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【セントライト記念(G2)回顧】推奨馬ソールオリエンス2着…ヨシ??

【セントライト記念結果】
レーベンスティールが雪辱果たし初重賞制覇!

18日、中山競馬場で行われた第77回セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)は、中団から脚を伸ばしたJ.モレイラ騎手騎乗の2番人気レーベンスティール(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、中団後方から脚を伸ばした1番人気ソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒4(良)。

さらに1.1/4馬身差の3着に3番人気シャザーン(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が入った。

勝ったレーベンスティールは、父リアルスティール、母トウカイライフ、その父トウカイテイオーという血統。新馬戦ではソールオリエンスにクビ差で敗れていたが、ここで見事雪辱を果たしての初重賞制覇となった。

【セントライト記念】~騎手コメント~

1着3-4 レーベンスティール(牡3、J.モレイラ・田中博康)
「先週の金曜日(9月15日)に乗って良い馬だと分かっていたので今日は自信をもってのぞめた。
レースはとてもいい勝ち方をしてくれた。良かったです。
特別な馬になる可能性が非常に高い。G1馬になるチャンスがあります」

(田中博康調教師)
「上手にスタート、進路どり、ゴールまでスムーズに運べました。これだけのポテンシャルを見せることができました。今日は距離2ハロンの延長も心配でしたが、上手にリズム良く折り合いもついていました。パドックから入れ込みが目立ったり、気持ちが昂りもみられることもあるが、今日は絶妙なところで乗ってくれました。この馬の気持ちを競馬までも、レース中も、尊重しつつ昂らせませんでしたね。距離は持たせられるとジョッキーは話していましたが、それがベストの距離なのかは半信半疑。モレイラ騎手は2000から3000は許容範囲だと話していました。コントロール性が向上したし、距離が伸びる面ではプラス。これまでのメンバーで、このパフォーマンスは自信になったし、ここから相談していきます。適性を見極めて、ベストの選択をしたいです」

2着8-14 ソールオリエンス(牡3、横山武史・手塚貴久)
(手塚貴久調教師)「格好はついたが残念でした。4コーナーでふられてしまって、ここで2馬身離された。外外を回される形になりましたが、それでも走っているし勝てなかったが悪い内容ではない。距離も保つのがわかりました。なんとか本番リベンジ。チャンスはあると思います。今日は安全策で、ジョッキーとは、外外を回ってもいいから、力を信じて乗ろうと。本番は色々考える。圧倒的に逆転された訳ではないですし、コーナーで膨らむ課題は良くなったと思います」
3着4-6 シャザーン(牡3、岩田望来・友道康夫)「ここ3走よりもゲートを出てくれたし、すごくいいポジションで前半進められた。すごく道中もリズム良く、かかることなく進めて、最後の直線はもしかしたら勝てるんじゃないかという勢いだった。この馬の競馬ができて、能力は感じました。次以降もこういう競馬ができれば、勝ち負けになると思います。今後に期待しています」
4着2-2 セブンマジシャン(牡3、西村淳也・高野友和)
「いい状態でした。あともう少しでした。
このいいメンバーでも差がなかった。今後の成長に期待したいです」
5着1-1 キングズレイン(牡3、C.ルメール・手塚貴久)
「もう少し距離が欲しい。スタートが遅い感じで、
最後はきているが、坂を登ってからいっぱいになりました」
6着7-13 ウインオーディン(牡3、三浦皇成・鹿戸雄一)「叩いて馬の状態は良くなっていました。ゲートは出たんですが、人気馬の後ろでマークする形でいきました。2着には離されたんですが、最後は詰め直していたので、成長は感じました。折り合いがカギなんですが、今日の感じなら距離は延びても大丈夫そうですね。ここにきて馬がしっかりしてきてくれたと思います」

7着4-7 シルトホルン(牡3、大野拓弥・新開幸一)
「前に壁をつくって、ロスのない競馬ができました。道中の感じはよかった。一戦一戦良くなっているのを感じました」

8着3-5 ドゥラエレーデ(牡3、坂井瑠星・池添学)
「自分のペースで運べました。
直線を向くくらいでも反応できましたが、最後は苦しくなりました」

9着5-9 アームブランシュ(牡3、吉田豊・竹内正洋)
「スタートが出なかった。もう少し馬込みで競馬がしたかったです。他力本願なので自分から動けないが、最後は脚を使っていて、これからの馬ですね。徐々に力をつけてきている」

10着6-10 ウィズユアドリーム(牡3、松山弘平・吉岡辰弥)
「スタートが良くて、自分のリズムでいい形で運べました。相手も強かったですし、まだこれからの馬です」

11着6-11 シルバープリペット(牡3、嶋田純次・松山将樹)
「スタートはポンと出てくれて出していったが、最初の坂で少し進みが悪かった。その後はゆっくりと運んで、せこく内を回るような形になりました。4コーナーも上位の馬たちと一緒に動けていけたが、最後の坂で踏ん張れないような形でした」

12着2-3 コレオグラファー(牡3、菅原明良・高柳大輔)
「ゲートの中がうるさくて出られませんでしたが、前に行った方がいいタイプなので無理にでも出していきました。そのぶんハミをかんでしまって、リズムがよくありませんでした」

13着5-8 ウイニングライブ(牡3、丸山元気・金成貴史)

14着8-15 グリューネグリーン(牡3、田辺裕信・相沢郁)
「雰囲気は悪くない。積極的に運んでいったけど、最後は力尽きました」

15着7-12 コスモサガルマータ(牡3、松岡正海・梅田智之)
「中山コースで手前を替えすぎていました。その度にバランスを崩す感じで、ワンターンの方がいいです」

推奨馬ソールオリエンス(1人気)は、出脚が無く後方追走のまま直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、中団から脚を伸ばしたレーベンスティール(2人気)が、中団後方から脚を伸ばした同馬に1.3/4馬身差をつけ優勝。さらに1.1/4馬身差の3着にシャザーン(3人気)が入り、久々の本命決着!!

馬券は、的中! ただ、元返し…残念。


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