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【函館2歳S(GⅢ)回顧】推奨馬カルプスペルシュ5着~何処!?

【函館2歳S結果】
世代初の重賞ウイナーはサトノカルナバル
3年目・佐々木大輔騎手も重賞初制覇!!

13日、函館競馬場で行われた第56回函館2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)は、好位追走から直線の追い比べを制した佐々木大輔騎手騎乗の1番人気サトノカルナバル(牡2、美浦・堀宣行厩舎)が、逃げ粘った8番人気ニシノラヴァンダ(牝2、美浦・奥平雅士厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分09秒2(良)。

さらにアタマ差の3着に2番人気エンドレスサマー(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)が入った。なお、3番人気エメラヴィ(牝2、栗東・松永幹夫厩舎)は10着に終わった。

勝ったサトノカルナバルは、父キタサンブラック、母リアリサトリス、その父Numerousという血統。東京の新馬戦に続くデビュー2連勝で、世代初のJRA重賞ウイナーとなった。前走が本州の競馬場だった馬の函館2歳S優勝は史上初。また、鞍上の佐々木大輔騎手にとってもこれが初のJRA重賞勝利となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆サトノカルナバル(牡2)
騎手:佐々木大輔
厩舎:美浦・堀宣行
父:キタサンブラック
母:リアリサトリス
母の父:Numerous
馬主:里見治
生産者:ノーザンファーム

【函館2歳S】~騎手コメント~

1着5-7 サトノカルナバル(牡2、佐々木大輔・堀宣行)
「頼んでいただいた堀先生(調教師)や里見ーナーには感謝しています。カルナバル自身に乗ったのは追い切りの1回だけだったんですが、そのときから感触が良くてすごくいい馬だと感じていましたし、こういったチャンスなかなかないのでしっかりものにしたいと思っていました。初めての1200メートル、距離短縮ということもあったので多少、流れに乗せていったぶん、馬がハミをくわえるのがちょっと甘くなってしまったんですが、直線の手応えは他の馬と違っていたなと思います。正直、僕も前走を見た感じだったら距離を延ばしてもいいのかなというような印象だったんですが、本当に先生がここに使ってきてくれたことに感謝していますし、今後さらに活躍してくれると思います。今回重賞を勝たせていただいたんですが、もっともっと重賞を勝てるように頑張りたいですし、今年は70勝できたらなと思っていたのでさらに頑張りたいと思います」

2着4-5 ニシノラヴァンダ(牝2、永野猛蔵・奥平雅士)
「速いのがいたら控えてもと思っていましたが、いちばん速かったですし、枠も良くてハナに行けました。最後までしっかり走ってくれましたが、勝った馬が強かったですね」

3着1-1 エンドレスサマー(牡2、横山和生・上原佑紀)
「この馬なりに緩急を利かせた競馬ができ、新馬と違う展開にも対応してくれた。少し緩いので馬場を気にするところもありましたが、ラストは脚を伸ばしてくれましたし、いい競馬でした」

4着8-14 ヤンキーバローズ(牡2、岩田康誠・上村洋行)
「(ベストの)距離は1200メートルじゃないかも知れない。うまくはまれば勝ち負けがあったかも知れないが、もう少し距離があった方がいい」

5着6-10 カルプスペルシュ(牝2、鮫島克駿・石坂公一)
「スムーズな競馬ができました。勝ち馬をマークして運びましたが、最後は止まってしまいました。今日のところは完敗ですね」

6着3-3 リリーフィールド(牝2、武豊・小崎憲)
「内枠で窮屈になったかな。ただ、芝でもやれるね。外に出してから脚を使っていた」

7着4-6 モズナナスター(牝2、菱田裕二・矢作芳人)
「2番手から運びましたが、途中からおっつけながらになって、最後は止まりました」

8着2-2 チギリ(牝2、北村友一・鹿戸雄一)
「内枠でポジションが取れませんでした。もう少し距離があった方がいいですね」

9着6-9 ヴーレヴー(牝2、浜中俊・武幸四郎)
「ゲートでトモ(後肢)が踏ん張れず少し置かれました。前が止まらない展開でしたし、位置取りがすべてですね」

10着8-13 エメラヴィ(牝2、横山武史・松永幹夫)
「左にもたれる面がより強くなってしまっていて、向こう正面では口もロックしてしまい、いい競馬ができなかった」

11着3-4 ヒデノブルースカイ(牡2、高杉吏麒・梅田智之)
「ゲートが開く直前に前かきをして出遅れた。3、4コーナーでは走りがバラバラになりました」

12着7-11 シュードタキライト(牡2、丹内祐次・菊川正達)
「追走がきつくなりました」

13着5-8 ラインパシオン(牝2、大江原比呂・水野貴広)
「4角までいい感じでしたが、最後は苦しくなりました。このクラスでは…」

14着7-12 オカメノコイ(牝2、藤岡佑介・小笠倫弘)
「またダートで頑張ってくれると思います」

推奨馬カルプスペルシャ(4人気)は、スタート良く先行5番手追走。勝ち馬サトノカルナバルをマークするように、4角辺りから追い出されて直線で伸びを欠きつつも何とか5着入線…残念。

レースは、好位追走から直線の追い比べを制したサトノカルナバル(1人気)が、逃げ粘ったニシノラヴァンダ(8人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにアタマ差の3着にエンドレスサマー(2人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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