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【府中牝馬S(GⅡ)回顧】推奨馬ハーパー15着~何処??

【府中牝馬S結果】
GI馬ブレイディヴェーグが完勝! 11か月ぶりの復帰戦飾る

14日、東京競馬場で行われた第72回府中牝馬ステークス(3歳上・牝・GII・芝1800m)は、中団後方から直線で突き抜けたC.ルメール騎手騎乗の2番人気ブレイディヴェーグ(牝4、美浦・宮田敬介厩舎)が、後方から追い上げた10番人気シンティレーション(牝5、美浦・池上昌和厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分44秒7(良)。

さらに1/2馬身差の3着に1番人気マスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野泰之厩舎)が入った。なお、3番人気モリアーナ(牝4、美浦・武藤善則厩舎)は8着に終わった。

勝ったブレイディヴェーグは、父ロードカナロア、母インナーアージ、その父ディープインパクトという血統。昨年のエリザベス女王杯を制した後は脚部不安などで長期の休養に入っていたが、復帰戦のここでGI馬の貫禄を見せつけた。また、本馬はこの勝利でエリザベス女王杯の優先出走権を獲得した。

【勝ち馬プロフィール】
◆ブレイディヴェーグ(牝4)
騎手:C.ルメール
厩舎:美浦・宮田敬介
父:ロードカナロア
母:インナーアージ
母の父:ディープインパクト
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【府中牝馬ステークス】~騎手コメント~

1着3-5 ブレイディヴェーグ(牝4、C.ルメール・宮田敬介)
「(素晴らしい脚でした)馬の上も気持ち良かったですね。いつも通り、スタートはそんなに速くなかったです。今日は休み明けだったので、最初は軽い騎乗をしたかったので、後ろからになったけど、気にしていなかった。長い休み明けだったから、リスペクトしないといけないですね。だんだんブレイディヴェーグは、自分のリズムで行けました。3、4コーナーで手応えがちょうど良かったですから大外の位置を取りました。すごくいい馬です。能力がチェルヴィニアと同じレベルにあります。残念ながら、たくさん使えないんですが、ポテンシャルはとても高いです。今日は能力で勝ちました。またコンディション上がってきたら、トップレベルで勝てると思います」

2着6-10 シンティレーション(牝5、戸崎圭太・池上昌和)
「ポジション的にはもう少しいいところがほしかったけど、切り替えて乗りました。最後も手応え良く、いい脚で伸びてくれましたね」

池上昌和調教師)「勝ち馬と同じ脚を使ってくれたし、充実が結果に出ました。(今後は)どこか大きいところにチャレンジしないと。それが責任かなと思います。前走後も疲れが出たので、馬の様子を見ながらですね」

3着4-6 マスクトディーヴァ(牝4、川田将雅・辻野泰之)
「厩舎の言っている通り、返し馬からもっと良くなりそうな雰囲気でした。レースでも頑張ってくれているし、これが本番につながってくれればと思います」

辻野泰之調教師)「最終追いでようやくこの馬らしい走りで動けるようになっていましたが、それでも春や昨年秋に比べるとまだ彼女らしさは出ていませんでした。休み明けで、どこまで走れるのかなと思っていましたが、それなりの競馬をしてくれました。上積みは見込めますが、休み明けを走ったのでそれなりに疲れも出そうですし、しっかり馬の様子を見ながらエリザベス女王杯を目標にしていきます」

4着4-7 フィアスプライド(牝6、M.デムーロ・国枝栄)
「一瞬すごくいいと思ったけど、久々だったし、展開もあまり速くなかった。もう少し流れてほしかった。じりじりと頑張ってくれているし、いい馬ですね」

5着8-15 ルージュリナージュ(牝5、横山和生・宗像義忠)
「ゲートは出ているが、枠が枠(15頭立ての大外枠)ですからね。もう少し真ん中がほしかった。折り合いはフワッとしているくらいで、3、4コーナーからリズム重視でいきました。この馬の脚は使っているけど、位置取りが悪かったし、キレ負けもしました。馬は頑張ってくれています」

6着5-9 フィールシンパシー(牝5、横山琉人・小島茂之)
「休み明けで、いい意味でボケッとしていて、ゲートでも落ち着いていました。ゲートが出なくて後ろからでしたが、ペースを考えれば良かったと思います。強いメンバー相手によく頑張ってくれているし、次が楽しみです」

7着2-2 アスコルティアーモ(牝4、津村明秀・林徹)
「ゲートが出なかったけど、初めてこんな(後ろからの)競馬で、最後までしっかり脚を使ってくれました。レースの幅が広がったし、収穫はありました」

8着3-4 モリアーナ(牝4、岩田康誠・武藤善則)
「どうしても注文が着く。スタートしてから2コーナーすぎまで、ハミにぶらさがっている感じだった。もう少しリラックスして走れていれば…。距離も短い方がいいかもしれない」

9着7-12 コンクシェル(牝4、岩田望来・清水久詞)
「気持ち良く行きすぎましたが、それがこの馬のスタイルでもありますから。メンバーもそろっていたし、一回使って状態のアップも見込めます。次はペースを考えて臨みたいです」

10着2-3 ラリュエル(牝5、北村友一・矢作芳人)
「すごく落ち着きがあったし、オンとオフの切り替えができていました。レース内容も良く、頑張ってくれました」

11着5-8 コスタボニータ(牝5、松山弘平・杉山佳明)
「スタート良く、この馬の形で競馬ができました。ラスト1ハロンまで踏ん張ったし、頑張ってくれています」

12着6-11 セントカメリア(牝5、鮫島克駿・高野友和)
「ゲートでおとなしすぎて、開いたときに出なくて後方からですが、リズム良く運べました。いいメンバーの中で、脚を使ってくれたけど、差が縮まりませんでした」

13着8-14 ライラック(牝5、横山武史・相沢郁)
「(ハミを)?んでしまいきつかった。4コーナーはいい感じだったけど、そのわりに伸びませんでした」

14着7-13 モズゴールドバレル(牝5、A.シュタルケ・藤岡健一)
「スタートが良かったし、道中もリズム良く走れました。直線半ばまでいいリズムで走れていたけど、その後は狭くなったし、疲れていました。マイルの方がいいかもしれません」

15着1-1 ハーパー(牝4、武豊・友道康夫)
「どうしたんだろう。いいスタートを切って、手応え良く進んでいたけど、4コーナー手前で一番最初に手応えがなくなった」

推奨馬ハーパー(⑤人気)は、スタート良く先行4、5番手追走。4角を回り直線で追い出されると反応鈍く、ズルズルと馬群の中へ沈み込み15着(最下位)…残念。

レースは、中団後方から直線で突き抜けたブレイディヴェーグ(②人気)が、後方から追い上げたシンティレーション(⑩人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに1/2馬身差の3着にマスクトディーヴァ(①人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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