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【2024 ターコイズステークス(GⅢ)】徹底的に攻略データ篇

*「日本文芸社の重賞競走データBOOK 2024年度版」よりほぼ抜粋。

<2023年のレース検証>

レースは、好位追走から直線で抜け出したフィアスプライド(①人気)が、逃げ粘ったフィールシンパシー(⑧人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにアタマ差の3着にミスニューヨーク(⑥人気)が入り、中波乱決着!?

21年は4歳で④人気1着、22年は5歳で②人気1着と連覇達成。23年は6歳で⑥人気ながら3着入線したのは、ミスニューヨーク。前走の京成杯AHでは56㌔で3着と好走していた同馬は小回りコース(中山・小倉・福島・函館)で[6-1-4-5]と好成績。この馬のように小回りが得意な馬は要チェック!?


<波乱傾向ながら前走GI組なら上位人気馬も信頼できる!?>

[人 気]

15年に重賞昇格。それ以外は、実施条件に変更はないため、OP特別時代(13~14年)も含めた過去10年を対象。

1人気 [3-0-1-6]、2人気 [1-1-0-8] と信頼度は今ひとつ。上位人気で注目できるのは3人気 [1-4-1-4] 複勝率60.0%。

馬連平均配当 9,953円
単勝2桁人気が連対することも珍しくなく、荒れる要素満載のハンデ重賞であることは間違いないが、 1着馬は①〜⑤人気から出ているケースが大半。

(netkeiba.com 想定人気)
想定1人気 ミアネーロ(牝3、美浦・林徹)
想定2人気 ドゥアイズ(牝4、栗東・庄野靖志)
想定3人気 アルジーヌ(牝4、栗東・中内田充正)
想定4人気 アドマイヤベル(牝3、美浦・加藤征弘)
想定5人気 イフェイオン(牝3、栗東・杉山佳明)

過去10年 ターコイズS 人気別成績表

[ステップ]

主力を担うのは、前走G1組 [4-1-2-26] で、秋華賞組 [2-1-1-12]、エリザベス女王杯組 [1-0-1-5] から出走があれば前走着順を度外視して狙える。
同じ重賞でもG2組 [2-1-3-23]、G3組 [1-1-1-19] と低調で過信は禁物。
格下でもOP特別組 [1-3-3-32]、3勝クラス組 [2-3-1-26] を重視した方がいいかも??

前走G1秋華賞組 [2-1-1-12]
12着 アドマイヤベル(牝3、美浦・加藤征弘)
6着 ミアネーロ(牝3、美浦・林徹)
前走G2組 [2-1-3-23]
スワンS 5着 シングザットソング(牝4、栗東・高野友和)
府中牝 6着 フィールシンパシー(牝5、美浦・小島茂之)
前走G3組 [1-1-1-19]
クイーン 7着 イフェイオン(牝3、栗東・杉山佳明)
クイーン 4着 ドゥアイズ(牝4、栗東・庄野靖志)
京阪杯16着 マメコ(牝5、栗東・武英智)
OP特別組 [1-3-3-32]
カシオペ1着 アルジーヌ(牝4、栗東・中内田充正)
みちの13着 キタウイング(牝4、美浦・小島茂之)
新牝 L 7着 グランスラムアスク(牝5、栗東・矢作芳人)
カシオペ14着 コナコースト(牝4、栗東・清水久詞)
ポート L 3着 ジューンオレンジ(牝4、栗東・長谷川浩大)
アンド L 5着 セントカメリア(牝5、栗東・高野友和)
カシオ L 9着 ペイシャフラワー(牝4、栗東・高橋康之)
ラピスラ L 12着 マスクオールウィン(牝3、美浦・牧光二)
オーロ L 11着 ミシシッピテソーロ(牝4、美浦・畠山吉宏)
朱鷺 L 3着 メイショウホシアイ(牝6、栗東・高橋亮)
キャピタ L 12着 モズゴールドバレル(牝5、栗東・藤岡健一)
3勝クラス組 [2-3-1-26]
清水S 1着 ビヨンドザヴァレー(牝4、栗東・橋口慎介)
長岡京1着 ワイドラトゥール(牝3、栗東・藤原英昭)

過去10年 ターコイズS 前走レース名別成績表

<攻略ポイント>

①3勝クラス組~狙い目は3歳の関西馬or4歳の関東馬

3勝クラス組 [3-2-1-31] と連対した5頭は、いずれも3~4歳馬だった。特に関西所属の3歳馬 [1-1-0-3]、関東所属の4歳馬 [2-1-0-7] と好走確率が高く、どちらも複勝回収率100%オーバー。条件に該当する馬が出走なら、積極的に狙いたい。

