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【東京新聞杯(G3)回顧~その先へ】血統篇

【今週のスケジュール】
05日(月)07:00頃
クイーンC、共同通信杯、京都記念の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」
06日(火)07:00頃 東京新聞杯、きさらぎ賞の回顧~日刊馬番コンピ篇
07日(水)07:00頃 東京新聞杯、きさらぎ賞の回顧~血統篇
08日(木)07:00頃
日記「術はあるⅡ~その先へ」、クイーンCの「徹底的に攻略データ篇」
09日(金)07:00頃 共同通信杯、京都記念の「徹底的に攻略データ篇」
10日(土)07:00頃 クイーンCの「予想篇」
10日(土)19:00頃 クイーンCの「回顧篇」
11日(日)07:00頃 共同通信杯、京都記念の「予想篇」
11日(日)19:00頃 共同通信杯、京都記念の「回顧篇」

個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。

【東京新聞杯の結果】
レースは、中団追走から直線で各馬を差し切ったサクラトゥジュール(7人気)が、逃げ粘ったウインカーネリアン(4人気)に1馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にホウオウビスケッツ(8人気)が入り、大波乱決着!!

傾向面からみると、まずは「4歳」が[4-5-4-27]複勝率32.5%と他の世代を一歩リード。また、「牝馬」が過去10年で4勝をマーク。今年の出走予定馬で「4歳×牝馬」の好走ポイントに完全合致するのが、マスクトディーヴァは出遅れが響いて6着敗退。最後に「木村厩舎」が[1-1-1-0]馬券率100%。今年送り込む1頭、23年NHKマイルC2着ウンブライルは4歳牝馬。ここで挙げた3つの好走ポイントすべてに合致も9着敗退。

血統面からみると、「母父欧州型」に注目。出走馬16頭中10頭内3頭(1着サクラトゥジュール、2着ウインカーネリアン、3着ホウオウビスケッツ)のワンツースリー決着。

トラックバイアスからみると、今開催における4歳以上の芝競走では、開幕から差し有利の傾向が強く、2月3日終了時点での勝ち馬7頭のうち、6頭が4角5番手以下の位置取り。現状、古馬戦では末脚のしっかりした馬が優位の立場にある。

【血 統 傾 向】
パワー寄りの瞬発力型レース!!
芝中距離指向の切れに優れた血統!!
父ディープ、Tサンデー系。なかでも母父が欧州型
デインヒルやストームキャットを持つ馬の好走が目立つ舞台

近5年1着〜3着の父、母父の系統

2024年
1着サクラトゥジュール
父ネオユニヴァース(サンデー系/日)×母父ロベルト系/欧
2着ウインカーネリアン
父スクリーンヒーロー(ロベルト系/欧)×母父ミスプロ系/欧
3着ホウオウビスケッツ
父マインドユアビスケ(ノーザンダンサー系/米)×母父ミスプロ系/欧
2023年
1着ウインカーネリアン
父スクリーンヒーロー(ロベルト系/欧)×母父ミスプロ系/欧
2着ナミュール
父ハービンジャー(ノーザンダンサー系/欧)×母父サンデー系/日
3着プレサージュリフト
父ハービンジャー(ノーザンダンサー系/欧)×母父サンデー系/日
2022年
1着イルーシヴパンサー
父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/欧
2着ファインルージュ
父キズナ(サンデー系/日)×母父ナスルーラ系/米
3着カラテ
父トゥザグローリー(ミスプロ系/欧)×母父ノーザンダンサー系/米
2021年
1着カラテ
父トゥザグローリー(ミスプロ系/欧)×母父ノーザンダンサー系/米
2着カテドラル
父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
3着シャドウディーヴァ
父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
2020年
1着プリモシーン
父ディープインパクト(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
2着シャドウディーヴァ
父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
3着クリノガウディー
父スクリーンヒーロー(ロベルト系/欧)×母父ヘイロー系/米

【東京新聞杯 血統背景】

サクラトゥジュール(牡7、美浦・堀宜行)は、父ネオユニヴァース×母サクラレーヌ(母父シンボリクリスエス)。サクラユニヴァースの全弟で、サクラプレジデントの甥。近親にはサクラチヨノオーやサクラホクトオーのいる血統。父ネオユニヴァースはダービー、皐月賞の2冠馬で、ヴィクトワールピサやロジユニヴァースなどの父。母父シンボリクリスエスはロベルト系。どちらかというと中距離馬でマイルなら時計が掛かってきて欲しいタイプ。7歳でも衰えはなく、内から上手く立ち回れれば連下は可能??

同馬は、スタート良くてすんなり中団内側追走。道中は折り合って脚を溜めて、直線で最内へ進路を取ると末脚を鋭く伸ばして、ゴール手前できっちり差し切って優勝。これで東京競馬場での成績は[4-2-0-2]と、東京巧者。馬齢を気にせず、馬のペースにあわせ、堅実に階段を駆け上がってきた晩成タイプだけに、次走(東京)も要注目!?

ウインカーネリアン(牡7、美浦・鹿戸雄一)は、父スクリーンヒーロー×母コスモクリスタル(母父マイネルラヴ)。ウインルチルやウインシトリンの半弟で、母コスモクリスタルはJRA4勝(芝1200)。母母クリスチャンネームは函館3歳S3着。アウトブリードの母にノーザンダンサー4×4とヘイルトゥリーズン4×4をもつスクリーンヒーローが配されてメリハリのきいた配合。父中距離×母短距離らしい先行脚質だが、母はしなやかなタイプでストライドは伸びる。昨年の東京新聞杯は45.8-46.0の平均ペースで逃げナミュールの追い込みを封じた。もちろんここは連覇を狙う。

昨年の本レース勝ち馬。その後は未勝利だが、4戦中2戦が海外で、国内2戦も安田記念と毎日王冠での8着、5着なら、決して悲観する内容ではない。ここで連覇を果たし、再び上昇気流に乗りたい!?

同馬は、抜群のスタートから難なくハナに立って逃げた。直線も渋太く粘り込み、ゴール手前で交わされて2着。同馬が出走するレースは、持続力勝負になりやすく、当レースを見る限り衰えはなく、短期での先行なら次走も十分狙える1頭。

ホウオウビスケッツ(牡4、美浦・奥村武)は、父マインドユアビスケッツ×母ホウオウサブリナ(母父ルーラーシップ)。祖母はキングカメハメハの半妹で、ホウオウユニコーンの半弟。父マインドユアビスケッツはロベルト内包のヴァイスリージェント系で、デルマソトガケやショーモンの父。母父ルーラーシップだからマンファスの4×3を持ち、父がデピュティミニスターのクロスを持つので機動力も高い血統。前走は久々でだいぶ掛かって最後はガス欠。1度使った上積みとマイルに短縮してどこまでやれるか。あまり速い決着は望まないので、スローの前残りを。

同馬は、好スタートから好位の内で折り合い追走。4角でも手応え十分で、直線は少し外へ出されると、しっかり伸びるも3着まで。持続力を武器に好走するタイプだけに、展開がキーポイント!? 条件付きで、次走も注目!!


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