3,5,2,5,1,1,2人気。掲示板を外していた馬、6人気以下は1頭もおらず、この線がボーダー。なお、5人気からの2頭は3着なので、連対条件は1~3人気となる。
1勝クラス組~前走掲示板内&1~5人気
1着1人気 オメガウインク(牝3、美浦・大和田成)
4着4人気 セシリエプラージュ(牝3、栗東・中村直哉)
2人気1着 バウンシーステップ(牝3、栗東・高橋亮)
5人気2着 ポエットリー(牝3、栗東・平田修)
![](https://assets.st-note.com/img/1709634209270-4Wd9lK4yHw.jpg)
③コース実績~阪神芝経験馬なら3着以内が理想
阪神の芝コースをすでに経験していた馬は3着以内30頭中24頭で、そのうち15頭は3着以内の実績があった。23年は1〜3着がすべて該当しており、これが理想。さらに残り9頭中7頭は阪神JF出走馬なので、コース経験がありながら、どちらにも該当していない馬は割引。
阪神芝経験馬(3着以内)
エトヴプレ(牝3、栗東・藤岡健一)
コラソンビート(牝3、美浦・加藤志津)
セシリエプラージュ(牝3、栗東・中村直哉)
バウンシーステップ(牝3、栗東・高橋亮)
ビーグラッド(牝3、栗東・岡田稲男)
ポエットリー(牝3、栗東・平田修)
マーシーラン(牝3、栗東・渡辺薫彦)
ロゼフレア(牝3、栗東・中村直哉)
![](https://assets.st-note.com/img/1709634189301-sxOEMpmSNl.jpg)
④波乱の主役~距離延長組
20年以降の5年間に2桁人気で馬券対象になった馬は4頭いるが、そのうち直近といえる 21年3着ミニーアイルと23年3着ジューンオレンジに共通しているのは前走が1200㍍で、今回は距離延長であること。距離延長組の全体成績は[0-0-2-33]だから不振傾向だが、過去3年に3着馬が2頭だと潮目が変わってきた可能性も。なお、この2頭は前走が1勝クラスで1・2人気かつ掲示板内なので、1勝クラス組の好走条件をクリアすることは必須。
前走1200㍍戦の馬
エトヴプレ(牝3、栗東・藤岡健一)
シュシュトディエス(牝3、栗東・清水久詞)
![](https://assets.st-note.com/img/1709634168441-HGwbZOKDUu.jpg?width=1200)
【戦術ポイント】
[軸馬の狙い方]
10万円以上は半数を占める5回。14年には100万馬券も飛び出しており、手広く買って高配当を狙った方が賢明。もちろん、軸候補の筆頭は複勝率90%の2人気。3着2回は15〜16年なので、マルチではなく1・2着のみにマークして流す手も。また、阪神JF出走馬の中で最先着をチェックして、その馬が2人気なら迷わず軸にできる。
![](https://assets.st-note.com/img/1709634143603-RKn5MHU1Zz.jpg)
「相手馬の狙い方」
相手は2桁人気まで手広く流す手だが、9年続いて馬券に絡んでいない関東馬の他に、OP特別組や1勝クラス組も前走着順をチェックして、消せる対象を探したい。
![](https://assets.st-note.com/img/1709634112593-kneot2iWNg.jpg)
[注 意 点]
(関東馬)
関東馬は[0-0-1-31]で、馬券に絡んだのは14年3着工スメラルディーナのみ。連対は13年2着 ナンシーシャインが最後で過去10年からは消滅しており、23年は3,5,6,8人気の4頭で8着が最高。
関東馬 [0-0-1-31]
オメガウインク(牝3、美浦・大和田成)
コラソンビート(牝3、美浦・加藤志津)
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(前走5着以下のOP特別組)
全体成績でも[3-0-1-28Jと分がいいとはいえないOP特別組だが、馬券に絡んだ4頭の前走着順は1,2,4,3着で、前走5着以下の馬は[0-0-0-13] 。23年も勝ち馬を除く 3頭は5着以下から凡走。
OP特別組前走5着以下の馬 [0-0-0-13]
エルフィンS 6着 マーシーラン(牝3、栗東・渡辺薫彦)
![](https://assets.st-note.com/img/1709634083729-eizzFfaqMi.jpg)
(馬番)
過去 10年で馬券に絡んでいない馬番は3・11・18番枠。3番枠は08年、11番枠は11年が最後の好走例。
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[注 目 デ ー タ]
①関西馬
②前走G1以外の(芝)14~1600㍍5着以内or(芝)G1出走
③キャリア2戦以上ですべて5着以内
④社台グループ生産馬
ちなみに、すべて該当したのは、
シカゴスティング・バウンシーステップ・ポエットリー 3頭。
*「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。