3勝クラス組3歳の関西馬
ワイドラトゥール(牝3、栗東・藤原英昭)

過去10年 ターコイズS 前走クラス別成績表

②血統~人気不問で要警戒のオルフェーヴル産駒

中山マイルを得意とするダイワメジャー産駒 [2-1-1-5] と活躍しているが、近年、急激に存在感を強めているのがオルフェーヴル産駒 [0-3-1-4]。
1~3人気なら連対率100%まで爆上がり。また、21年13人気ギルデッドミラーが3着に食い込み、人気薄でも要警戒!?

*今年の出走予定馬にオルフェーヴル産駒は無し!!

過去10年 ターコイズS 種牡馬別成績表

③馬齢~5・6歳馬は中山の重賞成績をチェック

連対馬20頭中18頭は3~4歳馬。これに対して、5歳以上は [3-1-5-58] と善戦している。5歳以上で馬券に絡んだ9頭中7頭は、過去に中山芝コースが舞台の重賞レースで3着以内に入った経験があった。該当実績があるか必ずチェック!?

5歳以上(過去に中山芝重賞レースで3着以内に入った経験馬)
フィールシンパシー(牝5、美浦・小島茂之)

過去10年 ターコイズS 馬齢別成績表

④波乱の主役~3・4歳+53~54㌔の関西馬

関西馬は73頭出走して [5-6-8-58]。驚くべきことに、複勝回収率128%は、全馬をベタ買いしてもプラスになってしまう。関西馬を取捨てするポイントは、馬齢とハンデ。まず馬齢は、3~4歳。ハンデは、53~54㌔が狙い目になる。以上の2つの条件を満たした馬 [2-4-2-18]。この中には15年に優勝したシングウィズジョイ(11人気)、18年の2着馬リバティハイツ(10人気)など超の付く人気薄も含まれている。該当馬はマーク必須!!

3・4歳+53~54㌔の関西馬
イフェイオン(牝3、栗東・杉山佳明)
ジューンオレンジ(牝4、栗東・長谷川浩大)
ビヨンドザヴァレー(牝4、栗東・橋口慎介)
ワイドラトゥール(牝3、栗東・藤原英昭)

過去10年 ターコイズS 東西厩舎別成績表

【戦術ポイント】

[軸馬・相手馬の狙い方]

軸として推せるのが複勝率60%超えの3人気馬。19~21年3年連続で連対しており、1・2着固定が推し?? 相手は、まずG1組は前走着順を度外視して選択。G2・G3組は前走で7人気以内に支持されたかチェック!? OP特別組は16年以降、前走で6着以内に入った馬が馬券に絡んでおり、これを基準としたい。3勝クラス組は、関西所属の3歳馬、関東所属の4歳馬をピックアップすればOK。買い目が多くなるようなら、6枠に入った馬や、ハンデ52㌔、55㌔の馬は軽視して消す。

過去10年 ターコイズS 斤量別成績表

[注 意 点]

(6枠)

中山マイルだけに外枠の成績は一息。それでも、5・7・8枠からは複数の連対馬が出ているにも拘らず、6枠 [0-0-0-20] と全滅。2頭いた1人気も8・4着に敗れ、ここでは「死に枠」となる。

過去10年 ターコイズS 枠番別成績表
過去10年 ターコイズS 馬番別成績表

(馬体重480~490㌔台)

馬体重別では480~490㌔台 [1-1-3-34] と低調。連対した2頭は16年の1・2着馬で、G3となった過去5年は21年3着ギルデッドミラーが最高。21年1人気7着スマートリアンは480㌔だった。

前走・馬体重480~490㌔台の馬
アドマイヤベル(牝3、美浦・加藤征弘)=前走496㌔
イフェイオン(牝3、栗東・杉山佳明)=前走484㌔
メイショウホシアイ(牝6、栗東・高橋亮)=前走496㌔

過去10年 ターコイズS 馬体重別成績表

[注 目 デ ー タ]

①同年(芝)重賞3着以内実績
②近2走以内に(芝)で3着以内がある
③中山(芝)特別競走で連対実績
④父か母父がロベルト系orキングマンボ系

ちなみに、すべて該当したのは
        ミアネーロ(牝3、美浦・林徹) 1頭のみ。
*「モバイル サラブレの重賞のツボ」を参考に抜粋。


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