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【2023 セントライト記念(G2)】徹底的に攻略ラップ篇
*中山競馬場(芝)2200㍍で施行された
過去10年分のセントライト記念資料
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中山外回りコースを走る3歳限定菊花賞トライアルレース。コーナーが緩やかでカーブの影響が小さいために、道中から持続ラップになりやすいのが特徴。レースラップは、コース全周の高低差の頂点となる2コーナー過ぎからずっと少しずつ加速していく形で流れていく。後半の仕掛けどころも明確に急加速というポイントがなく、だらだらと速くなっていきゴールまでなだれ込むイメージ。
いわゆる緩急が小さいラップが特徴のため、3コーナー通過では前方に位置した方が有利。そして、上がり3位以内と4位以下で大きな差がなく、上がりの瞬発力や末脚の速さを武器にしている馬がその持ち味を活かしにくいというのも大きな特徴。
上がり順位が重要なダービーとは適性が違うため、大敗していた馬でも巻き返せるだけに要注意!?
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*下記は「競馬の天才!」10月号で記載された「久保和功~ラップ理論の改革」~京大式『純正3ハロン』より、ほぼ抜粋してきた記事になります。
【「純正3ハロン」とは??】
「推定3ハロン」が今走の3ハロンを予測するデータに対して、「純正3ハロン」は過去走の上がり3ハロンを正しく評価するデータとなります。
「純正3ハロン」=(ラスト1ハロン)×2+(ラスト2ハロン目)
つまり、ラスト3ハロン目をカットして、ラスト1ハロンに比重を置いたもの。分かりいやすい例が宝塚記念の2着馬スルーセブンシーズの前走、中山牝馬S。
「レースのラスト3ハロン」=12.0秒-11.2秒-11.3秒=34秒5
純正3ハロン=11.3秒×2+11.2秒=33秒8
実際の「レースのラスト3ハロン」が34秒5に対して、「純正3ハロン」は33秒8(今年の上半期の重賞では堂々の2位)となり、瞬発力レベルが高いレースだったと判断できる。
”注意すべき【夏の上り馬】”
コスモサガルマータ(3勝クラス)
2戦目の未勝利戦を勝って、続く紫菊賞(1勝クラス)で後の京都新聞杯2着馬ダノントルネードを差し切り。ラジオNIKKEI賞(G3)は11着に敗れたが、自己条件の月岡温泉特別(2勝クラス)で3勝目。上がり最速32秒7は2位に0秒3差をつける圧巻の末脚だった。
「純正3ハロン」=10秒8+11秒2×2=33秒2
ハイレベルなラジオNIKKEI賞の上位3頭に割って入る第2位に位置するタイムは、重賞でも見劣りはしない!?