【函館スプリントS(G3)回顧~その先へ】血統篇 1 Haya 2024年6月12日 07:00 【今週のスケジュール】11日(火)07:00頃 エプソムC、函館スプリントSの回顧~日刊馬番コンピ篇12日(水)07:00頃 エプソムC、函館スプリントSの回顧~血統篇13日(木)07:00頃 日記「術はあるⅡ~その先へ」14日(金)07:00頃 マーメイドSの「徹底的に攻略データ篇」15日(土)07:00頃 米子S(L)の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」15日(土)19:00頃 米子S(L)の「日刊馬番コンピ指数分析回顧篇」16日(日)07:00頃 マーメイドSの「予想篇」16日(日)19:00頃 マーメイドSの「回顧篇」17日(月)07:00頃 宝塚記念 の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。【函館スプリントSの結果】レースは、道中は好位につけ、直線で馬群を割って抜け出したサトノレーヴ(2人気)が、同じく好位から脚を伸ばしたウイングレイテスト(5人気舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にビッグシーザー(3人気)が入り、中波乱決着!?傾向面からみると、中団より前につけて速い脚を繰り出せるような、センスと器用さが求められるレース。今年の上位馬(4角通過順位)は、1着→3番手、2着→3番手、3着→6番手。血統面からみると、「父欧州型×母父欧州型」に注目。出走馬16頭中4頭内2頭(1着サトノレーヴ、2着ウイングレイテスト)が馬券に絡んだ。また、「父欧州型×母父米国型」に注目。出走馬16頭中1頭(3着ビッグシーザー)が馬券に絡んだ。トラックバイアスからみると、函館芝1200㍍は最後の直線が約260㍍しかない小回りコース。基本的には前の組が強い。相当なハイペースにでもならない限り、追い込み一手のタイプにとっては厳しい戦いとなる。【血 統 傾 向】ダート適性も高い血が有効!?欧州型やノーザンダンサー系の血と 米国型やダート適性も高い血を両方持つ馬。欧州型ミスプロ系の血を持つ馬。近5年1着〜3着の父、母父の系統2024年1着サトノレーヴ父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父ナスルーラ系/欧2着ウイングレイテスト父スクリーンヒーロー(ロベルト系/欧)×母父ナスルーラ系/欧3着ビッグシーザー父ビッグアーサー(ナスルーラ系/欧)×母父ノーザンダンサー系/米2023年1着キミワクイーン父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日2着ジュビリーヘッド父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日3着トウシンマカオ父ビッグアーサー(ナスルーラ系/欧)×母父サンデー系/日2022年1着ナムラクレア父ミッキーアイル(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米2着ジュビリーヘッド父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日3着タイセイアベニール父ベーカバド(ノーザンダンサー系/欧)×母父ロベルト系/欧2021年(札幌)1着ビアンフェ父キズナ(サンデー系/日)×母父ナスルーラ系/欧2着カレンモエ父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父ノーザンダンサー系/米3着ミッキーブリランテ父ディープブリランテ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧2020年1着ダイアトニック父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日2着ダイメイフジ父アグネスデジタル(ミスプロ系/米)×母父サンデー系/日3着ジョーマンデリン父ジョーカプチーノ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧【函館スプリントS 血統背景】サトノレーヴ(牡5、美浦・堀宜行)は、父ロードカナロア×母チリエージェ(母父サクラバクシンオー)。快速ハクサンムーンやバーバリアンクラシック(独G3・芝2000m)勝ちウォーリングステイツの半弟で、シャルルゲランの甥。母チリエージェはJRA5勝(芝ダ1000~1400)。牝祖メガミゲランは北九州記念3着。ロードカナロア×サクラバクシンオーはファストフォース、キルロード、テイエムトッキュウなど短距離で大成功している配合だ。本馬も芝1200では[4-1-0-0]。前走春雷Sでは差しに回ってキッチリ届いた。粘着力兼備で洋芝も合うタイプ。前走の春雷S(リステッド・中山・芝1200㍍)を勝利。2022年の2勝クラス・勝浦特別(中山・芝1200㍍)では、同週のスプリンターズS(1分07秒8)を上回る1分07秒7の勝ち時計をマークしており、スピードは一級品。同馬は、スタート良く、落ち着き十分に好位イン追走。手応え良く運び、直線で開いた1頭分の進路を突くと、そこから力強く抜け出して快勝。枠や展開も向いたが、力もつけている!? 血統から、父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーというファストフォースと同じ血統構成だけに、スプリントG1でも期待したい!?ウイングレイテスト(牡7、美浦・畠山吉宏)は、父スクリーンヒーロー×母グレートキャティ(母父サクラユタカオー)。ベストメンバーの半弟で、トラストケンシンやフリーフリッカーの叔父。オークス馬チョウカイキャロルも同牝系。父スクリーンヒーローはグラスワンダーの代表産駒でモーリス、ゴールドアクター、ウインマリリンなどを出し成功。デイリー杯2歳S2着など2歳時からマイル路線で活躍してきたが、しぶとい先行に磨きをかけ、スワンSは平均ペースの番手でまんまと流れ込んだ。1200であれぐらいのペースで先行できるかどうかだろう。昨秋のスワンSで待望の重賞タイトルを獲得。初の海外遠征となった前走の1351ターフスプリント(G2・サウジアラビア・芝1351㍍ル)では4着に健闘した。帰国初戦になるが、中間は好調時と遜色のない動きを見せており、力の出せる態勢は整った。同馬は、スタートは互角も行き脚が無く、押して好位追走。外々を回らされたが、勝負どころでの行きっぷりは良く、追い出してからもしっかりと反応して2着確保!! 勝ち馬にうまく運ばれてしまっただけで、この馬も能力は示して、この距離も合う。母の父サクラユタカオーの成長力とスピードの持続力が7歳でも活躍する源も、1分7秒台前半、1分6秒台の高速馬場になると?? 展開次第では要注意??ビッグシーザー(牡4、栗東・西園正都)は、父ビッグアーサー×母アンナペレンナ(母父Tale of Ekati)。ビッグドリームの全兄でメテオロロジストの甥で、母アンナペレンナはJRA3勝(ダ1700~1800)。近親に北米で芝ダ両方のG1に勝ったムシャウィッシュ。父ビッグアーサーは高松宮記念に勝ったサクラバクシンオー産駒でトウシンマカオやブトンドールを輩出。父も母もクロスが多く、特に母はストームキャット3×3なのでビッグアーサー産駒にしては完成が早かった。とはいえ最近は差すケイバでも好走し幅を広げている。大型でパワー兼備で洋芝もOK。4歳初戦となった淀短距離S(リステッド・京都・芝1200㍍)で5勝目を挙げ、2走前のオーシャンSでは2着に好走。GⅠ初挑戦となった高松宮記念は7着に敗れたが、強敵にもまれた経験を糧にさらなる飛躍を期待したい。同馬は、スタート良く、中団前めを追走。勝ち馬と近い、ポジションで道中のリズムは良かったものの、直線でなかなか手前が替わらず、そこで差を詰めることができなかった。最後にようやく勢いがついたが、2着馬に並びかけたところがゴール。ベストは平坦ではなく坂がある1200㍍戦であり、ハイペースが定番の中山は合うはずなので、今後も要注意!? ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #競馬 #JRA #データ分析 #血統 #G3 #日刊コンピ指数 #函館スプリントS #サトノレーヴ #ビッグシーザー #ウイングレイテスト 1