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【シンザン記念(G3)回顧】推奨馬アルトゥーム7着…何処??

【シンザン記念結果】
ノーブルロジャーが突き抜け無傷の2連勝!

8日、京都競馬場で行われた第58回シンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)は、道中は中団を追走し、直線で外から一気に突き抜けた川田将雅騎手騎乗の3番人気ノーブルロジャー(牡3、栗東・吉岡辰弥厩舎)が、好位から脚を伸ばした1番人気エコロブルーム(牡3、美浦・加藤征弘厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒5(良)。

さらにアタマ差の3着に17番人気ウォーターリヒト(牡3、栗東・河内洋厩舎)が入った。なお、2番人気ショーマンフリート(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)は5着に終わった。

勝ったノーブルロジャーは、父Palace Malice、母Noble Ready、その父More Than Readyという血統。昨年11月の新馬戦(東京)に続く無傷の2連勝で重賞初制覇を果たした。

【シンザン記念】~騎手コメント~

1着3-5 ノーブルロジャー(牡3、川田将雅・吉岡辰弥)
「なかなか大変なところもありましたけど、能力の高さを見せてくれるレースだったと思います。レースが出入りの激しい形になって、なかなか簡単には収まらず、その中でこのポジションになったので、そこからレースを組み立てました。全体的に馬場は変わらない中で、開幕日から内をみんなしっかり使ってきましたので、あえてここは外を選びました。(同じパレスマリス産駒のジャンタルマンタルと)似ていると感じるところもありました。とてもいい種馬だなと思いますし、この馬も重賞馬になれて良かったと思います。今年もすぐに(重賞を)勝たせてもらってありがたく思いますし、けがなくみなさんの求める結果を残したいと思います」

2着7-13 エコロブルーム(牡3、C.ルメール・加藤征弘)
「初めての右回りで、1コーナーでは馬のバランスが良くなかった。一生懸命に走る馬。直線ではすぐに反応できなかったけど、ひと息入った後に伸びてくれました。馬場が緩いのも、あまり良くなかった。それでも2着ですし、能力のある馬です」

3着7-14 ウォーターリヒト(牡3、幸英明・河内洋)
「ちょっとテンに忙しくて、ポジションが後ろの方になってしまいました。3、4コーナーの手応えはよくて、しっかりと伸びてくれました。力はありますね」

4着3-6 ラーンザロープス(牝3、横山典弘・武幸四郎)
(武幸四郎調教師)
「頑張りましたね。精神的に紙一重の部分はあるが、いい方向に成長しているのを感じました」

5着8-16 ショーマンフリート(牡3、戸崎圭太・手塚貴久)
「スムーズに流れに乗って、いい感じで直線に向きましたが、じりっぽくなりました」

6着1-1 テイエムリステット(牡3、酒井学・木原一良)
「基本、ダートかと思っていましたが、渋った馬場を苦にせず、走ってくれました。内枠で(京都)金杯の岩田さんのように内からいこうと考えていて、直線ではジワッと伸びてくれました。馬群の中でもひるまず、いい勉強になったと思います」

7着5-9 アルトゥーム(牡3、藤岡佑介・藤岡健一)
「スタートがすべてですね。(ゲートの)中で力が入っている感じで、うまく出し切れませんでした。そのぶん、ポジションが悪くなって、馬場の悪いゾーンに押し込められました。広いところに出してからは、のびのびと走れていました」

8着4-8 ゼルトザーム(牡3、北村友一・加用正)
「スタートは五分に出ました。行ければ、ハナでもいいと思っていました。最後もよく頑張っています」

9着6-12 ケーブパール(牝3、藤岡康太・友道康夫)
「馬場傾向を考えて、ポジションを取りにいこうとしましたが、初速があまりつかずに中団から。向こう正面で両サイドから挟まれる不利が痛かったですね。リズムを崩した中でも脚は使ってくれています」

10着4-7 タイキヴァンクール(牡3、浜中俊・中尾秀正)
「正直、前回の疲れがあったと思います。馬場もボコボコしていて、(その状態が)あまりいい馬ではありません。余計にスタミナがなくなってしまいました。しっかり休ませて力をつければ、ポテンシャルはある馬です」

11着5-10 バレルターン(牡3、西村淳也・茶木太樹)
「ゲートが出負け気味。ポジションを取ってからはしっかりと走っていました。勝ち馬と同じ位置にいましたが、切れ負けしました」 松山弘平騎手(フェリーニ=12着)「3番手から運べましたが、直線で右にもたれてしまうところがありました」

12着7-15 フェリーニ(牡3、松山弘平・橋口慎介)

13着8-17 ナイトスラッガー(牡3、L.モリス・小栗実)
「調教で感じたポテンシャルなら差し切れると思っていました。実際に4角では勝てると思いましたが、だらしなかったように距離が短いのかもしれません。折り合いもつくので、2000メートルなら位置を取れると思います」

14着1-2 ノボリショウリュウ(牡3、角田大河・石橋守)

15着2-3 タイセイレスポンス(牡3、M.デムーロ・安田翔伍)
「あまり伸びませんでした」

16着8-18 メイショウサチダケ(牡3、和田竜二・鈴木孝志)
「大外枠だったので相手を見ながら運びました。折り合いもつきましたが、距離が短いところで集中させた方がいいのかもしれません」

17着2-4 デルシエロ(牡3、坂井瑠星・清水久詞)
「ゲートは今までで一番出ました。強い馬と戦って、いい経験になればと思います」

18着6-11 シトラール(牡3、A.ルメートル・萩原清)
「スタートから元気よく運べましたが、コーナーの途中で手応えが怪しくなり直線は反応できませんでした」

推奨馬アルトゥーム(6人気)は、スタート悪く後方3番手辺り追走のまま4角も大外から直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されても反応鈍く、伸びてはいるが7着まで…残念。

レースは、道中中団を追走し、直線で外から一気に突き抜けたノーブルロジャー(3人気)が、好位から脚を伸ばしたエコロブルーム(1人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにアタマ差の3着にウォーターリヒト(17人気)が入り、2連系が本命決着!? 3連系が大波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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